チーム・ブリッツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 08:38 UTC 版)
「ゾイド新世紀スラッシュゼロ」の記事における「チーム・ブリッツ」の解説
トロスファームに本拠地を置くバトルチーム。当初は弱小チームであったが、誰も乗りこなせなかったライガーゼロを乗りこなせるビットがやって来たことにより、次第に実力派チームへと成長していく。 ビット・クラウド 声 - 櫻井孝宏 搭乗ゾイド『ライガーゼロ』 本編の主人公。16歳。格闘戦を主体とした戦法を基本とする。「最高のパーツをつけた最高のゾイドに乗る」という夢を持ち、まずはパーツを探そうとジャンク屋をしながら光学迷彩を装備したトラックで各地を放浪していた。しかしトロスファームに食糧目当てで忍び込んだ際にチーム・ブリッツに捕まり、偶然にも格納庫でライガーゼロと遭遇。そして、誰一人操れなかったライガーゼロを乗りこなしたことにより、チーム・ブリッツのメンバーとしてゾイドバトルの頂点を目指すことになる。ウォーリアー登録ナンバーは777-A-09。 性格は天性の楽天家のため少々マイペースでいい加減な面があり、他人の話を聞かずに行動しては酷い目に遭うことも多い。しかし、気難しい性格のライガーゼロと心を通わせるなど、ゾイドとの親和性は高い。視力も優れており、3km離れた場所にいるゾイドの装備を判別できるほど。 序盤から中盤ではジャックやレオンにCASを駆使して戦いを挑み、激戦の末に勝利を重ねていた。ロイヤルカップ大会終盤でのチーム・ベガとの対戦では、バラッドを倒されチーム内で最後の戦力となるが潜在能力を発現したライガーゼロと共に凄まじいバトルを展開。そして戦いに勝利を収めた後、ゾイドバトル連盟会長の導きで古のウルトラザウルスのコクピットに向かい、そこで過去に起きた戦争で活躍したゾイド乗りの存在を知り、冒険に思いを馳せた。 先述のとおりライガーゼロを愛機としており、後にトロス博士からシュナイダー・イエーガー・パンツァーのCASを受領している(なお、各ユニットの開発費はトロス博士によってビットの今まで集めたパーツを売却した資金とこの先の給料から差し引かれている)。 リノン・トロス 声 - 川澄綾子 搭乗ゾイド『ディバイソン → ガンスナイパー』 トロス博士の娘。16歳。圧倒的な火力にモノを言わせた遠距離攻撃を得意としているが、少々詰めが甘く、バトルでは真っ先に倒されることが多い。外見は可愛らしいのだが、性格は豪快かつ凶暴であり、入浴中に誤って風呂場に入ってきたビットとジェミーを半殺しにし、逃走するビットをプテラスボマーで爆撃。その後バックドラフト団に捕まるも、敵艦を破壊して単身で脱出(第4話)、自らの個人ポイントを稼ぐため、味方もろとも対戦相手を攻撃(第3話・第18話)などのエピソードを持つ、わがままなトラブルメーカーである。しかし怪談話は大の苦手(第14話)といった繊細な面もある。後述のようにラオンは好意的・紳士的な態度で彼女に接しており、両親の馴れ初めを切っ掛けとしたラオンと父の確執の真相を知ったこともあり、彼女の方も(一度は誘拐されたにも拘らず)ラオンに対してだけは大分大人しい態度で接している。 当初の愛機はディバイソンだったが、物語前半でバックドラフト団のエレファンダーに破壊されてしまったため、下取りに出された。その後はワイルドウィーゼルユニットを中心に重装備を施したガンスナイパー(設計思想を大幅に無視した代物で、ナオミいわく「邪道」)を愛機とする。 バラッド・ハンター 声 - 松風雅也 搭乗ゾイド『コマンドウルフ → シャドーフォックス』 チーム・ブリッツに雇われている、フリーの賞金稼ぎ。17歳。深追いしやすいビットやリノンとは異なり、素早い状況判断に基づくオールマイティな戦法を得意とする。普段はクールな守銭奴を装っているため、人の頼みを断ることが多いものの、守銭奴に関しては半ば本気でやっているため報酬の額によっては無茶な作戦であろうと実行に移す。相場の10倍のファイトマネーに目が眩んで、ビットが条件に難色を示したバトルにも喜んで合意したこともあった。しかし、実際には純粋な心を持つ優しい性格の持ち主であり、目の前の悪事や窮地に陥っている者を野放しにしない一面を見せることも。また、シャドーフォックスの性能を見事に引き出したことから、ラオン博士から一目置かれている。終盤には人参が嫌いという一面も見せた。 当初は青いコマンドウルフLCを愛機とし、第7話以降はアタックユニットを装備したコマンドウルフACに搭乗していたが、物語後半でバックドラフト団の罠にハマり破壊される。その後はバックドラフト団に捕らえられ、ラオン博士の手で遠心加速装置による拷問を受けるも耐え抜き、脱走の際にシャドーフォックスを受領している(詳細はゾイドギアの項目を参照のこと)。 ジェミー・ヘメロス 声 - 斎賀みつき 搭乗ゾイド『プテラス → レイノス』 トロス博士の助手として戦術指揮およびメカニック、さらに家事全般をもこなすしっかり者。14歳。チーム・ブリッツにおける唯一の航空戦要員だが、基本的にはホバーカーゴから味方のサポートに徹することが多い。弱気ながらも温和で優しい性格のため、普段は他のメンバーの行動に頭を抱えることが多いものの、温厚な性分からか愛機に対する思いは並々ならぬものがある。また、物語中盤では飛行ゾイドに乗って音速を超えた際、クールで好戦的な「天空の荒鷲」に豹変する一面が明かされた(なお、本人は荒鷲となっている間の記憶は全くない)。 当初はプテラスボマーを愛機としていたが、物語中盤にてのレイノス購入の資金繰りのため、トロス博士の手により無断で下取りに出された。そのため、以降は先述のレイノスを愛機にする。 スティーブ・トロス 声 - 中村大樹 搭乗ゾイド『ホバーカーゴ』 チーム・ブリッツの監督兼メカニックにして、レオンとリノンの父親。38歳。非常に優秀な技術者で、ライガーゼロのCASやホバーカーゴも彼の開発したものである。しかし、性格は非常にわがままで子供っぽく、ジェミーからは常に怒られてばかりいる。また、カーゴ内に自作のジオラマを持つほどのゾイドマニアで、レアなパーツやゾイドを見つけるとついつい衝動買いする癖があり(ビットのライガーゼロやジェミーのレイノスなども、この悪癖が高じて購入した代物である)、そのため金には汚く借金をすることも。大のカナヅチであるため、チームが海水浴に赴く際にはカーゴの留守番をしている(第22話)。
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