ゴジュラスCA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 10:08 UTC 版)
ゴジュラスCA所属 共和国(CAシリーズ)共和国、F.E.S.(ゾイドFOR) 分類 暴君竜型 乗員人数 1名 搭乗者 J.K.大尉(CAシリーズ) 武装 アサルトビーム砲 スマートフォン用ゲーム『ZOIDS FIELD OF REBELLION』(以下、ゾイドFOR)に登場したゲームオリジナルゴジュラス。原典は「ZOIDS concept art」シリーズ(以下、CAシリーズ)に登場するゴジュラスである。 高速機動タイプの恐竜型ゾイド。機体名の「CA」は「Coincidental Advent」の略称で、一般的なゴジュラスに類似する特徴がありながらも別系統のゾイドであることから「亜種」という意味で名付けられた。ただし、「Coincidental Architecture」の略称であるという異説もあり、正確な命名の由来はハッキリしない。単機肉弾戦を得意とする一方で、装甲内に「アサルトビーム砲」を内蔵するなど火力もある。 CAシリーズに登場するゴジュラスは、第2巻の解説で「単機攻撃型ゾイド」とされるタイプと、第3巻の解説で「高速機動仕様」とされるタイプのバリエーション2種だが、機体名称はどちらも「ゴジュラス(GOJULAS)」である。FORに実装されたゴジュラスCAは、デザインと設定及びゲーム情報動画番組「ZOIDS FOR YOU」第24回でのタカラトミー広報担当者の解説により、後者の「高機動仕様」であることが示唆されている。 単機攻撃型 背中に長距離キャノン砲を2門、両腕にシールド付ハンドキャノン(2連装砲)を装備し、火力と機動力を兼ね備えているのが特徴。かつてトミーが販売していた「ゴジュラス・マークII量産型」のデザインに近いが、全体的に前傾姿勢になっていることや、キャノピーや砲口付近の意匠に赤色が配色されているのが相違点。名称不明だが、腹部には76mm連射砲によく似た装備も確認できる。 高機動仕様(ゴジュラスCA) 前述の単機攻撃型タイプから重火器(長距離キャノン砲、シールド付ハンドキャノン)を取り除き、ビーム砲内蔵の装甲を取り付けた改造機。ビーム砲は、ゾイドFORでは専用武器「アサルトビーム砲」という名称となり、背中のビーム砲2門から正面方向にビーム2本・左右の斜め前方にビーム1本ずつで合計4本のビームを3方向に一斉攻撃できる。名称不明だが、腹部と尾部にはそれぞれ76mm連射砲とパノーバー20ミリ対空ビーム砲によく似た装備も確認できる。従来のキット版ゴジュラスとはデザインが大きく異なり、より恐竜的なラインとなっている。 作中の活躍 『ゾイドFOR』では、味方の小型ゾイドとの連携を得意とする「コマンダー」ロールのプレイヤーゾイドとして実装。 『CAシリーズ』では、電撃作戦で攻めてきた帝国軍に、共和国軍第18機甲師団の大尉J.K.が乗る機体が反攻。単独で敵を蹴散らして帝国軍前線基地まで侵攻するものの、駆けつけた敵精鋭部隊に敢えなく敗北する。その後、回収されて再生処理を施されたゴジュラスは高機動仕様となり、再びJ.K.が搭乗して出撃。ウィルソン川の橋付近でデスザウラーと遭遇する。激しい戦いで闘争本能を掻き立てられたJ.K.が理性を失うが、それに呼応するかのように制御不能になったデスザウラーが戦闘から離脱。ゴジュラスは、デスザウラーの抜けた帝国軍に対する反撃の中心となった。続くデスザウラー追撃作戦では、マッドサンダーと共に極北の孤島に赴く。アイアンコングを撃破した後、そのままマッドサンダーを行動不能に追い込んだデスザウラーと再対決となる。激闘の末、再び暴走したデスザウラーからあふれ出た荷電粒子エネルギーによる氷山の崩壊に巻き込まれて、両機の戦いは幕を閉じた。
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