アラン・ドロンとは? わかりやすく解説

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アラン・ドロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/12 08:31 UTC 版)

アラン・ドロンフランス語: Alain Delon, 1935年11月8日 - 2024年8月18日[1][2])は、フランスの映画俳優。その類稀な美貌から1960年代から1970年代にかけて、世紀の二枚目として人気を博した[3][4]




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アラン・ドロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 13:35 UTC 版)

野沢那智」の記事における「アラン・ドロン」の解説

1969年頃、アラン・ドロンの吹き替え初め担当数人いるドロン担当声優のひとりとなる。『日曜洋画劇場』で主にドロン担当していた堀勝之祐などと比べドロン担当として野沢比較後発存在だったが、やがて1970年代後半頃から、ほぼ全局野沢ドロン吹替担当するようになり、茶の間にも「アラン・ドロンの吹替といえば野沢那智」のイメージ浸透していった。野沢先んじてドロン多く吹き替えた堀も野沢担当した作品を観た際には「僕は彼の演技にのれないことが多々あったが、野沢さんの場合はぴったり合っている」と評している。 ドロン担当するようになった経緯ついて、野沢本人は後に「『太陽がいっぱい』で堀勝之祐ドロン自身モーリス・ロネ吹き替え放送したところ、しばらくして春日正伸提案配役逆にして録り直し放送した。これで初めドロン吹き替えその後多く吹き替えるようになった」と述べている。ただし、野沢ロネ吹き替え音源はなく、とり・みき調査では野沢初めドロン担当したのが『黒いチューリップとなっているため、真相不明である。 野沢ドロン担当声優として有名なため、演劇・映画関係者評論家役者たちコラム寄稿において「アラン・ドロンから連絡貰った」「稽古場でアラン・ドロンがソバ食べていた」など、冗談でアラン・ドロン扱いされることも多い。東映制作特撮テレビドラマ作品『仮面ライダークウガ』2000年)の第37話では劇中で「アラン・ドロンの声をやっていた人物」として野沢の名前が登場するまた、野沢ドロンダリダデュエットし、ヒットしたシングルあまい囁きParole Parole)』の日本語版にも参加している。過去には戸田奈津子仲介ドロン本人対面したことがあったものの「もう少し上手な人に吹き替えもらいたいと言われお墨付きには至らなかった[要出典]。 アラン・ドロン自身の声は、野沢演じるものより低い声である。ディレクター交えて冗談まじりに)ドロン似せた低音演じてみた時、その声で日本語を話すと重くなりすぎ、泥臭く聞こえてドロン外見イメージ合わないことがわかった。そこで「ドロン顔つき体つきからイメージされる、甘さのある柔らかい雰囲気で」との方向性で声のトーン決めていったという。「アラン・ドロン自身のような低音フランス語話してると響き良いんですけど、その声で日本語を話すと聞こえ方が違う」と、日本語フランス語の聴感の違い感じさせる回答野沢述べている。また、ドロンの顔と体イメージから、演技としても大芝居避けて「さらりと、さざ波のような感じで声を出そう」という演技方針固めていったが、「さざ波って言っても難しいんです」とも述べて持ち役の中でもドロン同様に二枚目俳優であるロバート・レッドフォードについても「顔がきれいで印象壊しちゃいけないから、タッチの強い台詞言えない。いちばん難しい」と語り二枚目吹き替える難しさを度々振り返っていた。 野沢は「二枚目という端正な魅力生かすには、汚い日本語では絶対に成立しない正確にいうと、アラン・ドロンを演じているわけじゃない。彼が映画の中で役を通して表現したかったことを、日本語表現している」とインタビュー話している。 役作りについては「3日前からドロンになれてないと収録できない」と話しており、ドロン演じた多くの役のような孤独人間関係には器用でない役を吹き替える際は、当日できるだけ収録本番まで人に会わないように現場入り挨拶もほとんどしないという。いわば担当する人物の人間関係そのまま振る舞うという行動で「孤独な役をやるんなら、世間話してると物語入れないんです」と話している。野沢によると、オードリー・ヘプバーン吹替知られる池田昌子同様の役作りをしており、特に野沢池田会話少ない役で共演する時は、本番以外ではほとんど会話しないという。 野沢にとっては、収録の際のマイク対す立ち方役作りひとつになっており、ドロン吹替の時は大抵左端マイク使い、隣の相手役にも敢えて向き合わず収録するという。その位置は「人と関わらない立ち位置」だといい、「いわば壁を作って感じで…相手役台詞聞きますが、相手役見ないし、体も寄せてません。見ながらやると関わってしまうので…」という状態で演技することが多い。作品映像を見ながら演技する吹替現場において孤独な役を吹き替える際には「その位置だと、映像がいちばん遠くなるので合理的じゃないです。でも、そういう他人と関わらない位置やらないと、やり辛い」とし、先述レッドフォード吹き替える際も「(マイクが4本あったら)一番右のマイク行き共演者の皆が見える所で演じると、フランク気持ちになって楽になってやりやすい」としており、二枚目吹き替える上で野沢流の“作法”を明かしている。 ドロン若き日代表作太陽がいっぱい』について、野沢作品自体、またドロン演技について高く評価している。この作品テレビ放映機会多くテレビ放映用に現在まで少なくとも5ヴァージョン吹替製作されそのうち野沢3度ドロン吹き替えている。2008年にこの映画スペシャル・エディションDVD製作され音声特典として“野沢ドロン”の吹替収録決定野沢収録候補になった1972年収録版と1984年収録版を久々に見直した1972年版について野沢は「出だしのころの台詞なんて、気恥ずかしい出来です」と当時30代だった自分演技未熟さ評し十年以上を経た84年版での演技のほうが納得できる振り返ったが、72年版で共演モーリス・ロネ担当した堀勝之祐芝居見事さや、同版での自分演技についても「“一攫千金を狙う貧乏な青年”の雰囲気は、下手なりに出ていたのかなあ」と感じた点を含めて、「サスペンス雰囲気出ていて、作品全体として72年版の方が出来良い」と最終的に72年版のDVDへの収録同意したという。 2007年テレビ東京にて『太陽がいっぱい』を“野沢ドロン”で改め収録放映する企画決まり、局側から打診受けた野沢は「(オリジナルの製作当時20代だった)あの頃ドロン見合った声と気持ち演じるのはもう無理」と70歳翌年控えた自分年齢などから断ったが、「今電話お聞きしてる声なら大丈夫、気持ちもやってみたらきっといけます、また新しくこの作品作りましょう」と局側から口説かれ収録応じた2008年6月インタビュー語ったインタビュー当時野沢自身3度めの『太陽がいっぱい』の仕上がりをまだ見ておらず「見るのが怖い」と明かしていたが、映画087月放映されている。 幼い頃父を亡くしたという経験ドロン野沢には共通しており、野沢生い立ち言及した際は「共通点があるから、彼の作品理解しやすいのかもしれない」と振り返っていた。 ドロン日本本国フランス以上ともいえる人気博した理由についても野沢なりの分析述べている。「(ドロン映画には)泣かせ方というのか、物語日本的情緒があって、彼は“信義友情大事にする熱い男”という役をずっと演じていた」と、当時日本人訴えかける男性像だったことを人気要因として挙げた。また「彼の顔立ちも、本当に外国人という感じじゃなくて日本人にもいそうな顔立ちだった」ことも観客には親近感があったのでは、と述べている。加えて1980年代インタビューでは、「最近はアラン・ドロンが映画撮っても、日本劇場はやらないです。お客入らないらしくてね、今のお客さんとちょっとズレちゃった」とドロン人気衰えについても言及し、やや野沢自身寂しさ長くつきあっているドロンへの愛着感じさせる回答残している。 以上のように苦労ありながらも、ドロン作品多く共感できることや、30年にもわたって関わり続けてきたことなどから「どれだけの人数吹き替えきたかわからないけど、アラン・ドロンが一番やりやすいです」と野沢答えている。 担当したドロン作品の中で印象残っている作品として、冒険活劇としての面白さから『黒いチューリップ』、『アラン・ドロンのゾロ』の2作、また作品出来栄え感銘受けたとして『地下室メロディ』を挙げ、また「演じていて面白かった」と『ブーメランのように』を、また『高校教師』も印象に残る作品として選んでいる。

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アラン・ドロン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 09:37 UTC 版)

こちら葛飾区亀有公園前派出所の登場人物」の記事における「アラン・ドロン」の解説

映画俳優7-9クリスマス戦争…の巻」にて後ろ姿のみ登場両津中川邸のパーティー会場で彼とぶつかり両津謝った

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