やまぶき高校教師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/30 23:47 UTC 版)
「ひだまりスケッチ」の記事における「やまぶき高校教師」の解説
吉野屋(よしのや) 声 - 松来未祐 やまぶき高校で美術の授業を担当する女性教師。身長158cm。ゆのと宮子の1年と2年の時の学級担任で、ヒロと沙英が1年の時の学級担任。やまぶき高校の卒業生でゆのたちの先輩(OG)に当たる。 美人でスタイルもいいが年齢は不詳(本人によると「永遠の17歳」)とされている。ただし、アニメ第1期収録時の松来と同じ年齢という設定があるため、ゆのと宮子が1年の時に29歳であることが示唆されている。ひだまり荘の近くで両親と共に暮らしている。弟や甥、姪らがいる。甥に「おばさん」と呼ばれることを嫌い、「おひめさま」と呼ばせる。髪はモスグリーンのロングヘアーを黄色のリボンでまとめていて、瞳もモスグリーン。 おっとりした雰囲気だが子供のような性格で、暴走してはそのたびに校長から説教を受けている。授業に対する姿勢はかなりいい加減で、生徒からもやまぶき高校の名物教師として認定されている。しかし、「将来向かっていくべき場所に後押しできることが幸せ」と言うほど生徒のことを真摯に考えており、また「教師」という職業に対する自己認識も強い。配慮に欠ける言動をとることもあるが、桑原など周りの教師からは「(たまにだけど)いい先生」と評され、普段手を焼いている校長も美術への取り組みや生徒に対する真摯な態度に関しては高く評価している。 フリルなどが付いたひらひらした服、あるいは露出度の高い服を好む。授業の際はコスプレをして行うことが多く(本人によると「コスプレではなく身だしなみ」)、そのための衣装はすべて自分で作っている。その創作意欲は留まるところを知らず、益子と共有している美術準備室はほぼ彼女の衣装置き場になっている。美術教師になった理由は、「一人で衣装を作っててもつまらないから」。また卒業生、在校生を問わず、担当した生徒全員に自分のコスプレ写真を印刷した年賀状、暑中見舞いを毎年送っている。 またとても教師とは思えないようなかなり際どいセクハラ的発言をすることもあるが、コミックス3巻およびアニメ第2期第6話での発言からすると男性経験はない模様。あまりのセクハラ発言の多さからゆのを評価する言動をしたつもりが、いつものセクハラと受け取られたことがある。 絵画や彫刻などの創作技術は美術教師らしく非常に高いものがあるほか、裁縫も得意。しかしその技術はモナ・リザの顔を自分風に描いたり、ブルータスの石膏像を自分の顔にしたり、年賀状用の背景絵、コスプレ衣装の製作など専ら趣味に使われる。 沙英からは「よっしー」というあだ名で呼ばれている。 単行本の表紙裏では、吉野屋主役のイラストや短編漫画が描かれていることが多い。読みが同じである牛丼チェーンにちなんで、作者は「牛丼先生」と呼ぶことがある。 校長先生 声 - チョー やまぶき高校の学校長。本名不明。頭が非常に縦長で、耳の上から後ろ頭にかけてカールした白髪がわずかに生えているだけで頭頂部は禿げ上がっている。常に全身が細かく震えている。アニメでは驚異的な運動能力を発揮し、周囲を驚かせていた。 吉野屋に対しては、教師としての自覚が足りないと直接全校集会で叱ったり、水着にエプロンを着けて授業を行った時は自分が間違っているのかと桑原に相談するなど、苦労は絶えない。しかし生徒とのふれあいを大切にするため、吉野屋の生徒思いな点は評価している。 住所は不明で、活動範囲は学校近辺が主。アニメ第1期第8話では、学校の敷地内を通って買い物先(ベリマート)から帰っている描写があり、その様子を見たゆのと宮子が“校長は学校に住んでいる”と思い込んだ。また、その直後に、買い忘れた醤油を買いに行っているが、再び同じ方向からやってくる描写しかない。また、2回目の通過時には吉野屋先生もゆの達とおり、宮子の「校長、学校に住んでるよ」という発言に驚いていた。 水泳、短距離走、サッカーなどの運動はそつなくこなす。また独唱や美術科のある学校の校長らしく絵画も上手で、秋には様々なことをしている。 生徒には校長先生と呼ばれているが名前を憶えられておらず、テスト中校長の本名を答えさせる問題では、クラス全員が「モアイ」と回答している。 作中に登場する老人は皆彼と同じ顔である。 アニメ版では原作よりも出番が増えているが、そのほとんどは吉野屋の暴走を戒めるものである。 桑原(くわはら) 声 - 鈴木菜穂子(第1期第5話)、木川絵里子(第1期特別編後編、×365)、桑谷夏子(×☆☆☆、×SP、×ハニカム) やまぶき高校の養護教諭。髪はシルバーのショートでポニーテールにしている。作中では吉野屋の面倒を見ることが多い。 原作では第2巻以降、アニメ第1期では第5話と特別編第2話に登場。アニメ第2期では吉野屋と関連でたびたび登場しており、吉野屋の保護者のような立場。吉野屋に振り回されることもしばしばある。しかし、その反面酒癖が悪い。 益子(ましこ) 声 - 寺島拓篤 2年B組の担任で、眼鏡をかけた男性教師。吉野屋と同じく美術教師。時間には正確。普通科の生徒には人気があるらしい。「益子ちゃん」の愛称で呼ばれることもある。やや長い髪を項のところで縛っている。 原作3巻の学内コンクールの回で初登場。作中の数少ない男性キャラクター。美術準備室に入る際にノックを強要されたり同室での居場所がパイプ椅子のみであるなど、吉野屋からはぞんざいに扱われている。また、生徒らや周りの教師からの扱いもぞんざいで、なかなかかわいそうな人物である。 宮子には、吉野屋と比較して「これぞまさに(教師として)光と影。」と言われたことがある。 池澤(いけざわ) 声 - 山口香林 2年に進級した、ゆのの選択授業である平面担当の眼鏡をかけた女性教師。 桑原と並び、吉野屋の世話係の一人。展覧会に出品する絵を吉野屋と共に毎年作っている。 自宅では「徹也(てつや)」という名前の犬を飼っているらしい。 皆口 声 - 片山加奈 美術科の女性教員。
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