またたびとは? わかりやすく解説

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またたび【木蓼】

読み方:またたび

マタタビ科落葉性蔓植物(つるしょくぶつ)。山地自生広卵形互生し上部についたは白変する。夏、似た白い花下向きにつけ、なつうめともいう。実は長楕円形で先がとがり、黄色に熟す。実を塩漬け果実酒用い漢方では実の虫こぶ鎮痛薬にする。また、好み特有の興奮もたらすマタタビラクトン含有。同じ科にはサルナシ・キウイフルーツなども含まれる。《 花=夏 実=秋》「—や花散る岩のたまり水/麦南」

木天蓼の画像
撮影おくやまひさし
木天蓼の画像

また‐たび【股旅】

読み方:またたび

博徒(ばくと)・芸人などが諸国を股にかけて旅をして歩くこと。


またたび

作者杉浦日向子

収載図書ごくらくちんみ
出版社新潮社
刊行年月2006.7
シリーズ名新潮文庫


またたび (木天蓼)

マタタビのほかの用語一覧
マタタビ:  キウイフルーツ  木天蓼  深山木天蓼  猿梨

マタタビ

(またたび から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/22 07:35 UTC 版)

マタタビ(木天蓼[2][注 1]学名: Actinidia polygama)は、マタタビ科マタタビ属落葉つる性木本である[3]。別名ナツウメ(夏梅)ともいう。山地に生える。夏に白い花が咲くころに、枝先の葉が白くなるのが特徴。果実は虫こぶができることもある。ネコの好物、鎮痛・疲労回復の薬用植物としてもよく知られている。


注釈

  1. ^ 「もくてんりょう」とも読む

出典

  1. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Actinidia polygama (Siebold et Zucc.) Planch. ex Maxim. マタタビ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2022年12月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 金田初代 2010, p. 116.
  3. ^ 荒瀬輝夫、熊谷真由子、内田泰三「マタタビ(Actinidia polygama)の虫えい果の採集時期について」『信州大学農学部AFC報告』11(1-2): 11-16(2013), hdl:10091/17025
  4. ^ 湯浅浩史:「マタタビ」文化史/小学館日本大百科全書』(ジャパンナレッジ版)2013年8月24日閲覧
  5. ^ 「またたび」語源説/小学館『日本国語大辞典 第二版』(ジャパンナレッジ版)2013年8月24日閲覧
  6. ^ a b c d e f g h i j k 戸門秀雄 2007, p. 104.
  7. ^ 和泉晃一「マタタビの語源」
  8. ^ a b c d e f g h i j k l m 篠原準八 2008, p. 103.
  9. ^ a b c d e f g h 貝津好孝 1995, p. 172.
  10. ^ a b c d e f g h i 馬場篤 1996, p. 105.
  11. ^ a b c d e f g h i 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 257.
  12. ^ a b c d e f g h i 高橋秀男監修 2003, p. 166.
  13. ^ a b c d e f 鈴木庸夫・高橋冬・安延尚文 2014, p. 68
  14. ^ a b c d e f g 戸門秀雄 2007, p. 105.
  15. ^ 上野山怜子, 西川俊夫, 宮崎雅雄「ネコがマタタビに反応する生物学的意義の解明」『化学と生物』第59巻第9号、2021年、435-440頁、doi:10.1271/kagakutoseibutsu.59.435 
  16. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年1月21日). “マタタビ好む理由は蚊回避 猫の特異反応解明、岩手大”. 産経ニュース. 2021年1月20日閲覧。
  17. ^ 日本放送協会. “マタタビのネコに作用する物質を同定 岩手大などのグループ”. NHKニュース. 2021年1月20日閲覧。
  18. ^ 大江智子, 大畑素子, 有原圭三「ネコが反応を示すマタタビ中の揮発性成分の検索」『ペット栄養学会誌』Vol.16 (2013) No.Suppl p.Suppl_52-Suppl_53, doi:10.11266/jpan.16.Suppl_52, 日本ペット栄養学会
  19. ^ a b c d e ネコのマタタビ反応の謎を解明(京都大学)”. 2021年1月23日閲覧。
  20. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2021年1月21日). “マタタビ好む理由は蚊回避 猫の特異反応解明、岩手大”. 産経ニュース. 2021年1月20日閲覧。
  21. ^ 「猫にマタタビ」の謎 研究のため朝夕掃除でご機嫌取り 教授の腕でも実験”. 毎日新聞 (2021年1月21日). 2022年4月13日閲覧。
  22. ^ ただ喜んでるわけではなかった…「ネコにマタタビ」は蚊などの害虫避けるため 大学の研究チームが明らかに”. 東海テレビ (2021年1月21日). 2022年4月13日閲覧。
  23. ^ 「マタタビで蚊よけ かんで効果増*岩手大・名大など論文」『読売新聞』夕刊2022年」6月15日8面
  24. ^ 高橋秀男監修 2003, p. 167.
  25. ^ a b 石川博康、島貫美和、門馬節子「マタタビアレルギーの3例」『臨床皮膚科』62巻10号(2008年9月), doi:10.11477/mf.1412102081
  26. ^ 薬用植物一覧表



またたび

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 01:04 UTC 版)

語源1

名詞

またたび

  1. 江戸時代博徒遊び人芸者といった共同体から外れた、縁の切れた種類人物日本国内渡り歩くことを指す。
発音(?)
東京アクセント

ま↗たたび[1]

類義語

語義1:

翻訳

語義1:

派生語

語源2

名詞

またたび

  1. 植物(Actinidia polygama) マタタビマタタビつる性落葉低木。実は食用となり、ネコ科動物がこの植物直接食したり香り嗅いだりした場合酔いしれた様になる
発音(?)
東京アクセント

ま↗たたび[1]

ま↗た↘たび [1]

類義語
ことわざ

「またたび」の例文・使い方・用例・文例

  • それはにまたたびだ
  • にまたたび
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