PlayStation Portable
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ソフトウェア
PSP内蔵ソフトウェア
XMB(クロスメディアバー)による直感的操作が可能である。
- メディアプレイヤー
- UMD-VIDEOやメモリースティックに保存してある動画データの再生、音楽の再生、画像データの閲覧ができる。各機能にはレジューム機能を搭載し、停止した時点から再生することが可能なほか、無線LANによりPSP同士で写真を交換することもできる。また、PSP-2000以降では専用ケーブルを使用してテレビ画面に出力させることもできる。
- 対応しているフォーマットはH.264/MPEG-4 AVC Main Profile Level3・MPEG-4 SP (AAC)・H.264/MPEG-4 AVC (AAC)・ATRAC3plus・Linear PCM・MP3・MPEG-4 AAC・WMA(WMAの再生はインターネット接続によるアクティベーションが必要)・JPEG・TIFF(バージョン5.50からTIFF画像がフォトビューアの対応フォーマットから削除された)・BMP・GIF・PNG。
- Skype、RSS、ポッドキャストなどもサポートされる。
- インターネットブラウザ
- システムソフトウェアバージョン2.00からウェブページの閲覧が可能になり、ウェブブラウザには株式会社ACCESSのNetFrontが採用されている。
- Webページのブラウズにはパソコン同様にマウスポインタを使用し、アナログパッドで操作できる。ページ上の画像や動画、音楽もダウンロード可能。これらのデータはすべてメモリースティックに保存され、ダウンロードしてすぐ見ることができる。ただし、対応外の拡張子のファイルをダウンロードしようとすると、文字化けしたページが表示される場合がある。
- また、赤、青、オレンジの3つのタブがあり、同時に3つのページにアクセスできる。タブの切り替えは、□ボタンを押しながらLボタンおよびRボタンで行う。□ボタンを押している間、画面上部にそれぞれのタブを表すバーが表示され、現在どのタブを表示しているかや、それぞれのタブの読み込み状況が表示される。
- 機能が多い反面、ブラウジング時のデータの管理は全てメインメモリ上で行われているため、動作速度は決して速くなく、画像の多いサイトでは「メモリ不足」で完全に表示できない場合もある。なお、メモリ搭載量が増加したPSP-2000以降のモデルを利用することや、システムソフトウェア バージョン 3.10から搭載された「省メモリ」機能を有効にすることで多少軽減される。ただ、「省メモリ」機能を有効にした場合、表示される画像には画質低下が発生する。PSPの画面サイズ向けにレイアウトされたサイトや、壁紙や動画をダウンロードできるサイトもある。
- ブックマークの保存
- 文字サイズの変更
- 表示文字コードの変更
- 履歴の表示
- JavaScriptに対応
- プロキシサーバの利用
- ファイルのアップロード、ダウンロード
- Flash (version 6.0.72.27) コンテンツの表示
- システムソフトウェア バージョン 2.70より対応
- [本体設定]-[Flash Playerを有効にする]から有効化する必要がある
- PSP-1000シリーズ以外では認証の必要はない
- 動画に対応しないなど、PC版Flash Playerに比べて制約がある
- タブブラウズ機能
- インターネットラジオ
- システムソフトウェアバージョン3.80からインターネットラジオを聴くことが可能になった。聴くためには、あらかじめラジオ局や個人が用意したPSP専用のインターネットラジオプレーヤーをメモリースティックに登録する必要がある。
- インターネットラジオプレーヤーの開発者向けキットの配布されており、ラジオ局や個人がそれぞれプレーヤーを用意できる。機能はインターネットラジオプレーヤーによって異なる。なお、どちらのプレイヤーも日本語表示には完全に対応していない。
- 公式サイトで配布されているPSP向けのインターネットラジオプレーヤーは以下の通り。
- Internet Radio Player I
- SHOUTcastの提供するインターネットラジオを聴くことができる。
- Internet Radio Player II
- icecast.orgの提供するインターネットラジオを聴くことができる。
- Internet Radio Player "CLIP" シリーズ
- Internet Radio Player "ONE SWITCH RADIO" シリーズ
- Internet Radio Player I
- システムソフトウェアアップデート
- 本体ソフトウェアをインターネットやUMDを利用してアップデート(更新)するもの。セキュリティーの強化や機能拡張などの効果がある。アップデート方法はPSP本体から、PlayStation 3 (PS3) 経由から、パソコン経由からの3つの方法がある。
- 詳細は「PlayStation Portableのシステムソフトウェア」を参照
その他以下のソフトウェアを搭載している。
- IPアドレス振り分け機能。
- 日本語入力にジャストシステム製ATOKを採用。
- ACCESS製インターネットブラウザNetFrontを搭載。
- アドビシステムズ(現アドビ)製Macromedia Flash Player 6.0を搭載。
- セキュリティソフトにRSA Security製RSA BSAFEを搭載。
PC用転送・管理ソフトウェア
- SonicStage
- Media Manager for PSP
- Media Manager PRO for PSP
- Media Go
パッケージタイトル
PSP専用UMDによるゲームをプレイすることができる。2004年9月21日に日本国内ソフトウェアラインアップが発表され、同年10月27日に日本国内12月発売タイトルが発表された。
日本でミリオンセラーを記録したソフトは、エンターブレイン調べによると、『モンスターハンター ポータブル』(廉価版含む)、『モンスターハンターポータブル 2nd』、400万本以上を記録した『モンスターハンターポータブル 2nd G』(廉価版のみでもミリオンセラーを記録している[42])と『モンスターハンターポータブル 3rd』である。
ハードウェア末期のころはPS2同様、新作ソフトも乙女ゲームを中心に発表されていた。その後、2016年に発売された「神々の悪戯(あそび)InFinite」のUMD版をもってPSPの新作供給は終了した。
海外では、ミリオンセラーの登場時期は日本より早くそのタイトル数も多いものの、記録的な大ヒット作はなく、海外で2010年3月までに発売されたモンスターハンターシリーズの各作品は評価・売上ともに中堅へとどまっている。
上記のようなゲーム以外にも、2005年4月に発表された、本機のみで再生可能なUMD VIDEOによる映像ソフト[43]とUMD MUSICによる音楽ソフト[44]が存在する。
また本機はPlayViewに対応しており、コンテンツがPlayStation Storeで配信されていた。以下に例を挙げる。
ダウンロードタイトル
ダウンロード版作品は2008年10月16日から配信開始された[47]。PSP本体をWEP,WPAのWi-Fiに接続することでPlayStation Storeを起動して一部ゲームを購入・ダウンロードすることが可能だった。購入したゲームは「ダウンロードリスト」から管理することが可能。また、PSPの全ダウンロード版作品はPS3の本体から購入し、PS3本体の内蔵ストレージにインストールできる。2021年ごろまではPS3本体からPSPに購入品のゲームデータを転送することが可能だった。2022年にはPlayStation StoreのPSP版も閉鎖されたため、新規で作品を購入する場合はPS3本体が必須となる。
PSPはマルチプレイができる程のスペックを有していないため、Wi-Fiに接続した場合でも多人数プレイはアドホックモード以外では不可能。アドホックモードをPS3本体を経由して接続し、マルチプレイサーバーを自力で作成して遊ぶ場合は、PS3本体にアドホック・パーティーをインストールすることで可能になる。
注釈
出典
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- ^ スタジアムへの新たなスポーツエンタテインメントのソリューションを確立
- ^ Trojan.PSPBrick - Symantec.com、Symantec.com
- ^ PSPにCFWを付けて販売していた男性を商標法違反で逮捕
- ^ 『初音ミク -Project DIVA- 2nd いっぱいパック』同梱PSP本体をお使いの方へ
- ^ "PSP"のボタンを押すと引っかかって元に戻らなくなってしまうのですが? PlayStation.com - ウェイバックマシン(2006年8月28日アーカイブ分)
- ^ “SCEI、PSPの□ボタンが元に戻らない問題を確認。無償修理を実施 -成型時のバリによりボタンが戻らなくなってしまう不具合”. AV Watch. インプレス (2005年2月22日). 2022年2月12日閲覧。
- ^ "PSP"のボタンを押しても入力されないことがあるのですが。 PlayStation.com - ウェイバックマシン(2006年9月4日アーカイブ分)
- ^ 「それがPSPの仕様だ」、久多良木SCE社長がゲーム機不具合騒動を一蹴 日経ビジネス 2005年01月25日 - ウェイバックマシン(2005年1月26日アーカイブ分)
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