MEG (作曲家) MEG (作曲家)の概要

MEG (作曲家)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/11 18:52 UTC 版)

MEG
生誕 (1984-03-15) 1984年3月15日(39歳)
出身地 日本埼玉県
ジャンル
職業
担当楽器
活動期間 2011年 -
共同作業者 ARTEMA(2011年 - 2016年)
公式サイト MEG(MEGMETAL) | MUSIC FOR MUSIC

概要

キャリアの開始は、2011年に結成したメタルコアバンドのARTEMAからで、ボーカルとメイン・コンポーザーを担当していた。

バンドは2013年にメジャーデビューし、その後2016年に解散。様々なジャンルの音楽に携わりたいと思い、音楽プロデューサーになる道を選択[2]

同年に作家として活動を始めてからは、LADYBABYBABYMETALなどのロック/メタルとアイドルポップを組み合わせたユニット、男性グループのBOYS AND MEN、声優の牧野由依ピアノ・ロックバンドのWEAVER、ラッパーのさなりをはじめ、幅広いジャンルのアーティストの楽曲に参加している[3]

なお、サウンドエンジニアとしては、バンド在籍時から既に活動しており[4]、主にROACHなどのラウドロックバンドの楽曲を手掛けていた[5][6]

音楽性、人物

楽曲制作における傾向として、流行の音楽的要素を取り入れることはあまりせず、自身が培ってきた音楽(ラウドロックやメタルなど)をフィードバックすることを心掛けており、J-POPなどにそれらを組み合わせたハイブリッドな音作りが特徴的である[2]

具体的な曲調としては、メタルコア×エレクトロ×キャッチーなポップスをはじめ、ゆったりとしたオリエンタルなアプローチをとったもの、疾走感のあるV-ROCK×ジャパニーズ・メタルテイスト、多国籍風味をフックとしたもの、ポップなメロディ×ラップ×デスボイスといったものまで多岐にわたり、ヘヴィミュージックを軸としつつも、ジャンルに囚われないサウンドの幅やメロディの普遍性を大事にしている[7]

その他、こうしたロック/メタルな曲調以外にも、ダンス・ミュージック[8]アコースティック音楽[9]などをベースとした楽曲も手掛けている。

なお、ヘヴィミュージックに感化されたきっかけは、元々LUNA SEAを中心にヴィジュアル系を好んで聴いており、ロック音楽には馴染みがあったとしたうえで、ラウドロックについては、リンキン・パークリンプ・ビズキットスリップノットからの影響を受けたことが大きく、メタルについては、ギターを弾き始めた高校生の頃に、楽器店でイングヴェイ・マルムスティーンの教則ビデオでの速弾きを偶然見たことから。その後はエンター・シカリアタック・アタック!など、エレクトロ要素を取り入れたバンドも聴くようになったという。[10]

音楽的趣向としては上記を含め、ダンス・ミュージック、J-POP、ヒップホップビート・ミュージックドラムンベースほか多くのジャンルを好む[11]

また、前述以外の好きなアーティストとして、ロック・ミュージックではマリリン・マンソン[12]、ダンス・ミュージックではカルヴィン・ハリス[4]ゼッド[11]アフロジャック[13]、J-POPでは浜崎あゆみ[14]、ヒップホップではニッキー・ミナージュ[4]を挙げている。

参加作品

※五十音順

  • Another Story
    • 「Day To Remember」(ミックス/マスタリング)
    • 「Another Ending」(ミックス/マスタリング)
    • 「Storyteller」(ミックス/マスタリング)
  • Anna
    • 「旅行計画」(ミックス)
  • WING WORKS
    • 「RAVVE OF MY TRINITY」(共編曲/共サウンドプロデュース)[15]
  • 大橋彩香
    • 「Winding Road」(共作曲/編曲)
    • 「Be My Friend!!!」(共作曲/共編曲/ミックス/ギター)[9]
    • 「Nobody Knows」(共作曲/編曲/ミックス/ギター)[9]
    • 「Étoile」(共作曲/編曲)[9]
  • 神はサイコロを振らない
    • 「パーフェクト・ルーキーズ」(編曲/ミックス)
    • 「導火線」(ミックス)
    • 「クロノグラフ彗星」(共編曲/ミックス)
  • KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL
    • ミニアルバム『WAIT&SEE』(ミックス/マスタリング)[16]
  • 擬態するメタ
    • コンセプトムービー『企劇』(共作曲)
  • GITADORA
    • GITADORA Matixx
      • 「REBORN / MEG」(作曲/編曲/共作詞/ボーカル/コーラス/ギター/ベース/シンセトラックメイク/プログラミング)
    • GITADORA EXCHAIN
      • 「Inside my heart / MEG feat. Keita (from FAR EAST DIZAIN)」(作曲/編曲/ギター/シンセトラックメイク/プログラミング)
      • 「STATE OF MIND / MEG feat. KIHIRO (from LOKA)」(作曲/編曲/ギター/ベース/シンセトラックメイク/プログラミング)
    • GITADORA NEX+AGE
      • 「Burn Burn Burning / Super Momo Tarosans」(共ボーカル)
      • 「overcome / MEG feat. Keita (from FAR EAST DIZAIN)」(作曲/編曲/共コーラス/ギター/ベース/シンセトラックメイク/プログラミング)
    • GITADORA HIGH-VOLTAGE
      • 「Never Ever End / MEG」(作曲/編曲/作詞/ボーカル)
      • 「RISE UP / Super Momo Tarosans」(作詞/共ボーカル)
      • 「和風インザ洋風 / Super Momo Tarosans」(作詞/共ボーカル)
  • KIMIKA
    • 「Pink Sunset」(編曲/レコーディング/ミックス/マスタリング)
  • Q'ulle
    • 「PARTY ROCK!!!!!」(アディショナルプロダクション)
    • 「Take Off」(編曲/ミックス)
  • KSUKE feat.Tyler Carter
    • 「Contradiction (DANGER×DEER Remix)」(編曲/ミックス/マスタリング)
  • コロナナモレモモ
    • 「恋のメガラバ」(共編曲)
    • 「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ」(共編曲)
    • 「G'old~en~Guy [D×D remix] feat. Misaki(SpecialThanks)」(共編曲/ミックス)
    • 「拝啓VAP殿 [GONGON めちゃくちゃ語フルver.]」(共編曲)
  • 今陽子
    • アルバム『今の季節』(ミックス)
    • 「This Is My Season〜「今」を生きる!〜」(共作曲/編曲)
  • 桜田通
    • 「NOISE」(作曲/編曲)
    • 「One Word」(共作曲/編曲)
  • 坂口有望
    • 「#ボクナツ」(レコーディング/ミックス)
  • SHARE LOCK HOMES
    • 「パリ↓↑パニ」(ミックス)
    • 「うらしまハロー」(ミックス)
  • ソニックフロンティア
    • 「I'm Here」(ギター、プログラミング、ミックス)
    • 「Undefeatable」(共編曲、ギター、プログラミング、ミックス)
    • 「Break Through It All」(共編曲、ギター、プログラミング、ミックス)
    • 「Find Your Flame」(共編曲、ギター、プログラミング、ミックス)
    • 「One Way Dream」(ギター)
  • Da-iCE
    • 「DREAMIN' ON」(共作曲/編曲)[19]
  • 武田真治
    • アルバム『BREATH OF LIFE』(ミックス)※全12曲中11曲に参加
  • DADAROMA
    • アルバム『スタンチク』(レコーディング/マスタリング)
    • 「夢タラレバ」(レコーディング/マスタリング)
    • 「造花とカラシニコフ」(レコーディング/マスタリング)
    • ミニアルバム『dadaism#3』(レコーディング/マスタリング)
    • 「ポルノグラフ」(編曲/レコーディング/ミックス)
    • 「いいくすりと、わるいくすり」(レコーディング/マスタリング)
  • NEO JAPONISM
    • 「Buster Buster」(共作曲/編曲/サウンドプロデュース)[7]
    • 「TOMOSHIBI」(共作曲/サウンドプロデュース)[7]
  • Fixed Sound Tracker
    • EP『Episode of Rebirth E.P.』(ミックス/マスタリング)[5]
  • BEMANI Sound Team "あさき隊"
    • 「ここからよろしく大作戦143」(作詞)
  • Brand New Vibe
    • 「ノー・フューチャーシンドローム」(共編曲)
  • フレデリック
    • 「LIGHT」(編曲)
    • 「対価」(共編曲)
    • 「VISION」(編曲/シンセトラックメイク)
    • 「終わらないMUSIC」(編曲/シンセトラックメイク)
  • FlowBack
    • 「side effects」(共作曲)
  • Pop'n music
    • pop'n music 解明リドルズ
      • 「もうあおむけでいくしかない / Super Momo Tarosans」(作詞/共ボーカル)
  • 牧野由依
    • 「Colors of Happiness―Rainbow Mix―」(リミックス)[21]
    • 「Brand-new Sky [UPDATE]」(共編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
    • 「ワールドツアー [UPDATE]」(編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
    • 「synchronicity [UPDATE]」(共編曲/ミックス/サウンドプロデュース/ギター/ベース)
    • 「囁きは"Crescendo" [UPDATE]」(編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
    • 「secret melody [UPDATE]」(編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
    • 「夏休みの宿題 [UPDATE]」(共編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
    • 「Cluster [UPDATE]」(編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
    • 「アルメリアー弾き語りー」(ミックス)
    • 「シルエット」(編曲/ミックス)[22]
  • YAJICO GIRL
    • 「アウトドア」(共編曲/共サウンドプロデュース)
    • 「雑談」(共レコーディング)
    • 「Life Goes On」(共レコーディング)
  • UNIONE
    • 「運命NO WAY!」(共作曲)
  • [re:]
    • 「もう一度」(ミックス/マスタリング)
  • りりあ。
    • 「素直になりたい子の話。」(マスタリング)
    • 「じゃあね、またね」(ミックス)
  • luz
    • 「SPIDER」(レコーディング/ギター)
  • LADYBABY
    • 「渋谷 CROSSING」(作曲/編曲)
    • 「ホシノナイソラ」(作曲/編曲)
    • 「破天二雷鳴」(作曲/編曲)[3]
  • RED EMPEROR Project
    • アルバム『Beauty and Chaos』(共ボーカル)
  • ReN
    • 「Traveling Train」(レコーディング/ミックス)
  • れん
    • 「赤」(共編曲/ミックス/サウンドプロデュース)
  • ROACH
    • 「MY FRIENDS FOREVER (Electro Mix)」(編曲/ミックス)
    • 「リーリヤ-never again-」(レコーディング)[6]
    • 「NO MORE」(レコーディング)[6]
    • 「Plan C」(レコーディング)[6]
  • ONE OK ROCK
    • 「Broken Heart of Gold (Acoustic)」(レコーディング/ミックス)
    • 「Renegades (Acoustic)」(レコーディング/ミックス)
    • 映像作品『ONE OK ROCK 2021 Day to Night Acoustic Sessions』(ミックス)

など


  1. ^ MUSIC, MUSIC FOR. “MEG(MEGMETAL)”. MUSIC FOR MUSIC. 2020年10月15日閲覧。
  2. ^ a b LEGIONクリエイターズ #05 MEG(MEGMETAL)「今まで培ってきたもので音楽を作りたい」(MUSIC PRODUCER)【Legion 560 Pro】 (Youtube). SUGARBITZ Co., Ltd、KIRAPRO INC. 29 March 2022. 2022年5月29日閲覧
  3. ^ a b c d e 森朋之 (2019年6月25日). “【Creators Search】LADYBABYやBABYMETALら手がけるMEG アイドルからラッパーまでロック軸で独自サウンドを展開”. ORICON NEWS. 2022年5月29日閲覧。
  4. ^ a b c MAY-E (2013年2月18日). “ARTEMA│激ロック インタビュー”. 激ロック. 2017年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月29日閲覧。
  5. ^ a b “若き新鋭スクリーモFIXED SOUND TRACKER、デビューEPをリリース!”. CDJournal. (2013年4月10日). https://www.cdjournal.com/main/news/fixed-sound-tracker/51132 2022年5月29日閲覧。 
  6. ^ a b c d “ROACH、3月にニューシングル発売決定&最新ビジュアルを公開”. rockinon.com. (2015年1月16日). https://rockinon.com/news/detail/117021 2022年5月29日閲覧。 
  7. ^ a b c d e 冬将軍 (2021年10月23日). “NEO JAPONISM、MEGMETAL曲とコライト制作で考えるラウドロックのトレンドとオリジナリティ|「偶像音楽 斯斯然然」第68回”. Pop'n'Roll. 2022年6月4日閲覧。
  8. ^ a b Aqours初の実写PV「DREAMY COLOR」クリエイター陣座談会|2021年、「ラブライブ!」シリーズの大きな挑戦をクリエイター5名で振り返る”. 音楽ナタリー (2022年1月6日). 2022年6月4日閲覧。
  9. ^ a b c d 大橋彩香「Étoile」「Be My Friend!!!」インタビュー|アコースティックとメタル、対照的な2作品で見せる魅力”. 音楽ナタリー (2022年4月27日). 2022年6月4日閲覧。
  10. ^ 「SCREAM OUT FEST 2015」特集”. 音楽ナタリー (2015年3月26日). 2022年5月29日閲覧。
  11. ^ a b 沖さやこ (2014年1月16日). “ARTEMA│激ロック インタビュー”. 激ロック. 2014年6月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月29日閲覧。
  12. ^ a b c d Guilty Kiss「Shooting Star Warrior」特集│愛を貫く個性派ユニット・ギルキスの強さの理由とは?クリエイターKanata Okajima&MEGとその魅力を語り合う”. 音楽ナタリー (2021年8月3日). 2022年5月29日閲覧。
  13. ^ 荒金良介 (2015年9月9日). “ARTEMA、バンドの固定概念崩して新たな領域に踏み込んだ意欲作『ARTEMATE PARTY』を語る”. Mikiki. 2022年5月29日閲覧。
  14. ^ Osamu Sawada (2015年9月15日). “【FEATURES】ARTEMA, Newアルバム「ARTEMATE PARTY」インタビュー 〜ライブも含めてパーティーできるような曲をそろえようっていうコンセプトがあったんです〜”. NM MAGAZINE. 2022年5月29日閲覧。
  15. ^ “WING WORKS、レーザーを駆使した近未来感満載のMVを公開”. BARKS. (2015年5月27日). https://www.barks.jp/news/?id=1000116022 2022年5月29日閲覧。 
  16. ^ ムラオカ (2013年10月8日). “KEEP YOUR HANDs OFF MY GIRL│激ロック インタビュー”. 激ロック. 2022年5月29日閲覧。
  17. ^ “キバオブアキバが新体制での新作『あげてけ! ぽじてぃ節』を11月22日にリリース決定!”. TOPPA!!. (2017年11月9日). https://toppamedia.com/kibaobuakiba-news 2022年5月29日閲覧。 
  18. ^ “TVアニメ『半妖の夜叉姫』のオープニングテーマ・アーティストはSixTONESに決定”. SPICE. (2020年9月17日). https://spice.eplus.jp/articles/275781 2022年5月29日閲覧。 
  19. ^ ニューシングル「DREAMIN' ON」Official Dance Practice公開! - INFO | Da-iCE(ダイス)オフィシャルサイト”. da-ice.jp. 2020年10月15日閲覧。
  20. ^ 筧真帆 (2020年11月27日). “【コラム】DREAMCATCHER、ハードロックを武器に宣戦布告”. BARKS. 2022年5月29日閲覧。
  21. ^ “牧野由依、復帰作となるMini Album『WILL』を3月21日に発売決定”. マイナビニュース. (2018年1月23日). https://news.mynavi.jp/article/20180123-574975/ 2022年5月29日閲覧。 
  22. ^ アニソン派!楽曲アワード2021 BEST20楽曲 シルエット / 牧野由依”. アニソン派!project. 2022年5月29日閲覧。
  23. ^ “ROACH、ゲスト・ギタリストにミヤ(MUCC)、宮平直樹(かりゆし58)、Yu-taro(A Ghost of Flare)ら6人迎え今後のライヴ活動を行うことを発表!”. 激ロック. (2019年9月24日). https://gekirock.com/news/2019/09/roach_guest_guitarists.php 2022年5月29日閲覧。 
  24. ^ “召喚されたGuilty Kiss、バンドを引き連れて力強く“愛”を歌う”. 音楽ナタリー. (2021年9月26日). https://natalie.mu/music/news/446757 2022年5月29日閲覧。 


「MEG (作曲家)」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「MEG (作曲家)」の関連用語

MEG (作曲家)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



MEG (作曲家)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのMEG (作曲家) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS