臭化カドミウム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/04/15 06:12 UTC 版)
臭化カドミウム | |
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Cadmium(II) bromide |
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別称
カドミウムブロマイド
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 7789-42-6 , 13464-92-1 (四水和物) |
特性 | |
化学式 | CdBr2 |
モル質量 | 272.22 g/mol |
外観 | 白ないし淡黄色の結晶。四水和物は風解性のある無色の結晶。 |
密度 | 5.192 g/cm3, solid |
融点 |
568℃ |
沸点 |
844℃ |
水への溶解度 | 56.3 g/100 mL (0℃) 98.8 g/100 mL (20℃) 160 g/100 mL (100℃) |
溶解度 | エタノール、アセトン、液化アンモニアに可溶 |
構造 | |
結晶構造 | CdI2 |
危険性 | |
EU Index | 048-001-00-5 |
EU分類 | Harmful (Xn) Dangerous for the environment (N) |
NFPA 704 | |
Rフレーズ | R20/21/22, R50/53 |
Sフレーズ | (S2), S60, S61 |
半数致死量 LD50 | 225 mg/kg(ラット経口投与) |
関連する物質 | |
その他の陰イオン | 塩化カドミウム, ヨウ化カドミウム |
その他の陽イオン | 臭化亜鉛, 臭化カルシウム, 臭化マグネシウム |
特記なき場合、データは常温(25 °C)・常圧(100 kPa)におけるものである。 |
性質
四水和物は風解性があり、36℃で一水和物に、200℃で無水物になる。不燃性だが、加熱により酸化カドミウムのフュームを生じる。毒物及び劇物取締法では劇物に分類されている。発癌性があり、吸入するとカドミウム中毒を起こすことがある。用途としては、写真用薬品やリトグラフ、エングレービングに用いられる。
参考資料
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- 1 臭化カドミウムとは
- 2 臭化カドミウムの概要
- 臭化カドミウムのページへのリンク