生田緑地 施設

生田緑地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/18 01:48 UTC 版)

施設

各施設の詳しい利用案内等については外部リンク先を参照。

枡形地区

市内および市外の東日本地域に実在した代表的な構造の古民家水車小屋などの建物および民具の保存と伝承を目的に整備され、1967年(昭和42年)に開園した野外博物館である。国・県の指定重要文化財を含めた 25件の建物を保存・常設展示するとともに、夜間ライトアップや講話会などの催事も企画・実施している。要入場料。
また、園内には古民家を利用し、戸隠のそば粉を使う「そば処」が営業している(営業日注意)。
かわさき宙(そら)と緑の科学館に静態保存されているD51408(2006-06-01撮影)
生田緑地にて保存されているスハ42 2047座席型客車(2010.12.15撮影)
  • かわさき宙(そら)と緑の科学館(正式名称:川崎市青少年科学館/愛称:サイエンスプリン)
多摩区在住の大平貴之が開発したプラネタリウムメガスターIII FUSION」による投影および生解説により、月替わりの番組を通年上演している。このプラネタリウムは 最大1500万個の星の投影が可能で[3]天の川なども精細に表現できる特徴を持つ。そのため、館内でそれら微細な星を見るための双眼鏡の貸出も実施している(数量限定)。プラネタリウムは要観覧料。
また、1階展示室には川崎の自然を「川崎の大地」「丘陵の自然」「街の自然」「多摩川の自然」「生田緑地ギャラリー」の5つのテーマで常設展示されている。展示室のみの入館は無料。
D51408号蒸気機関車および スハ42 2047号客車が屋外に静態保存されており、客車については車内に入ることができる。
ドラマや歌手のプロモーションビデオの撮影にも使用されることがあり、MISIAの新曲のPVは、このプラネタリウムで撮影された。
  • 伝統工芸館
藍染め体験や講習会などを行っている。入場は無料だが、染物体験には要実費。
また、現在は民家園の入口としても利用されている。
市内二子に縁のある岡本太郎より、作品が川崎市に寄贈されたことを受けて当緑地内に整備され、1999年(平成11年)10月に開館した。岡本太郎および両親(一平かの子)の作品を中心に収蔵と常設展示、および企画展を行っている。要入場料。
また、カフェテリア「TARO」が併設されている。
  • 売店・レストハウス
冬季は休日など多客時のみ営業する。
  • 北部公園事務所
生田緑地および多摩・麻生区内の公園の維持管理を行っている。

初山地区

  • 川崎国際生田緑地ゴルフ場
井上誠一により設計され、現在は川崎市が管理している。会員制ではなく、また市民以外でも利用できる。
  • とんもり谷戸
水性植物鑑賞池、初山広場、森の広場、おもい出のうたのこみち、竹の広場、生田緑地南遊園

長尾地区

「向ケ丘遊園 ばら苑」
市と有志の連携で維持され、年2回の花期に一般公開されている(旧向ヶ丘遊園)ばら苑(2006-06-01撮影)
  • 生田緑地ばら苑(旧向ケ丘遊園ばら苑)
533種類約4,700株のバラが手入れされており、春・秋の一定期間内に一般公開され、花を楽しめる。
大パーゴラ、クラブハウス(現ローズガーデンハウス)、周囲を森林に囲まれる地形を生かしたガーデンデザインは横山光雄氏による設計。「白鳥と子供」「母と子」の彫像は多摩美術大学教授早川巍一郎氏の制作。1958年(昭和38年)の開苑当初には多くの噴水・大プールや水路があり豊富な水で演出していたが、向ヶ丘遊園閉園後に大プールは芝生広場に、水路は通路にリニューアルされている。
かつて向ヶ丘遊園内の一施設であったが、閉園後に川崎市が暫定的に施設を借り受け、市が施設維持を行い、苑内のバラの管理にはボランティアを募り、手入れされている。
入場は無料だが、維持管理にかかる費用の一部を賄う募金を苑内で受け付けている。
藤子・F・不二雄ミュージアム
生前は多摩区内に在住していた藤子・F・不二雄原画等の作品が、親族より川崎市に寄贈されることとなり、それを受けて川崎市および藤子プロが、当緑地内への展示施設の設立を決定した[4]
2007年度中に基本計画を策定し、2010年に着工、2011年秋の開館を計画した。建設用地を地権者の小田急電鉄より川崎市が借り(旧向ヶ丘遊園のうち、緑地に隣接し遊具が置かれていた区域)、藤子プロが建物を建設して市に寄贈し、藤子プロ中心に運営を委託されている。また、川崎市は市役所内に「藤子・F・不二雄ミュージアム整備準備室」を設置した[4][5]
2011年9月3日にオープンした[2]

  1. ^ 川崎市都市公園条例
  2. ^ a b 遊び心たっぷりのSFワールド『藤子・F・不二雄ミュージアム』が9月3日オープン”. 週刊アスキー. 2012年2月10日閲覧。
  3. ^ 【ここいこ】最新鋭プラネタリウムが登場 川崎・生田緑地”. MSN産経ニュース (2012年5月5日). 2012年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年6月11日閲覧。
  4. ^ a b 川崎市 (2014年9月22日). “これまでのあゆみ”. 藤子・F・不二雄ミュージアム. 川崎市. 2015年6月26日閲覧。
  5. ^ 川崎市 (2013年11月19日). “2011年 川崎市藤子・F・不二雄ミュージアムの開館に向けて”. 藤子・F・不二雄ミュージアム. 川崎市. 2015年6月26日閲覧。
  6. ^ a b c d e f 良くある質問”. 生田緑地. 2012年2月10日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g アクセス - 生田緑地ばら苑、2018年5月11日閲覧。
  8. ^ コース4 今が見ごろ!春の生田緑地ばら苑”. 川崎市交通局 (2013年6月3日). 2018年5月14日閲覧。
  9. ^ 停留所名称の変更について”. 川崎市. 2011年11月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月13日閲覧。






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