水蒸気 水蒸気の利用

水蒸気

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/10 03:26 UTC 版)

水蒸気の利用

食品分野では古くから蒸し料理、澱粉性食品の加工や焼成に用いられてきた[4][5]。業務用厨房機器や食品加工装置(スチームコンベクションオーブンなど)や調理家電(炊飯器など)にも利用されている[4]圧力釜オートクレーブもほぼこれを利用している。

また、水蒸気を利用した蒸気機関は、主に産業革命以降に熱エネルギーから運動エネルギーへ変換する動力源として重要な役割を担った[4]汽力発電火力発電原子力発電)で蒸気タービンの駆動に利用されている。

このほか、水蒸気を熱媒とした蒸気暖房蒸し風呂、高温を利用した清掃用具(スチームクリーナー)がある。

脚注

関連項目


  1. ^ 水全体の温度が均一になる程度にゆっくりと加熱するとする。強く加熱すると加熱面近くの水の温度が上昇し、場合によってはそこから蒸気泡が生じる。液中から蒸気泡が生じる蒸発を沸騰とよぶ。
  2. ^ 気体の占める部分は空気等を除去し、液体と同じ圧力の水蒸気だけとする。
  3. ^ 標準大気圧 760 mmHg での飽和温度を特に沸点とよび区別する。水の沸点は 100 ℃(正確には 99.9743 ℃)である。沸点という用語は、圧力を標準大気圧に限定せずに、広く飽和温度の意味で用いられる場合もある。
  1. ^ 渡辺勇三「1P1-C2 面白科学実験を数量的に議論する(インタラクティブ(1),インタラクティブセッション,次世代の科学力を育てる-社会とのグラウンディングを求めて-)」『日本科学教育学会年会論文集』第34巻、日本科学教育学会、2010年、455-456頁、doi:10.14935/jssep.34.0_455ISSN 2186-3628 
  2. ^ 山下晃「手作り実験あれこれ――教育の現場からPart 3 (1)」『可視化情報学会誌』第18巻第70号、可視化情報学会、1998年、192-197_1、doi:10.3154/jvs.18.70_192ISSN 09164731 
  3. ^ a b c 石田博幸, 木村久美子「C-08 ブラジルとアジア諸国の科学用語比較(日本理科教育学会 第53回東海支部大会)」『日本理科教育学会東海支部大会研究発表要旨集』、日本理科教育学会東海支部大会事務局、2006年11月、55頁、NDLJP:10417043 
  4. ^ a b c 伊與田浩志「食品加工における過熱水蒸気利用に関する研究」『日本食品工学会誌』第25巻第1号、日本食品工学会、2024年3月、1-7頁、doi:10.11301/jsfe.23641ISSN 1345-7942 
  5. ^ 小野和広「過熱水蒸気」『日本食品科学工学会誌』第55巻第3号、日本食品科学工学会、2008年3月、121-121頁、doi:10.3136/nskkk.55.121ISSN 1341-027X 


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