標津町
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 23:00 UTC 版)
経済
産業
農業は畜産がほとんどで、近隣の中標津町、別海町とともに酪農地帯を形成している。他にテンサイの栽培も行われる。豊富な森林資源を背景に林業も行われる。
漁業は古くから盛んで、特に鮭が多く獲れ、秋サケは日本有数の水揚げ量を誇る。サケ・マスの年漁獲量は、約17,000t(約530万尾)。ホタテガイの漁獲も多い。また年に1度、標津町民に無料で鮭が提供される。隣接する羅臼町とは違い、昆布などの採藻は行われない。
農協・漁協
- 標津町農業協同組合(JAしべつ)
- 標津漁業協同組合
金融機関
- 大地みらい信用金庫標津支店
郵便局
- 標津郵便局(集配局)
- 薫別郵便局(集配局)
- 川北郵便局
- 標津忠類簡易郵便局
- 古多糠簡易郵便局
地域
人口
標津町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 標津町の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 標津町
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | ||
標津町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
標津町の人口は、平成28年10月1日時点で男性 2,632人、女性 2,697人、合計 5,329人である。
行政
国の機関
警察
- 中標津警察署
- 標津駐在所
- 川北駐在所
- 薫別駐在所
消防
- 標津消防署
教育
姉妹都市・提携都市
不祥事
- 職員過労パワハラ自殺
2019年7月、当時24歳の町職員が上司からの叱責や月146時間にも及ぶ残業時間からくるうつ病を元に過労自殺[10]。職員は北方領土問題の啓発事業の一環である教育旅行の町への受け入れ作業を一人で担当することになり、上司が用意した引継ぎ資料がきわめて不十分だったことや他の職員から支援を受けられなかったことで業務が過大となった[11]。
交通
空港
鉄道
町内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR北海道釧網本線知床斜里駅。
廃止された鉄道
かつては標茶駅まで鉄道(標津線)が通っていたが(町内の駅は川北駅と根室標津駅)、1989年に廃線となった。現在は阿寒バスによる代替輸送が行われている。以前は根北線の計画もあった。
バス
道路
- ^ “標津 1991-2020年”. 気象庁. 2024年3月27日閲覧。
- ^ 小野哲也「会津藩の北海道開拓記◇沿岸警備で標津町へ移住 藩士たちとアイヌの親交◇」『日本経済新聞』朝刊2018年9月13日(文化面)2018年9月18日閲覧。
- ^ 川北
- ^ 伊茶仁
- ^ 薫別
- ^ 崎無異
- ^ 忠類
- ^ 古多糠
- ^ 茶志骨
- ^ 「24歳の町職員が自殺 1人で苦情対応、上司から叱責」 ― 北海道新聞2020年1月10日付
- ^ “北方領土啓発の修学旅行対応に忙殺 24歳の町職員自殺:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年1月13日閲覧。
- ^ 北海道新聞, 2020年07月07日, 「新種クジラ 英名に「Sato」」
固有名詞の分類
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