昼食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/07 22:32 UTC 版)
フランス語圏
フランス語では、昼間の食事は「Déjeuner」(「デジュネ」)と呼ばれ、正午から午後2時の間に食べる。南フランスではこれが主要な食事とされる。北フランスでは昼食よりも夕食のほうが主要な食事であるが、南フランスよりも量は少ない。フランスでの夕食は、フランス北部では午後6時~7時、南フランスでは午後8時ごろに食べられ、これは「Dîner」(「ディネ」) または「Souper」(「スペ」) と呼ばれる。これは通常、午後11時以降に取る食事にも使われる。
カナダ・フランス語では、「Dîner」(「ディネ」)は「昼食」を意味する。
ポルトガル語圏
ポルトガル語では、昼食は「Almoço」 (「アルモッソ」)と呼ばれる。十分な量を調理した食事であり、夕食と同様に、スープ、肉または魚料理、デザートからなる。「Lanche」(「ランシェ」)という単語は「アフタヌーン・ティー」を意味する。
ベンガル地方
ベンガル地方における伝統的なランチは7コースの食事である。最初の料理は「シュクト」(もしくは「シュクタ」)である。これは、少量の香辛料で調理した野菜の煮物で、ココナッツがかけられる。2番目の料理は米、ダール(豆カレー)、および野菜によるカレーからなる。3番目の料理は米と魚のカレーからなる。4番目の料理は米と肉(一般に、ヤギ肉、羊肉、鶏肉、またはラム肉)のカレーである。5番目の料理は「ラスグッラ」(Rasgulla)、「パントゥア」(Pantua)、「ラージブーク」(Rajbhog)、「シャンデーシュ」(Sandesh)で、味付けは甘い。6番目の料理は「パイヤシュ」または「ミシュティ・ドイ」(Mishti Doi)である。7番目のコースはパーン(Paan)である。
他の文化圏
アラビア語では「Ghathaa」と呼び、一般的な食物を意味する「Ghithaa」の派生語である。午後2時から4時の間に食べる。
リトアニア語では「Pietūs」と呼び、1日で取る主要な食事である。「ランチ」に当たる語は「Priešpiečiai」(「プレ・ディナー」の意味)であり、ブランチに該当する。
ネパールでは昼食を取る習慣があまり無く、日中は菓子やチャパティを口にする程度で、食事は朝食と夕食の2回が多い[9]。
- ^ Alan Davidson (2014). The Oxford Companion to Food. Oxford University Press. p. 478. ISBN 9780191040726
- ^ “luncheon”. dictionary.cambridge.org. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “lunch”. merriam-webster.com. 2023年1月5日閲覧。
- ^ “luncheon”. merriam-webster.com. 2023年1月5日閲覧。
- ^ OED gives a first usage in 1591.
- ^ “luncheon”. dictionary.cambridge.org. 2023年1月5日閲覧。
- ^ a b c McMillan, Sherry (2001年). “What Time is Dinner?”. History Magazine. 2007年8月11日閲覧。
- ^ 『Mrs Beeton's Book of Household Management』(『ビートン夫人の家政読本』)
- ^ 竹村真紀子 (2014年9月3日). “ネパール人をランチに誘ってはいけません?”. 東洋経済オンライン 2014年9月6日閲覧。
- ^ 『図解!江戸時代』 三笠書房 2015年 p.130.
- ^ 『図解!江戸時代』 三笠書房 2015年 p.133.
- 1 昼食とは
- 2 昼食の概要
- 3 「Lunch」の由来
- 4 フランス語圏
- 5 日本
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