新潟県第3区 新潟県第3区の概要

新潟県第3区

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/06 06:33 UTC 版)

新潟県第3区
行政区域 新潟市北区秋葉区新発田市村上市五泉市阿賀野市胎内市北蒲原郡東蒲原郡岩船郡
(2022年12月28日現在)
比例区 北陸信越ブロック
設置年 1994年
2022年区割変更)
選出議員 斎藤洋明
有権者数 38万1835人
1.665 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2022年9月1日)
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区域

現在の区域

2022年令和4年公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。新潟市内では北区の分割が解消されるほか、4区だった秋葉区が加わる。

2022年以前の区域

2013年平成25年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3][4]

  • 新潟市
    • 北区(旧豊栄市域)
      • 本庁管内(細山、小杉、十二前、横越を除く)
      • 北出張所管内のすみれ野4丁目 
  • 新発田市
  • 村上市
  • 五泉市
  • 阿賀野市
  • 胎内市
  • 北蒲原郡
  • 東蒲原郡
  • 岩船郡

1994年(平成6年)公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[5]

歴史

1994年小選挙区比例代表並立制導入で、当時の新発田市、村上市、五泉市、豊栄市、北蒲原郡、中蒲原郡村松町、東蒲原郡、岩船郡が選挙区の区域となった。

稲作農家が多い穀倉地帯で、中選挙区制旧新潟2区時代から地元村上市地盤を持っていた自由民主党稲葉修稲葉大和親子の大票田となっていた地域である[注 1]

小選挙区制施行後も稲葉大和が盤石の選挙戦を繰り広げ、1996年第41回衆議院議員総選挙から2005年第44回衆議院議員総選挙まで対立候補に一度たりとも比例復活を許さずに連続当選していたが、2009年第45回衆議院議員総選挙では参院より鞍替えして新発田市を中心に活動した民主党黒岩宇洋の前にダブルスコアの大敗を喫し、比例復活も叶わず稲葉は落選。この選挙後に稲葉は政界を引退し、おおよそ60年続いた「稲葉王国」は崩壊した。

2012年第46回衆議院議員総選挙では自民党が新人の斎藤洋明を擁立し初当選。自民党が議席を奪還し、黒岩は比例復活もできず落選した。2014年第47回衆議院議員総選挙では地元JAなどの推薦を取り付けた黒岩が当選。敗れた斎藤は比例北陸信越ブロックで復活当選した。2017年第48回衆議院議員総選挙民進党の分裂に伴い無所属での戦いとなった黒岩が斎藤に50票差まで迫られたものの辛うじて選挙区で当選。斎藤は前回に続いて比例での復活当選となった。なお、この時の斎藤の惜敗率の高さ・黒岩との票差の小ささは小選挙区比例代表並立制導入以降の選挙では歴代1位である。

2021年第49回衆議院議員総選挙では斎藤が新潟市北区を除く全自治体で黒岩を上回る得票をし、黒岩に約14000票差をつけ、彼の比例復活を阻止し、9年ぶりに小選挙区での当選を果たした。

小選挙区選出議員

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 稲葉大和 自由民主党
第42回衆議院議員総選挙 2000年
第43回衆議院議員総選挙 2003年
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年 黒岩宇洋 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 斎藤洋明 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年 黒岩宇洋 民主党
第48回衆議院議員総選挙 2017年 無所属
第49回衆議院議員総選挙 2021年 斎藤洋明 自由民主党

注釈

  1. ^ 旧新潟2区時代、阿賀北地域を地盤とし稲葉と地盤が若干重なっていた渡辺紘三の後継が分裂してしまったことが、中選挙区時代あまり選挙に強くなかった稲葉によい方向に働いた結果である。

出典



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