教士
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/04 09:00 UTC 版)
教士(きょうし、英:Teacher)は、武道における称号の第2位。上位の称号に「範士」、下位の称号に「錬士」がある[注釈 1][1]。
注釈
- ^ 居合道においては、全日本居合道連盟のみ、教士と範士の間に「準範士」の称号を制定している。
- ^ 戦前は、段位と称号を併記して肩書きに使うことはほとんどなく、称号のみを使っていた。戦後に併記するようになったが、称号の上に段位を付し、「七段教士」といういい方もなされていた[2]。
- ^ 学位は学校教育法や学位規則に定められているが、武道の称号にそのような根拠法令はない。また、軽犯罪法第1条15の規定により、「官公職、位階勲等、学位その他法令により定められた称号若しくは外国におけるこれらに準ずるものを詐称し、又は資格がないのにかかわらず、法令により定められた制服若しくは勲章、記章その他の標章若しくはこれらに似せて作つた物を用いた者」は、拘留又は科料に処されるが、武道の称号はこれには該当しない。
- ^ 1914年(大正3年)9月、「技能円熟特に斯道の模範となるべき者」には60歳未満であっても特例で範士号を授与することと定め、剣道は内藤高治(52歳)、高野佐三郎(52歳)、門奈正(59歳)、柔道は磯貝一(44歳)、山下義韶(50歳)、永岡秀一(39歳)に範士号が授与された。
出典
- 1 教士とは
- 2 教士の概要
- 3 全日本弓道連盟の教士
- >> 「教士」を含む用語の索引
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