全日本剣道連盟の教士
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「剣道の段級位制」も参照 一般財団法人全日本剣道連盟は、次の資格を具備する者に審査を経て剣道および居合道、杖道の教士号を授与している。 教士は、剣理に熟達し、識見優秀なる者。 錬士七段受有者で、七段受有後2年を経過し、加盟団体の選考を経て加盟団体会長より推薦された者。 これに加え、 剣道実技の修錬を続けている者。 錬士以下を指導する立場にある者として、社会的識見に富み、健全な社会生活を営む者。 全剣連または加盟団体が行う講習を受け、教士として必要とされる、日本剣道形・審判法・指導法等の知識、実技について能力の認定を受け、かつ、剣道の指導および審判の経験を有する者。 が要件である。 日本剣道形、審判法 指導法、剣道に関する一般教養 小論文 の3科目群の筆記試験を行い、審査員6名中4名以上の合意により合格となる。合格者名は全剣連の広報紙『月刊剣窓』および剣道専門雑誌の『剣道日本』、『剣道時代』にて公表される。 なお、2000年(平成12年)4月1日に現行の制度に改正されるまでは、五段から教士の受審資格があったため、「教士六段」などが存在したが、現行の制度では取得できない。
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