山川出版社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 18:10 UTC 版)
一般向け書籍
一般読者向けに高校教科書を再編集した「もういちど読むシリーズ」が有名である[8]。
2017年7月時点で累計130万部を突破するロングセラー[9]。「もういちど読むシリーズ」は現行の教科書の1つ前の版を再構成し、表紙とレイアウトを変更した上で[10]、地図や資料を加えたり[11]、注釈を本文中に組み込み太字装飾も解除するなど、一般向けに読みやすく変更されている[12]。
2009年8月30日に刊行を開始した「もういちど読む山川日本史」「もういちど読む山川世界史」は幅広い客層に受け入れられ異例のヒットとなった[13]。これを受け、数研出版とコラボレーションして同シリーズを展開している。
歴史学の必携書と評価の高い書籍も多数展開している。「世界歴史大系」「世界各国史」「宗教の世界史」「世界史・日本史リブレット」「日本歴史大系」「新体系日本史」「県史(全国版)」「歴史散歩(全国版)」「日本史リブレット"人"」をはじめとする多くのシリーズがあり、辞典分野では、20世紀の日本史学を統括する「日本史広辞典」をはじめ、「日本史・世界史小辞典」「日本思想史辞典」を刊行している。
研究学術書の分野でも、騎馬民族征服王朝説を提唱した江上波夫の文化史論集や、近代ドイツ史の研究者として後に東京大学の総長も務めた林健太郎の著作集など歴史学界に大きな足跡を残す多くの論集を刊行。1889年創刊の雑誌『史學雜誌』も取り扱っている。
脚注
外部リンク
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- ヒストリスト[Historist]
- ^ a b c d 株式会社山川出版社 第75期決算公告
- ^ 山川出版社「ご挨拶 | 山川出版社」『歴史と教科書の山川出版社』。2018年9月25日閲覧。
- ^ 日本経済新聞社・日経BP社「社会人、副教材で学び直し 政治や科学…時事ネタ満載|エンタメ!|NIKKEI STYLE」『NIKKEI STYLE』。2018年9月25日閲覧。
- ^ 日本経済新聞社・日経BP社「混迷期こそ過去の転機に学ぶ 山川、常識破りの歴史書|エンタメ!|NIKKEI STYLE」『NIKKEI STYLE』。2018年9月25日閲覧。
- ^ 山川出版社「受験生・高校生 | 山川出版社」『歴史と教科書の山川出版社』。2018年9月25日閲覧。
- ^ 山川出版社「先生方 | 山川出版社」『歴史と教科書の山川出版社』。2018年9月25日閲覧。
- ^ バンダイナムコエンターテインメント社サイト内商品紹介
- ^ “もういちど読むシリーズ”. 2018年9月1日閲覧。
- ^ “こんなに面白い&役に立つ! 教科書、なぜ大人の間で大ブーム?” (日本語). ビジネスジャーナル/Business Journal | ビジネスの本音に迫る. 2018年9月25日閲覧。
- ^ “『もういちど読む』を、改めて読む 始まりは「もったいない」@「日本史の山川」本社”. 日経ビジネスONLINE (2014年10月16日). 2016年3月1日閲覧。
- ^ “山川出版社の『世界史』『日本史』がヒット中”. 日経トレンディネット (2010年1月26日). 2016年3月1日閲覧。
- ^ “大人の教養は「教科書」で身につけよう!下手なハウツー本よりずっと使える (p.2)”. 東洋経済ONLINE (2015年6月23日). 2016年3月1日閲覧。
- ^ “もう一度読む「山川歴史教科書」「歴女」や若手ビジネスマンに人気”. J-CASTニュース (2010年2月14日). 2016年3月1日閲覧。
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