南こうせつ 南こうせつの概要

南こうせつ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 04:44 UTC 版)

南 こうせつ
出生名 南 高節
別名 おいちゃん
生誕 (1949-02-13) 1949年2月13日(75歳)
出身地 日本大分県大分市(旧:大分郡竹中村
学歴 明治学院大学中退
ジャンル フォーク
職業 フォークシンガー
担当楽器 ボーカル
ハーモニカ
フォークギター
活動期間 1970年 - 現在
レーベル 日本クラウン / PANAM
1976年 - 1979年2001年 - )
日本クラウン / ORPLID
(1979年 - 1980年
キャニオン・レコード→ポニーキャニオン / SOH
1981年 - 1999年
事務所 ベリーファーム
共同作業者 かぐや姫
公式サイト 南こうせつ ホームページ

大分県大分市竹中(旧:大分郡竹中村)出身。大分県立大分舞鶴高等学校卒業、明治学院大学社会学部中退。妻はエッセイストの南いくよ(南育代)。

かぐや姫時代に「神田川」が大ヒットし、続けて「赤ちょうちん」「」がヒット。解散後のソロ活動においても「夢一夜」「夏の少女」などのヒット曲を生んでいる。現在、大分県杵築市在住。

来歴

3人兄弟の三男で、実家は曹洞宗勝光寺。出身地の竹中と言う地名は、かぐや姫の楽曲「ひとりきり」の歌詞にも出てくる(南が作詞を担当)。

1970年4月『最後の世界 / むなしいうた』でソロデビューする。同じ年10月「南高節とかぐや姫」としてベース奏者、大島三平らと『酔いどれかぐや姫』をリリースする。認知度を上げるため、所属事務所の指示で全日本歌謡選手権に出場、4週勝ち抜いた翌週、審査員をしていた竹中労に「フォークをやるならこの番組に出るべきでない」と言われ、落選した。その後山田パンダ伊勢正三と新生かぐや姫を結成、かぐや姫解散後にソロ活動を開始した。

1976年3月、日本武道館で、日本人ソロ・シンガーソングライターとしては初めてのワンマン公演を開催する。同年5月には追加公演も行われた。

1980年代はオールナイトの野外コンサート『サマー・ピクニック』を毎年九州で中心となって開催し、多数の観客を集めた。

1983年6月には、フジテレビ系列「ミュージックフェア」にて、ジョン・デンバーデュエットで「故郷へかえりたい」を歌った。その後2人は親交を深め、翌年琵琶湖で行われた「世界湖沼会議」の前夜祭にてジョンとともにライブを行った。また1990年には、ジョンとのデュエット作品『岩を砕く花のように』を発売している。

1993年12月1日福岡ドーム、12月2日に東京ドームで行なわれたサイモン&ガーファンクルの来日コンサート「Event of a lifetime Tour」東京公演で、前座を務めた。その中で、こうせつ自身が(自身も尊敬する)「サイモン&ガーファンクルの前座で緊張してんだぞ」と発言した。

2009年9月には、こうせつの還暦記念として、つま恋でサマー・ピクニック・コンサートが行われ、約2万人の観客を集めた。

2010年6月13日放送の『ザ☆スター』で、杵築の自宅の広大な土地で気に入った樹木を植えて育てている様子が紹介された。仕事を終えて自宅に戻ると、決まってそれらの樹と話をするという。また、家庭菜園にも勤しんでいると紹介された。さらに同番組で、南の歌声を日本音響研究所で分析したところ、通常人には聞こえない超音波の域まで声が出ていることと、風鈴梵鐘の音にみられるようなゆらぎがあって、聞く者に癒しを与えるという結果が出た。

2014年1月1日に発売された「3B juniorももいろクローバーZ私立恵比寿中学チームしゃちほこたこやきレインボー)」を象徴する歌となる「七色のスターダスト」の作曲を手掛ける。

宝くじ文化公演事業・まちの音楽会では、古筝演奏家の伍芳とジョイント・コンサートを行っている。

人物

名前を平仮名表記にしているのは、レコードに印刷された「南高節」という文字を見て、「私はこの『なんこうぶし』という曲を聴いてみたい」と近所に住んでいた老人が発言したから、と本人が「徹子の部屋」や「TALKゲリラ」で説明している(小室等がこうせつの持ってきたデモテープのラベルに「南高節」と書かれていたのを、「なんこうぶし」と読んだというエピソードもある)。


注釈

  1. ^ しかし、『奇跡体験!アンビリバボー』で取り上げられた際、女の子の話は嘘情報ということを取り上げられた。そしてその声は、ラジオでの葉書をモチーフにした悪戯とみなされている。

出典

  1. ^ 2005年8月28日放送の『伊集院光 日曜日の秘密基地』より長渕剛談。
  2. ^ 南こうせつ、『サマーピクニック』で長渕剛と34年ぶり共演「長渕も大人になったんだな」”. ORICON NEWS. 2022年7月17日閲覧。
  3. ^ 2001年9月29日放送分。南は、この番組にゲストとして出演したことはない。
  4. ^ 稲川淳二Presents 生き人形 ASIN B00005UX1V
  5. ^ “南こうせつ「大事な戦友を失い、寂しい気持ちでいっぱい」喜多條忠さん追悼”. 日刊スポーツ. (2021年12月1日). https://www.nikkansports.com/m/entertainment/news/202111300000733_m.html?mode=all&utm_source=AMPbutton&utm_medium=referral 2021年12月1日閲覧。 
  6. ^ “名曲「神田川」の作詞家・喜多條忠さん死去、74歳…南こうせつさん「大事な戦友失った」”. 読売新聞. (2021年12月1日). オリジナルの2021年11月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20211130163914/https://www.yomiuri.co.jp/culture/20211130-OYT1T50248/amp/ 2021年12月2日閲覧。 
  7. ^ “喜多條忠さん死去に南こうせつ「2人でもう一度いい歌作ろうよ」、石川さゆり「年内に会う約束していた」”. スポーツニッポン. (2021年12月1日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/12/01/kiji/20211201s00041000136000c.html?amp=1 2021年12月11日閲覧。 
  8. ^ ご近所の星”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  9. ^ 別れていい友”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  10. ^ 東中学3年5組”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  11. ^ かんころもちの島で 薫先生、黙っちょる子ほど命は叫んじょっとです”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  12. ^ それを恋人と呼べば”. ORICON NEWS. oricon ME. 2019年9月24日閲覧。
  13. ^ 豊臣秀吉 天下を獲る!”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  14. ^ 飛んで火に入る春の嫁”. テレビドラマデータベース. 2019年9月24日閲覧。
  15. ^ 日本放送協会. “夕焼け貝がら”. NHK みんなのうた. 2024年3月28日閲覧。
  16. ^ ザ・フォークソング〜青春のうた〜(NHK)、2014年8月1日閲覧


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