勇者王ガオガイガーシリーズの登場人物
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緑の星
- カイン
- 声 - 千葉耕市
- ラティオとしての護の実父で緑の星の指導者。
- ゾンダーの侵略による三重連太陽系滅亡を受け、ラティオとオリジナルGストーンをギャレオンに乗せ、脱出させる。
- ギャレオンの中に人格が複製されているもののパスダーとの戦いで受けた損傷が激しかった為、護がオリジナルGストーンを得た時とザ・パワーのエネルギーを借りた時のみ表に現れ、護の力の封印を解いていった。
- 三重連太陽系の滅亡が予想された際、自身は平和的な他の次元宇宙への移住を主張し、他の次元宇宙を滅ぼしてでも存続させようとする赤の星のアベルとは反目。このことがソール11遊星主への対抗策としてジェネシックを作り出した理由とされている[5]。
- マザー[注 21]
- 声 - 池田昌子
- カインの妻でラティオとしての護の実母。
- 夫同様に機界昇華されてしまったが、その意識はGクリスタルのマザーシステムとして残っており、遊星主大戦において、命をジェネシックドライブに導いた。
- テレビシリーズでは第37話と第46話のイメージシーンのみでの登場であり、台詞があったのはOVA第6話のみ。また、本名は最後まで明かされなかった。
原種
- Zマスター
- 声 - 吉田古奈美、緒方賢一
- 原種の集合体で、全ゾンダーのシステムを統べる存在。体の各部位に原種が潜み、31体の力を行使可能。木星と体を接続し、ザ・パワーの莫大なエネルギーを得て勇者たちをも凌ぐ超巨大なエネルギー生命体と化す。同じくその力を得た勇者たちを圧倒、ESウィンドウを通し地球にゾンダー胞子を送ることに成功するも、最終的にはキングジェイダーによる臨界点の暴走で消滅。ゾンダークリスタルに変化後、護の手で完全に消滅させられるが、その間際に「我は滅ぶ。だが…」と言い残す。
- ZX-07 腕原種(うでげんしゅ)
- 声 - 茶風林
- 機界最強7原種(ZX-07~13)の一体で事実上のリーダー格。武闘派である半面、戦略家としての一面も持つ。戦艦ニュージャージー、エジプトのピラミッド、太陽観測衛星及びエウロパと融合し、右腕から強力な超重力波を振るう。7原種の中では唯一木星決戦まで生き残り、キングジェイダーからクリスタルを奪い返してZマスターに姿を変えた後、素体はザ・パワーの力で一気に完全体ゾンダーに進化。素体は筋肉質の巨漢で、名前はアームストロング。ZX-01 巨腕原種と「腕」の一字が重複するが、巨腕原種は英字名が「HAND」であり「手」を司る。
- 素体となったアームストロングは浄解される描写が無く生死不明だったが、米たにヨシトモのTwitterにおいて生存が明言され、ノベライズでその描写を入れる予定だったがお蔵入りになったことが明かされた[6]。その後『覇界王 ~ガオガイガー対ベターマン~上巻』[7]収録の書き下ろしにおいて、機界新種の別個体となるも戒道によって晴れて浄解を受け、記憶の回復と共に新天地での新たな生活を得ていた事が描かれた。
- ZX-08 爪原種(つめげんしゅ)
- 声 - 谷山紀章
- スキンヘッドのニューハーフ風の男性に融合した原種。右手の長い爪はあらゆる物質を切り裂くことが可能。オービットベースにて耳原種と共にGGGメインスタッフたちを襲うが、その際に命の姿を見て「おや?その人間は…」と後の伏線になる発言をしている。
- ZX-09 耳原種(みみげんしゅ)
- 声 - 小西克幸
- パンクロッカー風の男性に融合した原種。大きな耳には大量のピアスが備わっており、これを人間の額に打ち込むことで自在に操る。
- ZX-10 瞳原種(ひとみげんしゅ)
- 声 - 伊藤舞子
- ドレス姿の少女に融合した原種。索敵や行動予測能力に優れる。オービットベース襲撃時には腕原種に同行し、凱やソルダートJと戦うこれを援護した。
- ZX-11 腸原種(ちょうげんしゅ)
- 声 - 森沢芙美
- 戒道夫人に融合した原種。普段は目深にかぶったフードで顔を隠しており、腹から伸びる腸管でマイクロブラックホールを形成、これを武器とする。7原種によるオービットベース襲撃作戦ではこれに同行せず、自身が奪取したベロー・ウッドの艦内にて人質たちのもとに留まった。その素顔は初見では戒道を動揺させたものの、チチェン=イッツァでの再対決時には通用せず、原種核の浄解と同時に養母の身柄も解放された。
- ZX-12 肋骨原種(ろっこつげんしゅ)
- 声 - 岩田光央
- サラリーマン風の男性に融合した原種。腹より伸ばした肋骨から放つ波動は、あらゆる物質を原子レベルにまで分解する。オービットベース襲撃作戦では、基地を覆うプロテクトシェードの粒子単位の隙間をその能力ですり抜け、肝臓原種と共にアマテラス内の勇者ロボたちを襲った。
- モデルは本作品の脚本家の一人・北嶋博明[1]。
- ZX-13 肝臓原種(かんぞうげんしゅ)
- 声 - 江川央生
- 恰幅のよい紳士風の男性に融合した原種。原子レベルまで分解された物質を瞬時に再生する能力を持ち、自身も含め肋骨原種に分解された原種たちもオービットベース侵入後にこの能力で復元した。
- モデルは本作品の脚本家の一人・竹田裕一郎[1]。
- ZX-31 心臓原種
- 声 - 石井康嗣
- 31原種の指令塔的存在でZマスターの中核。外側の人格とは対照的に穏やかな口調で喋る。自分の前に立ちはだかる凱に対して「宇宙に平和をもたらすには全ての知的生命体はマイナス思念を持たない機界生命体に進化させるべき」というゾンダー本来の目的を説く。戦闘時は強大な重力波で相手を拘束し、鞭のような血管部分から赤い光弾を発射する。スターガオガイガーを苦戦させるが、GGG勇者ロボ軍団の連続攻撃で動脈に穴を空けられ、そこから侵入したキングジェイダーによりザ・パワーを暴走させられたことで中枢部崩壊に繋がった。
- パリアッチョ
- 声 - 吉田古奈美
- ピエロ姿の女性の風貌をした生体データベースで、パスダーの核より収録した情報を引き継ぎ原種に指令を与える。移動する際には、乗っている玉に自身を収納し飛ぶ。考えを読みづらい性格で、無機質に命令を下していた。その正体は心臓原種の端末の一つ。終盤で本体と融合し、最終決戦の末にZマスターもろとも滅びた。
- パスダー
- 声 - 緒方賢一
- 原種の尖兵として、地球に現れたゾンダリアン。別名・EI-01。
- 心臓原種の端末の1つであり、巨大な顔の姿をしているが立体映像にすぎず、ゾンダーシップやゾンダリアンタワーこそが本体。
- 2003年にゾンダーシップの姿で地球に赴いている最中にギャレオンの攻撃を受けて、ゾンダーシップを失いながらも地球に辿り着き、東京タワーの地下に潜伏後、ゾンダリアンタワーとゾンダーメタルを作り上げた。地球飛来時に凱が操縦するスピリット号と衝突し、凱に瀕死の重傷を負わせ、人間の身体を捨てざるを得なくし、命の両親の命を奪った上、新種の種子も植え付け、ゾヌーダが生まれるきっかけを作る等、物語の全ての元凶でもある。
- 機界四天王が敗れた後は魔王サタン(スワン談)のような姿をしたゾンダーロボに変身。東京を宇宙船に改造し、それで宇宙へ脱出しようとする。GGG機動部隊との戦闘では東京中の電力を味方につけていることもあって、優位に立ち、対消滅攻撃で機動部隊を追い詰めていくが弾丸Xにより強化されたガオガイガーたちに押されていき、コアのある部分にゴルディオンハンマーを受けて撃破されるもコア自体は辛うじて脱出に成功し、パリアッチョに回収された。Zマスターと融合した際、その意思として復活を果たすもその時の戦闘で今度こそ消滅する。
機界四天王
- ピッツァ
- 声 - 真殿光昭
- 機界四天王の一員。
- 赤い仮面の鳥人のような姿をしており、人間態の際は仮面の部分は帽子になる。
- 戦士であると同時に戦略家でもあり、「空は良い」という口癖が表すように空をこよなく愛し、主に空戦タイプのゾンダーを生み出す。イゾルデの件以降、凱をライバル視するようになる。
- 故郷の星が機界昇華され、記憶も失うが戦士として生きて死にたい一心からペンチノンの誘いを受け、ゾンダリアンになった。この為、四天王ではゾンダリアン歴が最も短く、「遠い昔の記憶」という意識に時折悩まされる。
- 東京メタルプラント作戦ではHSTと融合し、EI-26へと変化。乱気流を利用したガオガイガーの零距離ブロウクンマグナムとゴルディオンハンマーに敗北しながらも生き延び、凱に挑むもハイパーモードの前に敗北。その戦いで記憶を取り戻し、パスダーに特攻しながらも返り討ちに遭い、火の鳥の姿で死を待ちながら空を漂っていたところ、戒道の浄解で真の姿であるソルダートJとして復活する。
- プリマーダ
- 声 - 紗ゆり
- 機界四天王の紅一点。
- 自動車のパーツを纏った姿をしており、人間態はワンピースと帽子を纏う。
- 自ら「愛の踊り子」を名乗り、踊るように動き、主に車両や内燃機関のゾンダーを生み出す。GGGのロボットをブサイクと捉える一方、角ばったロボットに対しては美しいと言い放ち、ゾンダーロボに名前をつけたりと周囲とは異なった美的感覚を持つ。ゾンダリアン化前はポロネズの妻だった為、彼と2人でいることが多い。
- 東京メタルプラント作戦では首都高速道路や自動車群と融合し、EI-29へと変化。EI-28に姿を変えたポロネズと共に計画を推し進めるも超竜神のダブルトンファーでEI-28と衝突させられて、ゾンダーロボの姿を失う。行動不能になった超竜神へ襲いかかるも剥き出しとなったGSライドの波動を受け、ポロネズに救出されるが時すでに遅く、「あなた…」と言い残しながら消滅。
- ソルダートJと腕原種の回想では彼女と同型のゾンダリアンが多数登場している。
- ペンチノン
- 声 - 柏倉つとむ
- 機界四天王の1人。
- 一つ目玉と歯車の軸のような一対の腕と錨のような一対の腕の計四本の腕を持った船のような姿をしており、人間態はセーラー服姿の不気味な顔にマスクをした船乗りの姿で常に何かに座っているのが特徴。
- 「ウリリリリリリィ!」という奇声を上げたり、船の汽笛のような笑い方をするものの冷静沈着な戦略家であり、主に水上・水中戦タイプのゾンダーを生み出す。ピッツァが凱をライバル視するように自身もイゾルデの件以降、ボルフォッグをライバル視するようになる。
- 東京メタルプラント作戦では海自のはるな型護衛艦と融合し、EI-27へと変化。ビッグボルフォッグのガンマシンを破壊するが自爆装置が起動した多次元諜報潜水艦を吸収したために爆発を起こす。その正体は赤の星で生み出されたジェイアーク級戦艦の生体コンピューター・トモロの変化体で今度は自分がピッツァことソルダートJと戒道に救われ、本来の任務に復帰する。
- ポロネズ
- 声 - 塩屋浩三
- 機界四天王の1人。
- 芋虫頭にカブトムシのような角の付いた駅長の姿をしており、人間態は帽子とサングラスと髭面のダンディーな紳士。
- 常に丁寧な口調で話し、汽笛の音がするパイプを吹かせ、主に機関車や新幹線などから鉄道車両のゾンダーを生み出す。ゾンダリアン化前はプリマーダの夫であったと同時に紫の星の科学者であったらしい。
- 東京メタルプラント作戦では山手線と融合し、EI-28へと変化。超竜神の手でEI-29(プリマーダ)と衝突させられて、ゾンダーロボの姿を失う。プリマーダ消滅後に撤退するも護に浄解され、彼に感謝しつつも自分が戻れないことを告げて、消滅の運命を受け入れた。
赤の星
- ソルダートJ
- 声 - 真殿光昭
- 戒道によって浄解された、ピッツァ本来の姿。赤の星によって原種と戦うために生み出された、31人の生体サイボーグからなる「ソルダート師団」の生き残り。単体での飛行能力も有する。誇り高き空の戦士であり、正々堂々を良しとする。師団最強の戦士であり、本名は「ソルダート No.J-002(ナンバージェイダブルオーツー)」だが、今では、その名で呼ぶ者は、彼の過去を知る一部の者だけである。ソルダートはイタリア語で「兵士」の意。普段は「J」と呼ばれる。武器は両腕部装甲下に一基ずつ収納されているプラズマソード・ラディアントリッパー。
- 凱とのライバル関係は変わらず、原種という共通の敵を持ちながら「この星(地球)の運命など知ったことか」と地球防衛には関心がない態度を見せるも「原種は完全には目覚めていない状態なので、地球人にも勝ち目がある」と助言し、七原種戦以降はGGGと共闘することも少なくなかった。Zマスター戦では最強勇者ロボ軍団のことを初めて「勇者」と呼び、素直に共闘する。Zマスターへの攻撃の際に我が身を投げ打ってGGGの活路を開き、凱に「決着はいずれつける。貴様も死ぬな…」と激励の言葉をかけて生死不明となった。
- その後、宇宙の果てへと飛ばされ、宇宙全体が収縮を始めていることを確認。その原因がソール11遊星主であることを確認するが、彼らに感づかれ捕らわれてしまう。その寸前に戒道を脱出させ、地球に危機を知らせる役目を託した。
- 遊星主大戦では当初は捕虜とされ拘束されていたが、レプリ地球において、ルネのGストーンにより拘束から解放。遊星主への反撃を開始した。
- トモロ0117
- 声 - 柏倉つとむ
- 戒道によって浄解された、ペンチノン本来の姿。赤の星で作られた31隻の対原種用ジェイアーク級超弩級戦艦の生体メインコンピュータ。青の星での再結成時にはJの戦闘をサポートする。ジェイキャリアモードでは戦艦の指揮を担当。武器管制のバックアップも受け持つ。
- ペンチノン時代のライバルであるボルフォッグとは互いに「かけがえのない友人」となった。
- ソルダートNo.J-019
- 声 - 真殿光昭[注 22]
- ソルダート師団の生き残り。
- J-002同様にゾンダリアン化するが、J-002が腕原種との戦いの最中、対消滅前にJジュエルが破損し、彷徨っていた所をペンチノンから誘われ、戦士として生きることを望み、ゾンダリアン化したのに対し、こちらは強くなることを望み、自らJジュエルを破壊し、黒いソルダートJの姿をしたゾンダリアンに変貌。原種の命ずるがまま、破壊活動を行う最中、主なきジェイバトラーを得る。その力は、原種にも匹敵する程になった。
- 大戦を生き残った女性型アルマを自ら殺めたことで全ての記憶が戻るも束縛は解除されず、自らの罪であるアルマを模したアンドロイドを戦艦の玉座に置き、遥かな時の果て、ジェイアーク抹殺を望む腕原種に呼ばれ、青の星へ訪れる。戒道の手で浄解されかけるが、原種たちの真の目的である「アルマは原種と対消滅する存在でもあるゆえに、原種級のJ-019を浄解させて、戒道を消す」ための罠であったことから、それに気づき、浄解をやめるように言い、Jのラディアントリッパーで介錯してもらった。その亡骸は女性アルマやジェイバトラーの残骸と共に太陽で火葬される。
- コミック『勇者王ガオガイガー外伝 キングジェイダー -灼熱の不死鳥-』ではソール11遊星主によりレプリジンとして復活し、パルパレーパにケミカルボルトを打ち込まれ、その先兵として再度J-002に襲い掛かるが敗北。最終的に体が崩壊し死亡した。
- アルマ女性体
- 機界昇華を生き延びたアルマの一人。戒道とは違い女性である。
- 戦後、ある星にいた所をゾンダリアンとなったJ-019によって殺害される。以降、J-019は自分の罪を忘れないために彼女を模したアンドロイドを作った。最終的には、J-019やジェイバトラーの残骸と共に太陽で火葬される。
ソール11遊星主
- パルス・アベル
- 声:紗ゆり
- 三重連太陽系のひとつ赤の星の指導者「アベル」を基に作られたプログラム。少女のような容姿だが、性別不明。遊星主達のリーダー格として、ピルナス、ピア・デケムと行動を共にする。性格は冷酷非情で目的遂行を優先し手段は選ばない。この性格がオリジナルからなのか、プログラム故かは不明。アルマ同様サイコキネシス能力を有し、外套を広げると多数の重火器が現れ、その中は裸。決戦時はピア・デケム・ピークに座乗し、対キングジェイダーの指揮を執る。アベルを元にしたプログラムである為、全てのJジュエルの緊急凍結コマンドを実行する権限を持つ[注 23]。自分の意に沿わないJ-002のことを欠陥品と呼んだが、その彼からは逆に生みの親のコピーであるにもかかわらず、「不良品」「害虫」などと蔑称される。
- パルパレーパ
- 声:梁田清之
- 蝶のような翼と右腕に注射器とメスを組み合わせた剣を持つ医者に似た姿をした遊星主。常に高い位置から相手を見下しながら自分たちを神と豪語し、強者こそ生き延びる権利があると主張する傲慢な武断派で、遊星主の中でも戦闘の要的な存在である。ラウドは右目の眼帯部にある。人の中枢神経を麻痺させるパレッス[注 24]粒子や対象の肉体を当人の意思とは関係無く操るケミカルボルトなどのケミカル攻撃を得意とする。戦闘時には分子配列型巨大球体とケミカル・フュージョンすることによりメカノイド「パルパレーパ・プラス」に、その背部のシリンダータイプカーベタを自身の体に突き刺し己の体内にケミカルナノマシンを注入、強化形態「パルパレーパ・プラジュナー[注 25]」に変化する。
- ピルナス
- 声:半場友恵
- パルス・アベルの護衛を任務とする遊星主。蜂の羽と針を生やしボンデージファッションのグラマラスな女性の姿をし、自身を「美と快楽の女神」と称する性格はサディスティックで冷酷非情。左腕に火炎放射器を備え、鎖を使い相手を締め上げて相手の苦痛や悲鳴を己の快楽として心底いたぶる事を楽しむ。しかし、死ぬ寸前まで追い詰める事を楽しむあまり拷問をやめてしまうな性格が災いし、結果的にキングジェイダーの復活を促してしまう。仮面の裏には人形のような素顔を持つ。
- ピア・デケム
- アベル、ピルナスと行動を共にする大鎌を携えた死神騎士姿の遊星主。呼吸音のみで言葉を話せないが単体でも強大な戦闘力を持つ。普段巨大空母ピア・デケム・ピットの制御を担当、戦闘時には乗艦とギガ・フュージョンしジャイアントメカノイド「ピア・デケム・ピーク」と化す。素体時にはピルナスと共にJやルネを幾度も襲い、苦しめる。母艦内部にはパルス・アベルの手によって捕らえた幾巳を生体ユニットと同時に人質として取り込んでおり、レプリアルゼンチンのロス・グラシアレスにて、GストーンとJジュエルの共振により復活を遂げたキングジェイダーとの死闘を展開する。
- ペイ・ラ・カイン
- 声:千葉耕市(FINAL.04)→大木民夫(FINAL.06、08)
- 護の実父にして緑の星の指導者であったカインを基に造りだされた恒星系再生復元プログラムの一員。外見はカインと変わらないが、断末魔に見せた本来の姿は人形のような姿をしている。オリジナル同様ギャレオンとフュージョンすることが可能らしくヘルアンドヘヴン・ウィータをも使えるが、パルス・アベルやピルナスと同じくパーツキューブとフュージョンする能力は無い。三重連太陽系再建後に再生させた民衆達の指導者となる事が想定されていたらしい。しかし、ノベライズ版『FINAL』によれば本来は遊星主が暴走した際の安全装置として組み込まれ、その時には彼がジェネシックとなって遊星主と戦う予定だったとされるが、護のレプリジンのようにプログラム操作されたのか、一貫してパルス・アベルの下僕として行動、目的の完遂のため、ジェネシックギャレオンへの抑止策として、逆にGクリスタルに眠るギャレオンを奪取しようとする。ジェネシック復活後は軌道上で護と死闘を繰り広げる。
- ピサ・ソール
- 長髪の女性に酷似した遊星主で、事実上の中枢。パスキューマシンを用いた物質復元装置とフュージョンすることで本来の姿である恒星サイズの再生マシンへと変貌する。機界昇華時、唯一生き残り、他の主を再生させ本来の使命を実行する。ベターマン・ルーメに似ている。ピサ・ソールがある限り、遊星主たちは何度傷つき破壊されようとも完全修復、大量増殖することが可能だが、大量再生した後はエネルギーチャージの充填により再生不能になる。強力なレプリションフィールドで常に覆われており、外部からの侵入を妨げるが、これも大量再生時には消滅する。単体では戦闘能力は持たず、他の10体に護られている存在。
- ピーヴァータ
- プラヌス
- ペチュルオン
- ペルクリオ
- ポルタン
- 共に素体時の風貌はマントで覆われており不明。詳細は勇者王ガオガイガーシリーズの登場メカ#ソール11遊星主を参照。
注釈
- ^ 当初は、生命維持のためのサイボーグ体だったがギャレオンからもたらされた情報により、戦闘用サイボーグに再改造してもらう。その影響で命との再会までは1年間の昏睡状態になっていた。CDドラマ1「サイボーグ誕生」参照。
- ^ これは昔の作品によく見られた「心を病んだスーパーヒーロー」の逆として、凱が「心は健全だが身体に弱点を抱えるヒーロー」と位置づけられたため。『完全収録 勇者王ガオガイガー』参照。
- ^ 子供の頃、食べたコンニャクが喉に詰まり、危うく窒息死しかけたため。
- ^ 人と無機物の融合体という視点では、ゾンダーと同じ存在。ノベライズ『FINAL』上巻参照
- ^ このポストは護の為、文字通り特別に与えられたもの。
- ^ おじさん呼ばわりに対し、凱は大人気なく反論していた隙を突かれ、EI-02に海に落とされ、ガイガー時に護たちを助け出して、お礼を言われた際にもおじさんと呼ばれ、反論した直後に敵の反撃を受けている。
- ^ 『ブレイブサーガ2』では『太陽の勇者ファイバード』の火鳥勇太郎が凱の名前を「おじさん」と勘違いしたことから、凱の命に関わる事態を引き起こすエピソードがある。
- ^ 実際はカイン(ペイ・ラ・カイン)にテレパシーで呼び出されて会う事であり、新種のことは方便である。ノベライズFINAL 天海護の神話参照。
- ^ 高校時代における凱の命に対しての第一印象は「変な女」。CDドラマ1「サイボーグ誕生」参照。
- ^ とはいえ、体型維持には気を遣っているようで「ケーキをドカ食いしたその後にサイクリングマシンを必死になってこぎ回す姿」をボルフォッグに盗撮されていた。PSゲーム『勇者王ガオガイガー BLOCKADED NUMBERS』number.43,2「金の牙・銀の爪」参照。
- ^ 街を歩いていればナンパをされ、電車に乗れば痴漢されるなど苦労が続いており、両親だけでなく凱まで喪った悲しみから幸せな周囲を逆恨みしていた時期もあった。CDドラマ1「サイボーグ誕生」参照。
- ^ TVシリーズ放送年の1997年当時、存在を確認されていた木星の衛星は16個であり、本作品もこれに従った為、木星に向かった原種17体の内、1体が衛星と融合していないことになった。
- ^ 多数のプロレスグッズを雀捕りの罠のように使われ、ギムレットに捕まったこともある。CDドラマ「五月(メイ)探偵リオン」参照。
- ^ ノベライズではこの数日前に大河と接触事前の打ち合わせをしていた。ノベライズ『FINAL』上巻参照。
- ^ 『スーパーロボット大戦30』[4]。
- ^ 『FINAL』では、よーぜふの子供たちを可愛がるシーンが描かれた。
- ^ 苫小牧本店は母方の叔父母と祖父母が経営。
- ^ 雷牙曰く、普通の少女として私生活を送る分にはコート着用のみで済むはずだったものの戦う関係上、排熱機関が不安定となる。
- ^ 『ホビージャパン』'98年4月号によると、凱の場合は熱を光に変換・放出する方式でこの問題を解消しているが、機械化部分の割合が凱より少ないルネではこれが不可能だったとのこと。
- ^ 勇者ロボたちがジュピロス5の調査に赴いた際、ボルフォッグは殺害される直前の犬神の記憶を垣間見た事があるが人格と共に記憶までコピーすることは不可能であり、「私にはこの記憶はないはず」と困惑していた。CDドラマ「ロボット闇酷冒険記」参照。
- ^ キャストクレジットでは声と表記。
- ^ 『【ボイスコミック】勇者王ガオガイガー外伝 キングジェイダー-灼熱の不死鳥-』[8]
- ^ アルマこと戒道もこの権限を持つが、アベルに比べ限定的で現在の自分の担当する艦とその乗員、すなわちソルダートJ-002とジェイアークのみに限定される。
- ^ paresseux。フランス語でナマケモノ、また七つの大罪の「怠惰」の意。
- ^ Prajna。サンスクリット語で「智慧」の意。
- ^ 最強キャラクターセットVol.6のCDドラマ「五月(メイ)探偵リオン」では、この時は半機械化のハーフサイボーグの処置で済んだもののエピソード内でルネに更なる重傷を負わされたためにメタルサイボーグへ再改造されたと判明した。
- ^ メタル・サイボーグ自体疑似ゾンダーであり、事実上反物質体でエネルギーが低く、押しつぶされたのがその理由。
- ^ 32-48話では「君も史上最強の勇者王伝説にフュージョンせよ」となる。最終回は「これは命の限りに燃えた勇者王最後の物語である」。
出典
- ^ a b c d 『NEWTYPE FILM BOOK 勇者王ガオガイガー 2』p.61参照。
- ^ 『勇者王ガオガイガー』DVD-BOX Vol.10の解説書
- ^ a b c DVD第12巻のカバーにも登場している。
- ^ 竹田裕一郎の2021年7月13日のツイート、2021年7月17日閲覧。
- ^ a b ノベライズ『FINAL』下巻参照。
- ^ Twitter / yonetanikantoku
- ^ 新紀元社、2017年発売 ISBN 978-4-7753-1504-0 C0093
- ^ “【ボイスコミック】勇者王ガオガイガー外伝 キングジェイダー-灼熱の不死鳥-”. 2022年11月9日閲覧。
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