マナー マナーの概要

マナー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/06 00:15 UTC 版)

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マナーと同様の意味を持つ言葉としてエチケット(英語: etiquette)というものがあり、それらは法律就業規則のようにそれ自体が強制力を持つものではないが、それを守らない者はその人の品格を疑われ、場合によってはその場を退場させられるなどの社会的制裁を受けるものである性格が強い。マナーは社会の中の様々な場所と機会および行事や催し物などの場面で問われることが多く、公式行事や冠婚葬祭などの特別に改まった場面では服装規定(ドレスコード)や食事作法(テーブルマナー)などについてより厳しくそれを問われる。

概要

マナーは民族文化時代宗教のさまざまな習慣によって形式が異なる[3][4]。ある国では美徳とされていることが、他の国では不快に思われることもある。「テーブルマナー」を例にすれば、日本では食事の際に飯椀を持ち上げて食べることが一般的であるが、逆に食卓に置いたままフォークを用いるのが一般的とされる国もある。昭和時代の日本では、洋食のライスフォークの背にのせて食することがマナーであったが、今日ではそういう風潮は見受けられなくなった。そのように時代によって変化するものも多い。

洋食

洋食は欧州のヨーロピアン・スタイルと北米のアメリカン・スタイルに大別することができるが、共通する部分も多い[5]

  • 全員が席に着いたのち、主賓がナプキンに手をしてから他の人も手に取る[6]。ナプキンは膝に掛け、席を離れる際はナプキンを椅子に置く。帰る際にナプキンをテーブルに置いて去る[5]
  • 食べ物を切る時は右手でナイフを、左手でフォークを持つ(左利きの人も同じ)。ただし食べる時は、フォークを右手に持ち替えてもよい(米)。フォークとナイフは外側に置かれているものから使用する。
    • 社団法人日本ホテルレストランサービス技能協会の石澤國重専務理事によると、現代の風潮からすると、ナイフとフォークを左右逆に持ってもマナー違反にはならないという[7]
  • 皿の上にナイフとフォークをクロスさせて(または「ハ」の字を描くように)置くと "まだ食事中" のサイン、並べて置くと "食べ終えた" のサイン。ナイフの刃は常に自分の側に向ける。一度使ったナイフやフォークをテーブルの上には置いてはいけない[5]
  • 口を開閉しながら音を立てて食べない(食器の音、食べる音)。スープは飲み物ではなく食べる物として存在するため[6]、音を立ててスープを飲むことはスープを食べる物として扱っていないことを示すことになる。
  • 皿に口をつけない、器を持ち上げない(ただし、軽く手を添えてもよい)、口に物が入ったまま喋らない[8]
  • 飲み物は右手側、パンなどは左手側に置くようにする[9][5]

世界のエチケット

以下、五十音順


  1. ^ 出典 : 『広辞苑』・『大辞林』他
  2. ^ 英語の "manner" は、「仕方・やり方・流儀、態度、行儀・作法、風習、~風」などの広い意味がある。出典 : goo辞書 英和辞書 mannergoo辞書)2011年7月24日閲覧。
  3. ^ 出典 : 『絵でわかる マナー事典』 現代マナー・フォーラム 西東社 1996年8月 p.1.
  4. ^ 出典 : 『ポイントがわかるマナー手帳』 外山晴彦 榎島景子 西東社 2002年9月 p.1.
  5. ^ a b c d Proper Table Manners
  6. ^ a b 庄司真人 原田保(編)「宮廷料理のスタイルデザイン」『食文化のスタイルデザイン』<地域デザイン学会叢書> 大学教育出版 2015 ISBN 9784864293389 pp.185-186.
  7. ^ 大路直哉・フェリシモ左きき友の会『左ききでいこう!愛すべき21世紀の個性のために』株式会社フェリシモ、2000年、95項。
  8. ^ 出典 : 『生活基本大百科』part6「テーブルマナー : 洋食」
  9. ^ Business Etiquette in Brief, Ann Maine Sabath, 1993


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