ポケットモンスター (ゲームシリーズ) 通信システム

ポケットモンスター (ゲームシリーズ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/21 10:20 UTC 版)

通信システム

通信ケーブルワイヤレスアダプタ、DSワイヤレス通信などを用いて様々な通信プレイが楽しめることはシリーズの醍醐味の1つである。

シリーズは大きく2つのグループに分けられる。同じグループ内であれば何らかの形で通信プレイが可能だが、別のグループとは直接的にも間接的にも通信は不可能である。

  1. 『赤・緑・青・ピカチュウ』、『金・銀・クリスタル』、『ポケモンスタジアム』シリーズ
  2. 『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ファイアレッド・リーフグリーン』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』、『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』、『X・Y』、『オメガルビー・アルファサファイア』、『赤・緑・青・ピカチュウ(VC版)』、『サン・ムーン・ウルトラサン・ウルトラムーン』、『金・銀・クリスタル(VC版)』、『ポケモンボックス』、『ポケモンコロシアム』、『ポケモンXD』、『ポケモンバトルレボリューション』、『ポケモン牧場』

通信対戦

手持ちのポケモンを他のプレイヤーと戦わせることができる。基本的なゲームシステムは本編と同じだが、道具の直接的な使用はできない。ただ、攻撃力や防御力を高めたり、状態異常に陥った際に自動的に回復させたりするための道具をバトル開始前に持たせることは可能で、消費などで失われてもバトル終了時に全て元に戻る。

『金・銀』以降では勝敗数が記録されるが、ここでの勝敗はストーリーに影響が無い(「トレーナーファンクラブ」の人気具合には影響する)。敗北によるペナルティも無い。

統一されたルールの元、全国でチャンピオンを決定する大会も開催される。また、個人的なオフ会においても人気のある通信プレイである。

通信交換

手持ちのポケモンを交換することができる。一部のソフト・ポケモンを除き、無条件で交換は可能である。ポケモン図鑑を完成させるためには必須な要素でもある。

シリーズで最初に発売される1組2つのカートリッジを揃えれば、少なくともその地方に存在するポケモンのコンプリートは可能。『青』や『エメラルド』などのマイナーチェンジ版は、最初の2バージョン両方が無ければコンプリートができない。

仲間にしたポケモンにはそのプレイヤーと同じ「IDナンバー」が付けられ、他人からもらったポケモンと区別される。IDナンバーが異なる、つまり他のプレイヤーが捕まえたポケモンを送り込むとそのポケモンは経験値を多く貰えるが、ゲームをあまり進めていない状態(全ての「ジムバッジ」を獲得していない状態)では、レベル次第ではプレイヤーの指示を聞いてくれないことがあり、その場合は全ての技が「うまく決まらなかった」扱いになってしまう。ゲームを進めて「ポケモンジム」をクリアし、ジムバッジを手に入れると高レベルのポケモンも扱えるようになる。これらはゲーム内のNPCと交換したポケモンや配達員から直接受け取ったポケモンの場合も同様である。

第四世代以降ではプレイヤーの住む現実の地名を登録しておくことが可能で、交換相手が登録していた地名が地球儀「ジオネット」に記録される。なお、この機能は後述のWi-Fiを利用した通信においても有効である。

タイムカプセル

通信交換の特殊な形態。特定イベント発生以後利用可能になる。『金・銀・クリスタル』から、前作である『赤・緑・青・ピカチュウ』と通信する場合に利用される。

続編である『金・銀・クリスタル』において、過去の世界と通信するという設定になっている。『赤・緑・青・ピカチュウ』に存在しないポケモン、および存在しない技を覚えたポケモンは送れない(このポケモンをひとつ手持ちに含んだだけで『金・銀・クリスタル』側ではじかれる)が、通常通りの通信交換が可能である。

『赤・緑・青・ピカチュウ』の「けつばん」を『金・銀・クリスタル』に送った場合、『金・銀・クリスタル』で番号が存在するポケモンの場合はそのポケモンに変化する。

パルパーク

厳密には通信交換ではないが、タイムカプセルのように他作品との通信手段である。ニンテンドーDSのダブルスロット機能を利用し、第三世代のソフトにいるポケモンを第四世代のソフトに転送するときに使用する。

第三世代のゲーム内に存在する「パルパーク」という施設にGBA版のポケモンを放して、改めて捕まえ直すことで第四世代のソフトに加えることができる。

ゲーム内でも明示されるとおり第三世代に送り戻すことはできない。

ポケシフター

2台のニンテンドーDSを利用し、ダウンロードプレイを活用する形で第四世代のソフトにいるポケモンを第五世代のソフトへ転送する時に使用する。ミニゲームで捕まえ直してから『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』で仲間にできるようになる。

パルパークと同様に第四世代に送り戻すことはできない。また道具を持っていくことができず、ポケモンに持たせていても強制的に第四世代側のバッグに戻されてしまう。

なお『ブラック・ホワイト』には「転送マシン」という類似のシステムが存在する。これは映画関連の特別なポケモンを同作へ送るためのもので、エンディング前から利用できる・ミニゲームがないなどの違いがある。送り返せない。

離れたプレイヤーとの通信

インターネット等を介して行われる特殊な通信である。遠距離のプレーヤー同士でポケモンの通信交換や対戦を行うことができる。

なお、知り合い同士で通信する場合電話メールなどで連絡を取り合えばよいので特別な意思疎通の手段は必要ないが、DS版のニンテンドーWi-Fiコネクションでは互いに登録した知り合い同士の通信ではマイクを使用しての「ボイスチャット」を利用することもできる。

一方、見ず知らずの人と交換・対戦を行う際のプレーヤー間の意思疎通は制限されている。しかし、『クリスタル』では32文字まで自由に文字入力できるアイテム「メール」をポケモンに持たせ、交換することができた。

クリスタル

『クリスタル』では、モバイルアダプタGBを使用した通信が可能である。

知り合い同士の交換・対戦
互い携帯電話の番号を登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。電話代対策か、1日当たり10分までという制限がある。サーバーを介さないのでサービスが終了した現在でも利用可能。
見ず知らずの人との交換(ポケモンコミュニケーションセンター)
(現在はサービス終了)欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれる。「見つけたポケモン」として登録されたポケモンのみ要求できる。また、メーカーが用意した特別なポケモンのデータをもらうこともできた。
見ず知らずの人との対戦(バトルタワー
(現在はサービス終了)サーバーにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。サーバーに登録されているトレーナーは以前にこのサービスを利用したプレイヤーであり、間接的に他のプレイヤーとバトルを行うことができる(操作はコンピュータ)。ある程度の成績を収めると自分がサーバーに登録されることもある。レベルの上限が10から100までの10段階のバトルルームが選べた。

ダイヤモンド・パール以降

『ダイヤモンド・パール』以降ではニンテンドーWi-Fiコネクションなどインターネット通信を利用して行われる。『クリスタル』同様、知り合い同士及び見知らぬ人との交換・対戦を行えるなどのサービスを行っている。主なサービスは以下の通りである。

知り合い同士の交換・対戦
互いに「ともだちコード」を「ともだちてちょう」に登録することで利用できる。通常の通信交換や対戦などと同じ要領で利用できる。
見ず知らずの人との交換(GTS、グローバルトレードステーション)
『クリスタル』同様欲しいポケモンと提供するポケモンを示して登録すると、条件に合った人との交換を取り持ってくれるというものである。「見つけたポケモン」しか要求できないが、ポケモンを要求した時点でそのポケモンを登録しているプレイヤーが表示され、条件が合えば直ちに交換できる。
『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』では「GTSネゴシエーション」があり、互いに交換したいポケモンを見せ合って交換することもできる。
『X・Y』『オメガルビー・アルファサファイア』では欲しいポケモンを直接入力することができるが、一部の特別なポケモンは交換に出すことができなくなった。
見ず知らずの人との対戦(バトルタワー Wi-Fiバトルルーム/バトルサブウェイ Wi-Fiトレイン)
サーバにあるトレーナー情報をダウンロードして戦えるサービス。『クリスタル』同様だがレベル別の部屋は無くなり、登録できるメッセージの自由度も大幅に減少している。
見ず知らずの人との遊び(Wi-Fiひろば)
『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』に登場。同じ部屋に最大20人まで入り、ミニゲームなどを楽しむことができる。
ランダムマッチ
『ブラック・ホワイト』以降に登場。「ともだちコード」を登録したプレイヤー同士の通信(対戦のみ)だけでなく、ランダムでマッチングされた相手とリアルタイムで対戦することができる。第四世代では『ポケモンバトルレボリューション』を使用することで、同様の対戦が可能だった。

その他の通信

作品ごとに存在する特殊な通信プレイを記載する。

ふしぎなおくりもの
『金・銀・クリスタル』においては、ゲームボーイカラーの赤外線ポートを利用した通信。お互いランダムにアイテムが手に入る。ポケットピカチュウカラーとの通信も可能。
『ファイアレッド・リーフグリーン』や『エメラルド』においては、ジョイスポットでのキャンペーンに使用した。プレイヤー同士の通信はできない。購入時の時にはこの「ふしぎなおくりもの」は表示されず、フレンドリィショップのアンケートの「あいことば」を入力しない限り使うことができない。またワイヤレスアダプタ非接続時には表示されない。
第四世代以降ではゲーム外イベントで使われるほか、『バトルレボリューション』との通信にも用いる。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』でこのモードを出現させるには「あいことば」を入力するか、無線配信が行われている場所でゲームを起動する必要がある。『ハートゴールド・ソウルシルバー』以降では購入時の初期時点で標準装備である。
モバイル/モバイルスタジアム
『クリスタル』に登場。周辺機器「モバイルアダプタGB」を利用して、様々なデータをアップロードダウンロードすることが可能だった。モバイルアダプタGBを接続するまではこの項目が表示されない。
最新のポケモン情報やプレイヤーランキングが表示されたり、特殊な道具を入手できるニュースが月刊で配信された。
公式大会入賞者の使用ポケモンと実際のバトルのデータをダウンロードし、『ポケモンスタジアム金銀』上で挑戦や観戦が可能だった。
ふしぎなできごと
『ルビー・サファイア・エメラルド』に登場。キャンペーンで配布される特殊なデータや、カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやアイテムを追加できる(エメラルドではこの方法でのカードe+通信は不可)。
ふしぎなもらいもの
『ファイアレッド・リーフグリーン』と『エメラルド』に登場。カードe+から読み込まれた新たなトレーナーやマップを追加できる。出現には「ふしぎなおくりもの」と同様の手順が必要で、ワイヤレスアダプタ接続時には表示されない。
レコードを混ぜる
『ルビー・サファイア・エメラルド』と第四世代に登場。お互いの冒険の記録の一部を共有する。通信相手の武勇伝や失敗談がゲーム内のテレビで語られたりする。前者ではさらにあらかじめ作っておいた「ひみつきち」が通信相手のマップ上に出現することもある。
お菓子を作る
『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。お互いの「きのみ」を持ち寄って「ポロック」や「ポフィン」を作ることができる。
ポケモンコンテスト
『ルビー・サファイア・エメラルド』、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。ポケモンの魅力を競うコンテスト。ポロックやポフィンによって高めたコンディションを披露したり、技を使って攻撃ではなく演技のアピールを行う。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では集めたアクセサリーで着飾ったり、リズムに合わせてボタンを押すダンス審査も追加された「スーパーコンテスト」となっている。
ミニゲーム
『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』、『プラチナ』に登場。アクションゲームである「ドードリオのきのみどり」「ミニポケモンでジャンプ」「きのみクラッシュ」がある。
ユニオンルーム
『ファイアレッド・リーフグリーン』『エメラルド』以降、第五世代までの作品に登場。このモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると彼らが画面内に表示され、簡易対戦や交換を申し込んだりチャットをしたりすることができる。ワイヤレス通信を活用した通信といえる。
第四世代では通信交換やレコード混ぜは基本的に全てユニオンルーム内で行う。タッチペンで複数のプレイヤーが1つのキャンバスに「おえかき」することも可能になった。
ぐるぐる交換
『プラチナ』以降の作品に登場。お互いユニオンルームにポケモンのタマゴを持ち寄って、ミニゲームでランダムに交換することができる。
ちかつうろ
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場。基本的には1人で遊ぶミニゲームで、ポケモンの化石宝石を発掘したり、それらと交換したグッズを用いて秘密基地を飾ることができる。しかし、ユニオンルームのようにこのモードで遊んでいるプレイヤーが近くにいると、同じ地下通路にそれが秘密基地ごと出現し、化石掘りを協力し合ったり、道具を交換したり、あるいは秘密基地の旗を取り合ったりすることができる。
すれちがい通信
『ブラック・ホワイト』から『オメガルビー・アルファサファイア』までに登場。近くにいるプレイヤーと通信によってコミュニケーションをとることができる。
『オメガルビー・アルファサファイア』では上記「レコードを混ぜる」の役割がこれに移されている。

他言語版との通信

ポケットモンスターのビジネスは国際的に展開されており、ゲームもさまざまな言語に翻訳されている。ただし現在のところ日本語以外ではハングル版の『金・銀』および第四世代以降の本編ソフトを除くと欧米の言語のものしか発売されていない。よって中文版などは多数の海賊版が存在する。

『金・銀』以前では他言語版同士の通信は文字コードの問題などで不可能である。強引に行おうとするとデータに異常をきたす恐れがあるとして、公式サイトからも行わないように注意されていた。

『ルビー・サファイア』以降のGBA版同士では、一部制限はあるものの可能であり、説明書などでは明記されていないものの半公認となっている[64]。以下、簡潔に説明する。

  • 対戦・交換・ポロック・コンテスト・ミニゲームは全面的に可能
  • GBA版において、日本語版とそれ以外によるレコード混ぜは『エメラルド』同士のみ可能
  • GBA版ユニオンルームでの通信・カードeの融通・他機種(ニンテンドーゲームキューブなど)版との通信は全面的に不可
  • パルパーク・ポケシフターは言語が同じでなければできないが、同じ世代であればポケモンの交換は可能

『ダイヤモンド・パール』以降では他言語同士の通信がWi-Fiコネクションも含めて全面的に可能である。他国版のプレイヤーが捕まえたポケモンは同じ言語版で交換したポケモンよりもさらに経験値が多めに貰えるなど、積極的な国際交換を促す仕掛けが用意されている。また、『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』では日本語版でハングルの表示も可能になり、No.493以前のポケモン(『ダイヤモンド・パール』以前に発見されている)に対応する、発売されている全言語版の図鑑データが収録されている。

『X・Y』では全世界同時発売を目的にゲームが制作された為、どの地域でソフトを購入しても言語が選択でき、全てのポケモンの全原語版のデータが参照できるようになっている(全原語版のデータを所有することが条件である)。

『サン・ムーン』では中国語が追加され、繁体字簡体字双方の漢字表記にも対応している。


注釈

  1. ^ 最低一度は捕獲するか通信交換などで手に入れることで図鑑に登録される。
  2. ^ ポケットモンスターの作品群は、ディズニーやスター・ウォーズやマーベル・シネマティック・ユニバースすらも大幅に上回る総収益を誇る。
  3. ^ 任天堂の2014年3月期決算説明会では544万本とも[14]
  4. ^ 4Gamer.netでは1622万本(2014年9月末時点)とも[16]
  5. ^ ファミ通版2010年テレビゲームソフト売り上げTOP1000では219万本(2011年12月末時点)とも[22]
  6. ^ 193万本(2018年度)[43]、14万本(2019年度)[44]、8万本(2020年度)[45]、3万本(2021年度)[46]の合算。
  7. ^ 452万本(2019年度)[44]、62万本(2020年度)[45]、50万本(2021年度)[46]の合算。
  8. ^ 346万本(2021年度)[44]、18万本(2022年度)[54]の合算。
  9. ^ 735万本(2022年度)[54]、69万本(2023年4月~12月)[56]の合算。
  10. ^ 第三世代から第七世代(3DS)までは、ソフトとハードをそろえていれば、手持ちのポケモンを次世代のソフトに順繰りに送り込むことができたが、第七世代→第八世代(Switch)では送り込めるポケモンに制限がかかった。
  11. ^ 同一世代内で後で発売されたソフト同士での転送(通信交換)なら可能。
  12. ^ 「かっこよさ」「うつくしさ」「かわいさ」「かしこさ」「たくましさ」の5種類。それぞれ特定の「ポロック」や「ポフィン」を与えると伸びる。
  13. ^ 「スピード」「パワー」「テクニック」「スタミナ」「ジャンプ」の5種類。それぞれ特定の「ポケドリンク」を与えると伸びる。
  14. ^ 作中では「きそポイント」と呼称されているもの。
  15. ^ 好きな味だとコンディションが少し多めに上がる。
  16. ^ 「かしらのしるし」を1つでも入手している場合、「トリック」など互いの道具を交換する技で他のキリキザンに「かしらのしるし」を押し付けた状態で倒してもカウントされ、この手法であればダブルバトルにて味方同士でも可能。なお、このアイテム自体にこれと言った使用方法・効果はない。
  17. ^ イーブイのように進化後にタイプが全く変わってしまうポケモンなど一部例外はある。
  18. ^ サトシクラブを捕まえる際は、木の枝を突きつけて注意を逸らしタイミングを見計らって捕獲。ムサシハブネークを捕まえる際は、自分の髪を食いちぎられたことに激怒し、「こわいかお」「みだれひっかき」「メガトンキック」で弱らせて捕獲した。
  19. ^ 他のRPGの「たたかう」などと称される、MPを消費せず素手や武器での攻撃など
  20. ^ 多くのポケモンが初期から覚えている「たいあたり」などですら数多くの技の一つでしかない。
  21. ^ ただし、『金、銀、クリスタル』以前の作品は命中率や回避率の変動による影響を受ける。
  22. ^ 『サン・ムーン』以降はこおりタイプ以外が使用した「ぜったいれいど」に限り命中率が20%に下がる。
  23. ^ ゴーストタイプが使用した場合、自分のHP最大値の半分を削って相手に呪いをかける。HPが半分以下でも発動し、その場合は自分が「ひんし」になる。呪いをかけられた相手はターン毎にHP最大値の1/4ずつダメージを受ける。交代すると効果は消える。それ以外のタイプが使用した場合、自分の「こうげき」「ぼうぎょ」が1段階上がり、「すばやさ」が1段階下がる。自分に対する変化技のため、相手の「まもる」「みがわり」を無視して呪いをかけられる。
  24. ^ 「みやぶる」や「かぎわける」、みずタイプに対して「フリーズドライ」など。
  25. ^ でんきタイプの「でんじは」がじめんタイプに、どくタイプの「どくどく」がはがねタイプに効かないなど。
  26. ^ 「つりびと」はみずタイプ、「からておう」はかくとうタイプ、「サイキッカー」はエスパータイプなど。
  27. ^ ゴーストタイプの技「あやしいひかり」などを覚えるゴルバットだけでなく、アーボックも使用する。
  28. ^ ドラゴンタイプのポケモンがミニリュウとその進化系のみであり、ギャラドスプテラも使用し、第二世代の『金・銀・クリスタル』で再登場した時に至っては手持ち全てがひこうタイプだった。
  29. ^ Pokémon LEGENDS アルセウス』では、既に何らかの状態異常になっている場合でも、新たに別の状態異常への上書きが可能。「ひんし」以外はターン経過や戦闘終了・離脱でも治癒可能だが、戦闘中に上書きされると残りターン数も初期化される。一部、呼称や症状がこれまでと異なるものもある。
  30. ^ 数ターンの間混乱し、ランダムで自分を威力40で物理攻撃し技を封じられる。特性「マイペース」を持つポケモンはこの状態にならない。
  31. ^ 異性のポケモンが相手だと一定の確率で技を封じられてしまう。自分か相手が交代するまで持続。性別不明や、特性「どんかん」を持つポケモンはこの状態にならない。
  32. ^ 「やどりぎのタネ」を受けるとターンごとにHPを奪われる。くさタイプはこの状態にならない。「やどりぎのタネ」を仕掛けてきた相手が交代しても持続し、交代した別の相手にも引き続きHPを奪われる。自分が交代する以外に、「こうそくスピン」など特定の技を使って自力で解除することもできる。
  33. ^ 野生ポケモンとのバトルで「にげる」を選択しても失敗する場合がある。逃げる自分の「すばやさ」が相手より低い場合に起こりやすい。野生ポケモンが相手の逃走・交代を防ぐ技(「クモのす」「くろいまなざし」「まきつく」など)や特性(「かげふみ」「ありじごく」「じりょく」など)の効果を受けた場合は完全に逃走不可能。
  34. ^ 第八世代の場合は天気に関与せず、ミストフィールドが展開される。

出典

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