バニア・キング バニア・キングの概要

バニア・キング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 04:07 UTC 版)

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バニア・キング
Vania King
バニア・キング
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 同・カリフォルニア州
モントレーパーク
生年月日 (1989-02-03) 1989年2月3日(32歳)
身長 165cm
体重 59kg
利き手
バックハンド 両手打ち
ツアー経歴
デビュー年 2006年
引退年 2020年
ツアー通算 16勝
シングルス 1勝
ダブルス 15勝
生涯通算成績 588勝451敗
シングルス 269勝250敗
ダブルス 319勝201敗
生涯獲得賞金 $4,547,269
4大大会最高成績・シングルス
全豪 3回戦(2012)
全仏 3回戦(2011)
全英 2回戦(2006・09)
全米 3回戦(2009・11)
4大大会最高成績・ダブルス
全豪 ベスト8(2012・16・18)
全仏 ベスト4(2011)
全英 優勝(2010)
全米 優勝(2010)
優勝回数 2(英1・米1)
4大大会最高成績・混合ダブルス
全仏 準優勝(2009)
キャリア自己最高ランキング
シングルス 50位(2006年11月6日)
ダブルス 3位(2011年6月6日)

来歴

父親の手ほどきにより、4歳からテニスを始める。2005年全米オープンで、彼女はジュニア女子ダブルス部門でアレクサ・グラッチ(同じアメリカの選手)と組んで準優勝し、一般の部でも女子シングルスの予選3試合を勝ち抜いて、ナタリー・ドシーとの2回戦まで進出した。2006年から女子テニス国別対抗戦・フェドカップのアメリカ代表選手に選ばれる。2006年全米オープンでは、アンドレ・アガシマルコス・バグダティスによる男子シングルス2回戦の試合開始に先立ち、バニア・キングがアメリカの愛国歌「アメリカ・ザ・ビューティフル」の歌い手に選ばれた。彼女自身は、女子シングルス2回戦でジュスティーヌ・エナン=アーデンに 1-6, 2-6 のストレートで敗れた。1か月後の2006年10月、キングはエレナ・コスタニッチとペアを組み、日本ジャパン・オープン女子ダブルスでツアー初優勝を飾った。翌週のタイバンコク大会では単複2冠を獲得し、シングルス決勝で地元タイ人選手のタマリネ・タナスガーンを 2-6, 6-4, 6-4 の逆転で破り、コスタニッチとのダブルスで2週連続優勝を決めた。

シングルスはこの1勝どまりであるが、ダブルスで2007年2008年に2勝ずつを獲得した。2008年東レ パン・パシフィック・オープン・テニストーナメントではナディア・ペトロワと組み、決勝でリサ・レイモンド&サマンサ・ストーサー組を 6-1, 6-4 で破った優勝がある。

2009年全仏オープンで、バニア・キングはブラジルマルセロ・メロと混合ダブルスのペアを組み、決勝戦まで勝ち進んだ。パートナーのメロは、ダブルスのスペシャリストとして有名な選手である。決勝戦で2人は第1シードペアのボブ・ブライアン&リーゼル・フーバー組と対戦し、7-5, 6-7 で1セット・オールになった。全仏オープンのダブルスでは、混合のみ10ポイント・タイブレーク決戦方式(通称:スーパータイブレーク方式)で勝敗を決定する。この方式では、1セット・オールになった時は10点制のタイブレークを行い、先に10ポイント取った方が勝者になる。キングとメロはタイブレークを 7-10 で落とし、全仏混合ダブルス準優勝者になった。

2010年はヤロスラワ・シュウェドワと組んだダブルスで、ウィンブルドン全米オープンで優勝した。2011年全米オープンではシュウェドワとのダブルスで2年連続の決勝に進出したが、リーゼル・フーバー&リサ・レイモンド組に 6–4, 6–7(5), 6–7(3) で敗れ連覇を逃した。

キングは2020年に31歳で現役を引退した。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 3回 (1勝2敗)

大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (0–0)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (0–0) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (0-0)
ティア II (0–0) プレミア (0–0)
ティア III (1–0) インターナショナル (0–2)
ティア IV & V (0–0)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス 対戦相手 スコア
優勝 1. 2006年10月15日 バンコク ハード タマリネ・タナスガーン 2–6, 6–4, 6–4
準優勝 1. 2013年9月21日 広州 ハード 張帥 6-7(1), 1-6
準優勝 2. 2016年8月7日 南昌 ハード 段瑩瑩 6–1, 4–6, 2–6

ダブルス: 33回 (15勝18敗)

大会グレード
2008年以前 2009年以後
グランドスラム (2–1)
WTAファイナルズ (0–0)
ティア I (1–1) プレミア・マンダトリー (0-0)
プレミア5 (1-1)
ティア II (0–0) プレミア (1–4)
ティア III (4–3) インターナショナル (5–7)
ティア IV & V (1–1)
結果 No. 決勝日 大会 サーフェス パートナー 対戦相手 スコア
準優勝 1. 2006年10月1日 広州 ハード エレナ・コスタニッチ 李婷
孫甜甜
4–6, 6–2, 5–7
優勝 1. 2006年10月8日 東京 ハード エレナ・コスタニッチ 詹詠然
荘佳容
7–6(2), 5–7, 6–2
優勝 2. 2006年10月15日 バンコク ハード エレナ・コスタニッチ マリアナ・ディアス=オリバ
ナタリー・グランディン
7–5, 2–6, 7–5
準優勝 2. 2007年2月4日 東京 カーペット (室内) レネ・スタブス リサ・レイモンド
サマンサ・ストーサー
6–7, 6–3, 5–7
優勝 3. 2007年5月14日 フェズ クレー サニア・ミルザ アンドレア・エリット=ヴァンク
アナスタシア・ロディオノワ
6–1, 6–2
準優勝 3. 2007年9月30日 広州 ハード 孫甜甜 彭帥
晏紫
3–6, 4–6
準優勝 4. 2007年10月7日 東京 ハード 荘佳容 孫甜甜
晏紫
6–1, 2–6, [6-10]
優勝 4. 2007年10月12日 コルカタ ハード アーラ・クドゥリャフツェワ アルベルタ・ブリアンティ
マリヤ・コリツェワ
6–1, 6–4
準優勝 5. 2008年2月10日 パタヤ ハード 謝淑薇 詹詠然
荘佳容
4–6, 3–6
優勝 5. 2008年9月21日 東京 ハード ナディア・ペトロワ リサ・レイモンド
サマンサ・ストーサー
6–1, 6–4
優勝 6. 2008年11月2日 ケベックシティ ハード アンナ=レナ・グローネフェルト ジル・クレイバス
タマリネ・タナスガーン
7–6(3), 6–4
優勝 7. 2009年1月11日 ブリスベン ハード アンナ=レナ・グローネフェルト クラウディア・ヤンス
アリシア・ロソルスカ
3–6, 7–5, [10–5]
優勝 8. 2009年9月14日 ケベックシティ ハード
(室内)
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ ソフィア・アルビドソン
セベリーヌ・ブレモン
6–1, 6–3
優勝 9. 2010年2月20日 メンフィス ハード ミハエラ・クライチェク ベサニー・マテック=サンズ
メガン・ショーネシー
7–5, 6–2
準優勝 6. 2010年3月7日 モンテレイ ハード アンナ=レナ・グローネフェルト イベタ・ベネソバ
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
6–3, 4–6, [8–10]
準優勝 7. 2010年4月18日 チャールストン クレー ミハエラ・クライチェク リーゼル・フーバー
ナディア・ペトロワ
3–6, 4–6
優勝 10. 2010年5月22日 ストラスブール クレー アリーゼ・コルネ アーラ・クドゥリャフツェワ
アナスタシア・ロディオノワ
3–6, 6–4, [10–7]
準優勝 8. 2010年6月19日 スヘルトーヘンボス ヤロスラワ・シュウェドワ アーラ・クドゥリャフツェワ
アナスタシア・ロディオノワ
6–3, 3–6, [6–10]
優勝 11. 2010年7月3日 ウィンブルドン ヤロスラワ・シュウェドワ エレーナ・ベスニナ
ベラ・ズボナレワ
7–6(6), 6–2
優勝 12. 2010年9月13日 全米オープン ハード ヤロスラワ・シュウェドワ リーゼル・フーバー
ナディア・ペトロワ
2-6, 6-4, 7–6(4)
準優勝 9. 2011年3月6日 モンテレイ ハード アンナ=レナ・グローネフェルト イベタ・ベネソバ
バルボラ・ザフラボバ・ストリコバ
7–6(8), 2–6, [6–10]
準優勝 10. 2011年5月15日 ローマ クレー ヤロスラワ・シュウェドワ 彭帥
鄭潔
2–6, 3–6
優勝 13. 2011年8月20日 シンシナティ ハード ヤロスラワ・シュウェドワ ナタリー・グランディン
ブラディミラ・ウーリロバ
6–4, 3–6, [11–9]
準優勝 11. 2011年9月11日 全米オープン ハード ヤロスラワ・シュウェドワ リーゼル・フーバー
リサ・レイモンド
6–4, 6–7(5), 6–7(3)
準優勝 12. 2011年10月16日 大阪 ハード ヤロスラワ・シュウェドワ クルム伊達公子
張帥
5–7, 6–3, [9–11]
優勝 14. 2011年10月22日 モスクワ ハード
(室内)
ヤロスラワ・シュウェドワ アナスタシア・ロディオノワ
ガリナ・ボスコボワ
7–6(3), 6–3
準優勝 13. 2012年7月15日 スタンフォード ハード ヤルミラ・ガイドソバ マリナ・エラコビッチ
ヘザー・ワトソン
5–7, 6–7(7)
準優勝 14. 2012年7月22日 カールスバッド ハード ナディア・ペトロワ ラケル・コップス=ジョーンズ
アビゲイル・スピアーズ
2–6, 4–6
準優勝 15. 2012年9月23日 ソウル ハード アクグル・アマンムラドワ ラケル・コップス=ジョーンズ
アビゲイル・スピアーズ
6–2, 2–6, [8–10]
準優勝 16. 2013年9月21日 広州 ハード ガリナ・ボスコボワ 謝淑薇
彭帥
3-6, 6-4, [10-12]
準優勝 17. 2014年4月13日 ボゴタ クレー シャネル・シェパーズ ララ・アルアバレナ
キャロリン・ガルシア
6–7(5), 4–6
優勝 15. 2016年1月9日 深圳 ハード モニカ・ニクレスク 徐一幡
鄭賽賽
6–1, 6–4
準優勝 18. 2016年6月19日 バーミンガム アーラ・クドリャフツェワ カロリナ・プリスコバ
バルボラ・ストリコバ
3–6, 6–7(1)



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