ドコモUIMカード カードのバージョンにより使用できないサービス・端末

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ドコモUIMカード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/06 18:36 UTC 版)

カードのバージョンにより使用できないサービス・端末

以前のFOMAカードでは、使用できないサービス・端末が存在する。サービスを受ける際、端末を変更した際に、ドコモショップにて無償でカードの交換が可能である。

  • 国際ローミングサービス (WORLD WING)(緑色カード以降が必要)
  • SIMPURE Nなどの一部の端末(一部の海外事業者ネットワークにおいて、圏外表示のままになる)[8]
  • BlackBerry Boldなど一部の端末(一部海外事業者にて通話、通信ができなくなることがある、白色カード以降が必要)
  • 2009年冬モデル以降の一部の端末(緑色カード以降が必要)[9]
  • Xi対応端末での利用の場合は、赤色カード以降が必要。
  • NFC(FeliCa搭載)対応端末でのTypeA/B方式サービス利用の場合は、ピンク色カード以降が必要。

FOMAカード不正通話事件

2006年11月23日、NTTドコモは解約された携帯電話から抜き出したFOMAカードを別の携帯電話に差し込んで通話するという不正利用があることを明らかにした。23日現在6件が確認されており、通話料は計26万円に上るという。

事件の概要

2005年9月から06年2月までに、すでに解約された利用者から「解約した携帯電話の利用料金請求がくる」「知人に電話をかけたら外国人が出た」との問い合わせがあり、調べたところ合計6人、不正利用場所は中国・フィリピン・ガーナの3か国であることがわかった。被害額は計約26万円、事件発覚後被害額を返還している。

事件の原因

通常FOMAで通話する場合、ネットワーク側が端末の電話番号と、FOMAカードに割り当てられた15桁のIMUI(識別番号)・暗号情報の計3点を認証する必要があるが、今回はドコモと相互接続の契約を結んでいた3か国の電話会社が、識別番号一点のみだけで認証する設定だったために、解約済みのFOMAカードでも通話ができたという。

またドコモでは、解約されたIMUI(識別番号)は2年程度で再利用されているためこのようなこととなった。

クローン携帯

これまで、ドコモ・au・ソフトバンクモバイルは、ユーザーが使う携帯以外に他の者が同一番号を使ういわゆる「クローン携帯」の製作に関して、「技術的には可能だが、現実には不可能」というのが公式の見解であり、今回「他者が同一番号を使用する」という事実はあったが今後もこの見解を変える予定はない(ユーザー側によってIMUIそのものが偽造できた事例ではないため)。

なお、ドコモは同年2月国内システムを改修しており、当面の間は解約されたカードのIMUI(識別番号)は再利用せず使い捨てにする方針にするとのアナウンスがされている。

紛失による再発行後に見つかった場合や、MNP出戻りで旧カードを返却していない場合も、同一の電話番号情報を持つカード(いわゆる灰SIM)が存在するが、古いカードは同様の理由により使用不可能である。

脚注




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