スーパーロボット大戦Operation Extend
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/16 07:48 UTC 版)
ジャンル | シミュレーションRPG |
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対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | さざなみ |
発売元 |
バンダイナムコゲームス (バンプレストレーベル) |
シリーズ | スーパーロボット大戦シリーズ |
人数 | 1人 |
メディア | ダウンロード販売 |
発売日 |
序章、第1章:2013年7月18日[1] 第2章:2013年8月1日 第3章:2013年8月22日 第4章:2013年9月5日 第5章:2013年9月19日 第6章:2013年9月26日 第7章:2013年10月3日 第8章:2013年10月10日 配信終了日:2015年12月24日 |
対象年齢 | CERO:B(12才以上対象) |
キャッチコピーは「
概要
SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品「スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ。
本作品はシリーズ初となる、ダウンロード販売専用タイトルである。メインシナリオは全8章構成(1章ごとのシナリオ数は20話以上)でそれぞれが順次配信される他、サブシナリオやアイテムなどもダウンロードコンテンツとして2013年7月から10月にかけて追加配信が行われた。従来のシリーズには無かった要素として、一定期間経験値が倍になったり、ユニット改造段階が通常の倍になるといった効果がある有料アイテム「部隊パーツ」が追加されており、現実の資金を追加で投入することによってゲームを有利に進めることができるようになった。
後述のように可能な限り参戦作品を多くする制作方針上、登場機体・キャラクターは各作品の主役級のみに留められ、シナリオも主軸となるストーリーや世界観こそあるものの、従来作のものより意図的に簡素化されている[2]。またメイン・サブに関わらず一度クリアしたシナリオは何度もプレイ可能であるなどリピートプレイが重視されている。そのためルート分岐がなくなり結果的にクリアまでに最短176ミッションと歴代最長となっている[注 2]。
ユニットグラフィックは2009年発売のWii用ソフト『スーパーロボット大戦NEO』(以下『NEO』と表記)以来となる3Dポリゴンを採用しており、メインゲームシステムも『NEO』のものを踏襲している。
あらすじ
宇宙世紀0079。人類は宇宙空間に人工都市・スペースコロニーを建造し、太陽系全域に進出していた。しかし急激な生活圏の拡大は統一政府たる地球連邦の求心力の低下を招き、各所で争いが頻発。なかでも独立を宣言したコロニー国家・ジオン公国が引き起こした戦争は、地球人口が半減するほどの大規模な被害を生んでいた。
貿易企業・コネクトの新人であるヒマリは、配属先が軍事力を有する実戦部隊コネクト・フォースのセイシロウの下であったことに驚く。コネクトはただの企業ではなく、人類全体の協調を目的とする巨大な組織であり、謎の生命体・ヴァサージの導きにより確立したワープゲートの技術により、異なる宇宙をまたに掛けて活動していたのである。コネクトの最大の敵は、次元を超えて現れ星々を食い荒らすミューカスだった。この脅威に対抗するためには人類同士が争っている場合ではないと説くコネクト・フォースは、地球圏のみならず外宇宙を巡りながら賛同者を集めていく。
協調路線をとるコネクトに反発し、ワープ技術を他の宇宙への勢力拡大のために利用しようとするバララント、グラドス、ポセイダル軍は星間条約機構(ISTO)を形成して、強大な軍事力でコネクト・フォースを排除しようとする。一方、地球圏ではジオン公国がいったん停戦に合意したものの、主戦派が新たにネオ・ジオンを名乗って抵抗を続け、事態の混迷はなおも続く。さらに人類間の争いをよそに、妖神ゴブーリキや邪神ドラゴのように悪しき力でミューカスを操る存在が次々と現れ、コネクト・フォースはめまぐるしく転戦を繰り返す。
ミューカスの侵攻規模が増大するに従って、どの勢力もその危険性を認識し、対抗の必要性を感じるようになってきた。小惑星アクシズを地球に落下させる作戦が失敗したのを機にネオ・ジオンが戦闘を停止し、ついに地球圏は統一される。ISTOではペンタゴナの支配者ポセイダルが倒れ、グラドスでも政変が起きたために軍事バランスが大きく変化し、残るバララントは強硬路線を再考せざるを得なくなる。
惑星Ziにてデスザウラーを完全に滅ぼす事に成功した後、各勢力が一堂に会して協議を行った結果、すべての宇宙の戦力を結集してミューカスの本拠地、レコーラル銀河へ強襲をかける一大作戦オペレーション・エクステンドが決行されようとした時、インベーダーの強襲を受けるがそれの排除に成功する。レコーラル銀河での戦いの果てに明らかになったのは、ミューカスがかつて貪欲な人類による品種改良の果てに生み出された生体兵器であったこと、そしてヴァサージは限られた人間と意思の疎通が可能になったミューカスの亜種であるという事実だった。ミューカスもまた苦しんでいたと知ったコネクト・フォースは、人類によって植え付けられた歪みの中心核ミューカス・エンペラーを打ち抜き、彼らを解放する。
新たにヴァサージを核に据えたミューカスは沈静化し、人類最大の脅威は去った。役目を終えたコネクト・フォースは段階的に解散し、集まった戦士たちはそれぞれの宇宙へと帰っていった。
参戦作品
一覧
★はシリーズ初参戦作品。☆マークは携帯機初参戦作品。Vマークは音声付きシリーズ初参戦作品。
- ☆覇王大系リューナイト
- 天元突破グレンラガン
- 蒼き流星SPTレイズナー
- 装甲騎兵ボトムズ
- 装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ
- 装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ
- ☆絶対無敵ライジンオー
- ☆元気爆発ガンバルガー
- ☆熱血最強ゴウザウラー
- ☆完全勝利ダイテイオー
- コードギアス 反逆のルルーシュ
- 機動戦士ガンダム
- 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 機動武闘伝Gガンダム
- 新機動戦記ガンダムW
- 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
- 機動戦士ガンダム00
- 聖戦士ダンバイン
- 重戦機エルガイム
- ★ゾイド -ZOIDS-
- Vゾイドジェネシス
- 戦国魔神ゴーショーグン
- 超獣機神ダンクーガ
- ☆NG騎士ラムネ&40
- ★機動警察パトレイバー
- ★機動警察パトレイバー 劇場版
- ★ケロロ軍曹
- ☆獣神ライガー
- 真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日
- マクロスF
- 真マジンガー 衝撃! Z編
追加参戦作品
- 装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー
- ☆ゾイド新世紀/ゼロ
- New Story of Aura Battler DUNBINE
- コードギアス 反逆のルルーシュ R2
- 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
第1章配信以降に追加された作品は、ダウンロードコンテンツの紹介ページでのみ新規参戦作品扱いされている。このうち『New Story of Aura Battler DUNBINE』、『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』はユニットのみの登場。
解説
第1章で全ての作品は揃わず、章を追うごとに登場していく。『ケロロ軍曹』の参戦は、同作生誕15周年を記念してのものである[3]。
また、有料ダウンロードコンテンツ要素としてスーパーロボット大戦オリジナルのサイバスターとマサキ・アンドーが登場する。無料配信の序章だけだと版権曲が使用できず、それぞれの作品も別のBGMに置き換えられている。
初期アートワーク登場機体
- ケロロロボMk-II with ケロロ軍曹(ケロロ軍曹)
- 真ゲッター1(真〈チェンジ!!〉ゲッターロボ 世界最後の日)
- VF-25F メサイア(マクロスF)
- キングスカッシャー(NG騎士ラムネ&40)
- ガンダム(機動戦士ガンダム)
- イングラム1号機(機動警察パトレイバー)
- グレンラガン(天元突破グレンラガン)
- シールドライガー(ゾイド -ZOIDS-)
追加アートワーク登場機体
第4章配信後に公式ページに追加された。
- リューナイト・ゼファー(覇王大系リューナイト)
- レイズナー(蒼き流星SPTレイズナー)
- スコープドッグ(装甲騎兵ボトムズ)
- ライジンオー(絶対無敵ライジンオー)
- ガンバルガー(元気爆発ガンバルガー)
- ダイテイオー(完全勝利ダイテイオー)
- ガンダムEz8(機動戦士ガンダム 第08MS小隊)
- アレックス(機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争)
- Ζガンダム(機動戦士Ζガンダム)
- ΖΖガンダム(機動戦士ガンダムΖΖ)
- ゴッドガンダム(機動武闘伝Gガンダム)
- ウイングガンダムゼロ(新機動戦記ガンダムW)
- ストライクフリーダムガンダム(機動戦士ガンダムSEED DESTINY)
- ダブルオーライザー(機動戦士ガンダム00)
- ダンバイン(聖戦士ダンバイン)
- エルガイム(重戦機エルガイム)
- ムラサメライガー(ゾイドジェネシス)
- ゴーショーグン(戦国魔神ゴーショーグン)
- ダンクーガ(超獣機神ダンクーガ)
- ファイヤーライガー(獣神ライガー)
- マジンガーZ(真マジンガー 衝撃! Z編)
注釈
- ^ 配信終了後も事前購入分の再ダウンロードとアップデートは可能。
- ^ 全シナリオクリアの場合は最終話が主人公×4分岐の『第2次スーパーロボット大戦α』や44話が主人公×4分岐の『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』の方が長い。
- ^ 宇宙空間での戦闘自体は『NEO』の時点で実装されていた。
- ^ シールドライガーグループ(少年編)と、ブレードライガーグループ(ガーディアンフォース編)、スコープドッグTC(野望のルーツ)、スコープドッグTC・ISS(ペールゼン・ファイルズ)、スコープドッグRSC(TVA本編)など
- ^ セイシロウは「ヒマリ・センサー」と名付けている。
出典
- ^ a b “電撃 - 『スーパーロボット大戦OE』第1章のプレゼントキャンペーンが7月18日より開催! PS Vita本体の購入者が対象”. 電撃オンライン (2013年7月2日). 2013年7月2日閲覧。
- ^ “新作発表! スーパーロボット大戦Operation Extend”. 熱血!必中! スパログ (2013年3月29日). 2013年3月29日閲覧。
- ^ “CHARACTER”. 2013年4月4日閲覧。
- ^ “電撃 - 『スーパーロボット大戦OE』第1章の配信は7月18日スタート! 全8章パックにはケロロ軍曹の“リアルPGガンダム”が先行入手できる特典付き”. 電撃オンライン (2013年7月2日). 2013年7月2日閲覧。
- 1 スーパーロボット大戦Operation Extendとは
- 2 スーパーロボット大戦Operation Extendの概要
- 3 システム
- 4 オリジナルキャラクター
- 5 プロモーション
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