ザ・スターリン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 09:15 UTC 版)
メンバー
ボーカル
- ボーカル。バンドで唯一の固定メンバーだった。ザ・スターリン結成初期はベーシストも兼任していた。
- ザ・スターリン時代はミチロウ(ボーカリストとして)、遠藤みちろう(作詞・作曲家として)、ビデオ・スターリン時代はMICHIROとも名乗っていた。
ザ・スターリン
ギター
- 金子あつし
- 初代ギター(1980年 - 1981年)
- 2代目ギター(1981年 - 1983年3月)
- 1958年、東京都台東区浅草に生まれる。本名は田村和男。ザ・スターリン加入前はや元あぶらだこのイズミやGAUZEのシンらと「チフス」というバンドで活動していた。また、彼の実家は靴屋で、そこで靴職人として働いていた経歴も持つ。
- ザ・スターリン脱退後はインディーズレーベル「ADKレコード」を設立。あぶらだこ、LSD、GAUZE、MASTURBATION、奇形児、 REACTIONなど多数のバンドのプロデュースを担当し、タム本人も自身をフロントマンとしたバンド「G-ZET」や「ブラッドベリ」で活動。自主制作ソロアルバムも2枚ほど発表するが、1985年7月某日、大阪エッグブラントでのライブ後に失踪。消息不明となりレーベルは消滅。その後音楽活動から完全に身を引いた。
- 2011年1月16日に肝障害で死去。享年52。
- 藤岡良次雄(ふじおか りょうじお[4])
- 3代目ギター(1983年3月 - 6月)
- 名古屋でthe 原爆オナニーズを結成して活動していたが、初めてのライブで遠藤にスカウトされる。
- 自身の参加条件としてthe 原爆オナニーズに引き抜いてきたばかりだった中村達也を共に参加させることを遠藤に承認させ、ザ・スターリンに加入、上京する。
- しかし数か月で中村と共に脱退した(本人曰く「突然の解散」[4])。脱退後は中村達也らとTHE GODを結成。
- 4代目ギター(1983年12月 - 1984年3月)
- 1982年に「Jun」名義でTHE WILLARDを結成。ヴォーカル・ギター担当として活動する。THE WILLARDは遠藤の責任編集による雑誌「IN'GO!」の付録ソノシートに参加していた。
- THE WILLARDが一時的に活動を休止している時期に加入した。脱退後はTHE WILLARDの活動を再開させる。
- 北田昌宏
- 小野昌之
- 6代目ギター(1984年6月 - 1985年)
- 元ALLERGYのメンバー。ザ・スターリン解散後も遠藤のバックバンドでギターを担当するなど精力的な活動を続けていた。
- バックバンド「Michiro,Get the help!」活動休止後、電気工事関係の会社に就職し音楽業界から引退。
ベース
- 初代ベース(1980年8月 - 1983年12月)
- 1960年、福岡市博多区生まれ。ステージ上では他のメンバー同様攻撃的なルックスで演奏していたが、普段は温厚な青年。元々は乾と同じく美大生だった。
- 加入前は楽器を演奏した経験が全く無かったが、スターリン加入のためにミチロウや金子あつしと2ヶ月ほどベースを練習した。
- 1983年、遠藤に「お互い、顔見飽きちゃったね」と言ってスターリンを脱退。脱退後は泥の川、吉野大作&プロスティテュートや、赤色人形館、非常階段(在籍時にソロアルバム「Newton's Oblige」をアルケミーレコードから発表。メンバーのユカと結婚していたがのち離婚)、ソロ活動等を経て、音楽業界から引退。日本アルプス近く(八ヶ岳)の山小屋の経営を始める。
- 1995年、ザ・スターリン解散10周年イベントへの出演をミチロウが誘ったところ、「オレもうできないよ。こんなに太っちゃったし。今はただの山小屋の住人だ」と出演を断った。この頃既にアルコールへの依存はかなりのものだったという。
- 1996年4月24日午前9時、泥酔状態で緑状の液体を嘔吐し自宅前に倒れているところを、呑み友達でも有った隣人の妻に発見される。隣人夫妻に連れられ河北病院を受診、即時入院措置が取られ治療を続けたが、同日夕刻死亡。
- 都内在住の親戚が実家に連絡し、前妻も訪れるなか通夜・葬儀が執り行われた。離婚後、独り生活中の過度なアルコール摂取から「自殺願望があった」という噂も一部ではあったが、当日の朝友人に抱き起こされた際、握りしめた保険証をかざし「河北行こう」と言ったこと、また詳細な活動目的を持って山(山小屋の意)行きを希望していたことから否定されている。
- 柴田亜美の漫画作品の「南国少年パプワくん」、「自由人HERO」などに登場するキャラクター・シンタローの名前の由来でもある。
- 尾形テルヤ
- 2代目ベース(1983年12月 - 1984年6月)
- 遠藤がザ・スターリン結成前に組んでいたバンド「自閉体」の元メンバー。自閉体脱退後からスターリン加入前まではトラックの運転手をしていた。
- 自閉体時代はギターを担当しており、彼もスターリン加入当時は杉山同様ベース演奏の経験は無かった。
- 肥後宏(ヒゴヒロシ)
ドラムス
- 乾純
- 初代+5代目ドラムス(1980年 - 1982年6月、1983年12月 - 1985年)
- 1959年、兵庫県尼崎市生まれ。多摩美術大学美術学部建築科卒業。
- ザ・スターリン結成前の1978年、一度だけガセネタのコンサートでドラムを演奏した経験がある。
- 途中に脱退期間を挟むものの、遠藤以外では結成から解散までメンバーとして在籍していた唯一のメンバーである。
- 解散後起業し、建築事務所を経営する。
- 小田ヒトシ
- 2代目ドラムス(1982年6月 - 9月)
- 加入前は「ソドム」というバンドで活動していた。
- 中田圭吾(K5)
- 3代目ドラムス(1982年9月 - 1983年3月)
- 兵庫県加古川市生まれ。
- 1983年スターリン脱退、共に脱退したタムと「G-ZET」結成。その後、NICKEY & THE WARRIORS、THE STAR CLUB、COBRAに参加。
- 4代目ドラムス(1983年3月 - 6月)
- 1982年にバンド「オキシドール」を結成するが1年で解散。地元の名古屋では腕の経つドラマーとして知られており、当時the 原爆オナニーズで活動していた藤岡良次雄に引き抜かれる。その後すぐに遠藤にスカウトされた良次雄の推薦により、ツアー中のドラマーとして加入。当時高校生だった彼はスターリンのオーディションを受けるために髪型をモヒカンにして挑んだ。しかし、後に学校で先生にこっ酷く叱られることになる。
- 脱退後はthe 原爆オナニーズ、THE STAR CLUB、BLANKEY JET CITY、THE GOD、MASTURBATION、ROAD WARRIORS、フリクション等で活動。
ビデオ・スターリン
- KUBOTA - ギター
- MAY - ベース
- SHOKO - ドラムス
- SAKAMITSU - ギター
スターリン
- 山盛愛彦 - 初代ギター
- 斉藤律 - 2代目ギター
- 現在、ALLERGYの宙也らとLOOPUSで活動している。また、T4R、Minimum Rocketsでも活動している。
- 西村雄介 - 初代ベース
- 安達親生 - 2代目ベース
- 三原重夫(元ルースターズ、ローザ・ルクセンブルグ ) - ドラムス
- 三原はかつてザ・スターリンのライブを観て、「こんな危ないバンドにだけは絶対入りたくない」と思っていたという。
メンバーの変遷
- ^ a b c “The Stalin reviews, music, news”. sputnikmusic. Sputnikmusic.com. 2016年8月27日閲覧。
- ^ 「第二期【1982年1月 - 1983年6月】掲載誌のキャッチ ★17ポップティーンのスターリン」『ザ・スターリン伝説』マガジン・ファイブ、2004年11月9日、103頁。ISBN 4434047906。
- ^ 筋肉少女帯の深夜改造計画 1989年11月20日放送分
- ^ a b “藤岡 良次雄、無事に退院しております!”. 『BEATIFIX』公式ブログ. 2020年10月3日閲覧。
- ^ 「第二期【1982年1月 - 1983年6月】掲載誌のキャッチ ★20俺たち金が欲しいですよ。スターリンのレコードがもっと売れてほしい…。」『ザ・スターリン伝説』マガジン・ファイブ、2004年11月9日、120頁。ISBN 4434047906。
- ^ a b アルバム『STOP JAP NAKED』ライナーノーツより
- ^ 「第二期【1982年1月 - 1983年6月】掲載誌のキャッチ ★15いま若者が熱狂する「ザ・スターリン」てナンだ!?」『ザ・スターリン伝説』マガジン・ファイブ、2004年11月9日、97頁。ISBN 4434047906。
- ^ オリコンチャートによる最高順位を参照。
固有名詞の分類
日本のバンド |
ビジーフォー Shamo ザ・スターリン THE MIDWEST VIKINGS ビリーバンバン |
ポピュラー音楽の音楽家一覧 (日本・グループ) |
黒夢 DOES ザ・スターリン DREAMS COME TRUE サカナクション |
ミュージシャン一覧 (グループ) |
Bluem of Youth あみん ザ・スターリン MIGHTY CROWN スレイヤー |
解散した日本のバンド・グループ |
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