サンタ・クローチェ聖堂 (フィレンツェ) 修道院と付属美術館

サンタ・クローチェ聖堂 (フィレンツェ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/12 01:10 UTC 版)

修道院と付属美術館

主回廊には、パッツィ家礼拝堂がある。これは1442年から1446年にかけて、参事会会議場として建てられ、最終的に1470年代に完成したものである。先にサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドームを作ったフィリッポ・ブルネレスキは、 精密なシンプルさと簡素さを保てるよう、そのデザインに留意した。

鐘楼は、最初のものが落雷によって傷んだため、1842年に再建された。ゴシック・リヴァイヴァル建築の大理石のファサードは、1857年から1863年にかけて、ニッコロ・マタスが制作した。

付属美術館は昔の食堂をあてられ、回廊とは分けてある。その回廊にはフローレンス・ナイチンゲールの祈念碑が建っている。ナイチンゲールはこの町の生まれで、名前も町の名から付けられた。ブルネレスキは内側の回廊も手掛け、1453年にそれは完成した。

かつてのフランシスコ会士の寄宿舎は、現在、革製品の学校になっている[2]。訪問客は伝統工芸の財布や書類入れ、その他の革製品を見ることができ、またそれらは隣接する店で売られている。

美術

サンタ・クローチェ聖堂でみられる主要作品は以下のとおりである。

メディチ家礼拝堂の中にあった、ロレンツォ・ディ・ニッコロ(Lorenzo di Niccolò)の多翼祭壇画は、現在二つに分割されて、フィレンツェ・ギャラリーズとミラノのバガッティ・ヴァルセッキ博物館にある。


  1. ^ Chiarini, Gloria (2007年). “Basilica of Santa Croce”. Florence Art Guide. 2007年7月30日閲覧。
  2. ^ Scuola del Cuoio - Laether Schhol
  3. ^ Borsook, Eve (1991). Vincent Cronin. ed. The Companion Guide to Florence, 5th Edition. HarperCollins; New York. pp. page pages 100-104 


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