翼廊左の礼拝堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 09:03 UTC 版)
「サンタ・クローチェ聖堂 (フィレンツェ)」の記事における「翼廊左の礼拝堂」の解説
主礼拝堂の左隣に位置するのはスピネッリ家礼拝堂であり、1837年に改装された。続いて、カッポーニ家礼拝堂は、1926年に第一次世界大戦の戦没者たちの母親に捧げられた。リカーゾリ家礼拝堂は、19世紀初頭にルイージ・サバテッリと二人の息子たちにより≪パドヴァの聖アントニオの生涯≫を表すフレスコ画で飾られた。プルチ=ベラルディ家礼拝堂は、ベルナルド・ダッディによるフレスコ画≪聖ラウレンティウスと聖ステーファノの殉教≫(1330年)で飾られ、祭壇にはジョヴァンニ・デッラ・ロッビアによるテラコッタが収められている。バルディ・ディ・ヴェルニオ家礼拝堂はマーゾ・ディ・バンコによるフレスコ画≪聖シルヴェストロの生涯≫で飾られている。 左側面に位置する礼拝堂も同じくバルディ・ディ・ベルニオの礼拝堂と呼ばれており、ドナテッロの≪キリスト磔刑≫が保管されている。同じく左側面には、1584年にジョヴァンニ・アントニオ・ドシオにより建てられたニッコリーニ家礼拝堂があり、天井装飾はヴォルテッラーノが、彫刻はピエトロ・フランカヴィッラが、2枚の祭壇画はアレッサンドロ・アッローリが手掛けた。最後に翼廊左の西面に位置するマキャベッリ=サルヴィアーティ家礼拝堂にはヤコポ・リゴッツィによる祭壇画≪聖ラウレンティウスの殉教≫が置かれている。
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