修道院と付属美術館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/19 09:03 UTC 版)
「サンタ・クローチェ聖堂 (フィレンツェ)」の記事における「修道院と付属美術館」の解説
主回廊には、パッツィ家礼拝堂がある。これは1442年から1446年にかけて、参事会会議場として建てられ、最終的に1470年代に完成したものである。先にサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂のドームを作ったフィリッポ・ブルネレスキは、 精密なシンプルさと簡素さを保てるよう、そのデザインに留意した。 鐘楼は、最初のものが落雷によって傷んだため、1842年に再建された。ゴシック・リヴァイヴァル建築の大理石のファサードは、1857年から1863年にかけて、ニッコロ・マタスが制作した。 付属美術館は昔の食堂をあてられ、回廊とは分けてある。その回廊にはフローレンス・ナイチンゲールの祈念碑が建っている。ナイチンゲールはこの町の生まれで、名前も町の名から付けられた。ブルネレスキは内側の回廊も手掛け、1453年にそれは完成した。 かつてのフランシスコ会士の寄宿舎は、現在、革製品の学校になっている。訪問客は伝統工芸の財布や書類入れ、その他の革製品を見ることができ、またそれらは隣接する店で売られている。
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