サイボーグクロちゃん
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テレビアニメ
1999年10月2日から2001年1月6日まで、テレビ愛知・テレビ東京系列各局で、毎週土曜8:00 - 8:30(JST)に全66話[2]が放送された。本作品には以前にもアニメ化の話が持ち上がっており、第1巻の絵柄を元にしてキャラクターデザインも起こされていたが、この時は企画した会社の倒産により実現には至らなかったという経緯を持つ。
テレビシリーズの制作は、講談社からアニメ化の権利を獲得したパブリック&ベーシック(PiBi)が主幹事を務める「サイボーグクロちゃん製作委員会」が担当。当初の制作費用は2億3400万円で、これ以外にもシステムサコムのベンチャー、ドリームプロジェクト沖縄が、制作委員会に出資することを目的とした「サイボーグクロちゃん制作ファンド組合」を那覇市で設立して沖縄県内企業の出資を募り、テレビ放送権などをライセンス供与するという試みが行われ[3]、本来TXN系列外の沖縄テレビ放送(FNS)でも時差ネットが実施された。
アニメ化に際し、後述の通り様々な変更点が存在しており、原作に出てくる様々な残酷な描写や過激な台詞は柔らかなものに描き変えられている他、キャラクターの生死もいくつか変更されているものもある。また、原作後半で登場したゴローは未登場である一方、剛くんとミーくんは一部の回を除いて全話に登場し、本来彼らが登場しない原作エピソードにおいてもメインに関わってくるなど、テレビシリーズにおけるメインキャラクターとして捉えられていた。エピソードの約半分はアニメオリジナルが占め、オリジナルのキャラクターや武器、そして姿なども多数登場している。原作と同様、以前の設定とその後の設定とで噛み合わない部分も出てきており、特にキャラ同士の呼称は原作以上に安定していない。
クロちゃんの代名詞であるガトリングの効果音は、第1話から第3話までは軽い音だったが、第4話以降は変更された。当初の重たい効果音は、当初発射音の間隔が絵の見た目より多少離れていたため、後半以降はその間隔が短縮され、よりガトリングの音らしいものになった。昔の間隔はアイキャッチのガトリングの音で毎回聞くことが出来た。
原作者の横内なおきが解説役のキャラクターとして、何度か登場している。その際のキャストは名前のなおきにちなんで、ナレーターの龍田直樹が同役も担当した。またナレーションについてはコタロー・ナナ登場の回のみ、タイトルコールをそれぞれ新登場するキャラクターが務めた。
平均視聴率は3.6%(最高5.9%)と一見すると特別視するほどではないが、当時は子供の完全週休二日制導入前であり、実際制作陣にとっても想定以上の人気だったことから放送が延長(当初は1年でもっと短かった説もある)され、最終的な期間は1年半・話数にして全78話予定とされた[4] 。第24話では制作会社にテレビ東京から号外FAXが届くほどだったという。
テレビ放送の中止
テレビシリーズの放送期間も末期に差し掛かっていた2001年1月、制作会社のパブリック&ベーシックが出資方式での予算集めが滞ったことを受け、アニメの実制作を請け負っていたスタジオボギーとともに倒産。これによりテレビシリーズは前述した最終的な予定に沿っての制作が不可能になり、1月6日放送分(第66話)までで未完に終わった[5]。スタッフの高田耕一によると、2000年12月28日に制作中止が通達され、その時点では第71話の絵コンテが完成していた段階だったという。また第66話以降に放送予定であったエピソードのうち、第70話までは『テレビマガジン』にてタイトルと作中のイラストが掲載されている。
突然の放送中止に伴い、次番組『仰天人間バトシーラー』放送開始までの期間は、セレクションと題した既放送分の再放送で対応。最終回となった第66話のテレビ東京での本放送時は、次回へ続くことを示すナレーションの部分からカットされ、予告パートでもセレクションへの切替のみが伝えられた。
ドクター剛役の古澤徹は、本人曰くいろいろ深刻な時期での起用だったといい、自分の演じていたキャラクターである剛を非常に気に入っており、続編を切望している[6]。
スタッフ
- 原作:横内なおき
- 企画:パブリック&ベーシック
- プロデューサー:高柳明史(テレビ愛知)、松浦公基(パブリック&ベーシック)
- 監督:高本宣弘
- シリーズ構成:山本優
- キャラクターデザイン:島袋美由紀
- メカニックデザイン:飯村一夫
- 美術監督:宮前光春
- 色彩設計:田中直人
- 撮影監督:沖野雅英 → 小林慎吾
- 音響監督:松浦典良
- 音響制作:GEN
- 音楽:若草恵、荒川敏行
- 音楽プロデューサー:斎藤裕二
- 音楽制作:イマジン
- 制作プロデューサー:木下真弓、土屋貴彦
- 番組広報:横田由里香(テレビ愛知)
- 動画チェック:宮田さおり、にしだまゆみ、藤岡正宣、朴機完、高橋英雄
- 動画:孝仁動画、進藤プロダクション、ECHO、F.A.Tインターナショナル、HAHNSHINCOAP、年代動画育視公司、HEEWON、HYOIN、他
- 色指定:野地弘納、石川直樹、横田こずえ、千葉智子他
- 仕上検査:野地弘納、田中直人、横田こずえ、千葉智子他
- 特殊効果:前川孝、榊原豊彦、新井正春、他
- 仕上:スタジオトイズ、孝仁動画、ECHO、スタジオaB、年代動画育視公司、HEEWON、HYOIN、他
- 背景:獏プロダクション、スタジオパレット、スタジオMAO、星山企画
- 撮影:エースクリエイション、スタジオドリーム、ティ・ニシムラ、HAHNSHINCOAP
- デジタル制作管理:久保太郎
- 現像:東京現像所
- デジタル編集:堀口和彦、篠田和宏、伊藤宣隆、宮田健太郎、遠藤知洋、佐分利屋現、他
- ビデオ編集:ビジョンユニバース
- 効果:伊藤克己
- 録音:丸山光義
- 音響助手:蟹崎佳世
- 制作デスク:馬見塚芳枝
- 録音スタジオ:GEN
- 音響制作:現
- 制作担当:橋詰誠
- 制作進行:入部真子、遠藤宏栄、笹原司郎、比留間信、阿見栄一、松下幸一
- 設定制作:濱先容子
- 文芸担当:小瀬敬子
- 制作協力:スタジオザイン、オフィス蒼、博英
- アニメーション制作:スタジオボギー
- 制作:テレビ愛知、パブリック&ベーシック
主題歌
- オープニングテーマ「ぐるぐるクロちゃん」
- 歌・作詞・作曲 - Lady Q / 編曲 - M. Kamishiro
- エンディングテーマ
- 「ポジティブヴァイブレーション」(第1話 - 第61話)
- 歌・作詞・作曲 - シスタ・K / 編曲 - M. Kamishiro
- 「パラパラクロちゃん」(第62話 - 第66話)
- 歌・作詞 - きゅう / 作曲・編曲 - ながいけん
- 挿入歌
- 「ナナのラブソング」(第44話)
- 作詞 - Lady Q、シスタ・K / 作曲 - シスタ・K / 編曲 - 森俊也 / 歌 - 綱掛裕美
- 「クロちゃんおんど」
- 作詞 - Lady Q、シスタ・K / 作曲・編曲 - ながいけん / 歌 - 坂本千夏
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1999年 10月2日 |
最強のニャンコ誕生! | 山本優 | 高本宣弘 | 所沢勤 | 小林一三 |
2 | 10月9日 | ニャンニャンアーミー | 吉永尚之 | 雄谷将仁 | 浅沼昭弘 | |
3 | 10月16日 | 地獄のハイウェイ | 日下部光雄 | 飯村一夫 | ||
4 | 10月23日 | 空とぶ親子ロボ出現! | まつもとよしひさ | 寺沢伸介 | ||
5 | 10月30日 | ミーくんの初恋 | 福本潔 | 丸英男 | ||
6 | 11月6日 | ミーくん誘拐事件 | 高田耕一 | 小林一三 | ||
7 | 11月13日 | 史上最大のオニゴッコ | 井之川慎太郎 | しまだひであき 竹内昭 | ||
8 | 11月20日 | クロミーアイドル勝負 | 奥田誠治 | 大崎正 | 飯村一夫 | |
9 | 11月27日 | 学校の裏伝説 | まつもとよしひさ | 寺沢伸介 | ||
10 | 12月4日 | 裏山の一ツ目地底人 | 岡崎幸男 | 村上勉 | ||
11 | 12月11日 | 天才少年コタロー登場 | 高田耕一 | 小林一三 | ||
12 | 12月18日 | デビルミーあらわる | 井之川慎太郎 | 東出太 | ||
13 | 12月25日 | 檻の中の戦い | 日下部光雄 | 飯村一夫 | ||
14[注 2] | 12月29日 | 剛とコタローの大実験 | まつもとよしひさ | 寺沢伸介 | ||
15 | 2000年 1月8日 |
マタタビ参上! | 岡崎幸男 | 村上勉 | ||
16 | 1月15日 | クロちゃんの家出 | 高田耕一 | 小林一三 | ||
17 | 1月22日 | 雪の中の大決闘! | 秦義人 | 菅井嘉浩 | ||
18 | 1月29日 | 美少女消防士!めぐみ | 四辻たかお | 日下部光雄 | 大崎正 | 飯村一夫 |
19 | 2月5日 | 爆走!バトルボーグ | 山部康男 | まつもとよしひさ | 土屋幹夫 | |
20 | 2月12日 | クロ、パパになる!? | 吉田綾 | 岡崎幸男 | 高田淳 | 岸本誠司 |
21 | 2月19日 | ハチャメチャ大争奪戦 | 村松由二郎 | 高田耕一 | 小林一三 | |
22 | 2月26日 | 鈴木の初デート | 四辻たかお | 井之川慎太郎 | 東出太 | |
23 | 3月4日 | へビビンガーあらわる | 山本優 | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
24 | 3月11日 | コタローを救え! | 秦義人 | 土屋幹夫 | ||
25 | 3月18日 | コタローの父かえる | 吉田綾 | 高田淳 | 岸本誠司 | |
26 | 3月25日 | 世界征服計画開始?! | 山本優 | 高本宣弘 | 高田耕一 | 小林一三 |
27 | 4月1日 | 異世界・事のはじまり | 前田弘太郎 | 中山典子 | ||
28 | 4月8日 | 砂漠に浮かぶ都市 | 奥田誠治 | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
29 | 4月15日 | 異世界・崩壊のあと | 秦義人 | 土屋幹夫 | ||
30 | 4月22日 | 終末から新世界へ | 山口美浩 | 菅井嘉浩 | ||
31 | 4月29日 | ミーくん誕生のヒミツ | 高田耕一 | 小林一三 | ||
32 | 5月6日 | ハネムーン大戦争!? | 吉田綾 | 東出太 | 井之川慎太郎 江島泰男 |
東出太 |
33 | 5月13日 | 学校でオバケ退治 | 水島摩美 | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
34 | 5月20日 | 宝クジ大バトルレース | 四辻たかお | 秦義人 | 土屋幹夫 | |
35 | 5月27日 | マタタビの大修行?! | 山本優 | 山口美浩 | 花京院小百合 | |
36 | 6月3日 | チビネコたちを守れ! | 高田耕一 | 小林一三 | ||
37 | 6月10日 | ノンストップバス旅行 | 四辻たかお | 森田風太 | 石田博 | しまだひであき |
38 | 6月17日 | 白い怪物との大バトル | 山本優 | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
39 | 6月24日 | ミーくん2号登場! | 秦義人 | 土屋幹夫 | ||
40 | 7月1日 | ナナちゃんがんばる! | 山口美浩 | 花京院小百合 | ||
41 | 7月8日 | 復活!デビル再登場! | 森田風太 | 高田耕一 | 小林一三 | |
42 | 7月15日 | 決戦!クロ対デビル | まつもとよしひさ | しまだひであき | ||
43 | 7月22日 | クロの家にお引っ越し | 四辻たかお | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
44 | 7月29日 | コタローいなくなる? | 吉田綾 | 秦義人 | 浜田勝 | |
45 | 8月5日 | 恐怖の大ウイルス!! | 山本優 | 青木新一郎 | 寺沢伸介 | |
46 | 8月12日 | マタタビとの出会い | 高田耕一 | 小林一三 | ||
47 | 8月19日 | カラスとの戦い!! | まつもとよしひさ | 箕輪悟 | ||
48 | 8月26日 | キッド最後の戦い!! | 日下部光雄 | 飯村一夫 | ||
49 | 9月2日 | ニャンニャンランド | 秦義人 | 浜田勝 | ||
50 | 9月9日 | 真・暴走クロちゃん | 河村明夫 | |||
51 | 9月16日 | クロ・ミーゲーム対決 | 小華和ためお | 大西景介 | 小林一三 | |
52 | 9月23日 | 転校生は超能力者?! | 日下部光雄 | 飯村一夫 | ||
53 | 9月30日 | 宇宙からのメッセージ | まつもとよしひさ | 土屋幹夫 | ||
54[注 3] | 10月7日 | 攻撃ヤーヤーヤー星人 | 秦義人 | 浜田勝 | ||
55 | 10月14日 | 地球最後の日来たる! | 四辻たかお | 青木新一郎 | 寺沢伸介 | |
56 | 10月21日 | 恐怖のベイビー誕生! | 山本優 | 高田耕一 | 小林一三 | |
57 | 10月28日 | クロとナナのけんか | 日下部光雄 | 飯村一夫 | ||
58 | 11月4日 | また来たヤーヤーヤー | 四辻たかお | 小華和ためお | 大西景介 | 土屋幹夫 |
59 | 11月11日 | ナナお姫様になる? | 山本優 | 秦義人 | 浜田勝 | |
60 | 11月18日 | マタタビからの挑戦状 | 遠藤克己 | 土屋浩幸 | 河村明夫 | |
61 | 11月25日 | 筋肉美女大バトル!? | 吉田綾 | 高田耕一 | 小林一三 | |
62 | 12月2日 | 鈴木のプレゼント作戦 | 水出弘一 | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
63 | 12月9日 | スクラップキング登場 | 山本優 | 大西景介 | 土屋幹夫 | |
64 | 12月16日 | 宇宙からの宅配便 | 秦義人 | 桜井木ノ実 | ||
65 | 12月23日 | コタローのクリスマス | 青木新一郎 | 森田風太 | 土屋幹夫 | |
66[注 4] | 2001年 1月6日 |
買い物デート大決闘! | 四辻たかお | 小華和ためお | 高田耕一 | 小林一三 |
67 | 未放送 | 謎の雪男現わる! | 山本優 | 日下部光雄 | 飯村一夫 | |
68 | ライバルはコタロー? | 大西景介 | 土屋幹夫 | |||
69 | キンタローのリベンジ | 秦義人 | 桜井木ノ実 | |||
70[注 5] | コスプレ少女カグヤ | 小華和ためお | 森田風太 | 土屋幹夫 | ||
71 | 悪魔になった? 剛くん | 高田耕一 | 小林一三 |
放送時間
この節の加筆が望まれています。 |
テレビ愛知 土曜8:00 - 8:30 | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
神八剣伝
(1999年4月3日 - 9月25日) |
サイボーグクロちゃん
(1999年10月2日 - 2001年1月6日)
|
仰天人間バトシーラー
(2001年4月7日 - 2002年3月30日) |
オリジナル・サウンドトラック
- 『サイボーグクロちゃん:最強打ちまくり音楽大図鑑 TV ― オリジナル・サウンドトラック』(日本コロムビア)2000年6月21日
- 『サイボーグクロちゃん ガトリングミックス』(日本コロムビア)2000年11月18日
- 「サイボーグクロちゃん」〈コロちゃんパック〉(日本コロムビア)2000年5月20日
映像ソフト
2022年現在、テレビシリーズの映像ソフトとしては以下のVHSのみがリリースされている。発売元はパブリック&ベーシック、販売元はミュージックガイド社(市販版)、メディアファクトリー(レンタル版)。パブリック&ベーシックの倒産によりビデオ化も中途で打ち切られ、第53話と第55話以降はソフト化されていない。
- サイボーグクロちゃん
- 2000年7月21日から9月21日にかけて、全9巻(第1巻のみ2話、第2巻以降は3話収録)をリリース。第1話から第26話までがソフト化された。
- サイボーグクロちゃんGreat(グレート)
- 全9巻(レンタル専用、各巻3話収録)をリリース。第27話から第54話[8]までがソフト化された。
再放送
- 地上波
- テレビ愛知:2010年4月 - 2011年4月17日[9](毎週日曜6:30 - 7:00、第49話まで)
- テレビ埼玉:2015年7月20日 - 2016年10月31日(毎週月曜18:00 - 18:30)
- BS・CS
この他再放送ではないものの、2015年5月2日に放送されたアニソン・アカデミー(NHK-FM)内でOPが流された。
ネット配信
2022年現在、アニメ放題やU-NEXT、Amazonビデオなどの各種動画サービスにて、テレビシリーズ全話の配信が実施されている。またYouTubeでも講談社の公式チャンネルにて、本作品の電子書籍化や『コミックボンボン』のWeb雑誌化を記念し、以下の日程で無料配信が行われた。
原作とテレビシリーズの相違点
- 残酷描写や過激な台詞、核や原子力にまつわる物は全体的にカットされている。他にも、原作でよく見かける「殺してやる!」や「死ね!」などの暴言もカットされ、改変されている(「あのハゲ殺したい」➡「あの馬鹿取っちめたい」、「撃ち殺せよ」➡「(その地位から)引きずり下ろせよ」など)。また原作で稀にある下ネタもカットや緩和されている。
- これら以外にも、味方(ミッキー6型の子分やニャンニャンアーミー18号など)を殺害するネタも全体的にカットされている。
- いくつかのパロディ風刺ネタがカットされているが、例外として鈴木の愛称がジムだったり、ロミオとジュリエットの名前はそのまま使われたり、台詞では「アムロ、いきまーす!(機動戦士ガンダム)」「今のパンダはたれてなくちゃ駄目(たれぱんだ)」「機械の身体は欲しくないかい?(銀河鉄道999)」などのパロネタはそのまま使用された。
- 登場人物を理不尽に襲うネタは色々と変更や緩和されている。
- 例として、滝沢が生徒を襲わない、コタローの父の初登場回でラストにクロが襲うのが偽警官になっている、など。
- 第1話にて燃料切れの際に飲んだ燃料が、原作ではラジコン、テレビシリーズではバイクのそれになっている。
- 第1話にて、原作では数十体のニャンニャンアーミーが全て同じ外見だったのに対し、テレビシリーズでは2 - 5号の姿が後に登場する個別デザインと同じになり、それに合わせて6号以降も全員が個性的な見た目になっている。
- プーリィの扱いは、原作では野良犬、テレビシリーズでは飼い犬となっている。物語終了後飼い主が引っ越してしまい、プーリィともその後会えなくなるという結末だった。この時クロちゃんは原作にて剛くんに矢で射られ瀕死の状態にさせられるが、テレビシリーズではハンマーで気絶させられる。
- 原作の地獄のハイウェイ編で、ミーくんは本来チップを残して影も形もなくなるが、テレビシリーズでは頭一つで残っている。その後首が取れるという描写はなくなった。
- 原作のキッド編の1話で、ネコが突然失踪する事件を「ネコ狩り」と呼んでいたが、テレビシリーズでは「ネコキャッチ」になっている。その際チンピラが使う銃も改造拳銃ではなくトリモチ弾となっている。さらにこの事件を引き起こした黒幕が天童ということになっている。
- ナナがアルバイトをする回では、原作だとクロは最後のページでようやくナナを見つけるが、テレビシリーズでは脅迫しているシーンでナナが強盗犯だと気づき、最後には警察に攻撃している。
- 原作では、がんばれミーくん2号を壊そうとしたときにチエコがデートを台無しにされたことになっているが、テレビシリーズでは真・暴走クロちゃんが暴れているときにデートを台無しにされたことになっている。
- スモールライターで二回目にコタローと剛を小さくするときに、原作では全員に「急げ」と殴られているが、テレビシリーズではミーくんが怒った後ナナがミサイルで脅している。
- 原作で、ドッチはマタタビに対して「俺も道具ぐらい使えるんだぜ」と言った後ナイフで刺しているが、テレビシリーズでは「俺だって二本足で立てるんだぜ」と言った後マタタビを突き落としている。
- クロとミーの合体は、原作ではあまり見られなかったのに対し、テレビシリーズではアニメオリジナルのエピソードでほぼ毎回合体するなど、全体的に増加している。
- 前述の通り、テレビシリーズでは本来原作においてミー、剛、コタローの3名が登場しない回であっても、あえて出演させているエピソードがあり、登場する回では話の内容も大きく改変されている。例としてヘビビンガー登場編でクロは本物の鷹に捕まり、銃で脅して手伝わせているが、テレビシリーズでは鷹が剛の作った搭乗型飛行メカということになっている。また、コタローが登場していない初期のエピソードのいくつかが後回しにされたため、それらのエピソードにおいて剛やミーに混じってコタローが登場する回がある。反面、マタタビは原作で登場する回であっても出演がないという回があったり、登場しても台詞がないということがあった。
- 玩具やゲームとのタイアップで、テレビシリーズでは原作では使用しない武装が数多く存在した。真・暴走クロちゃんはその代表格である。
注釈
出典
- ^ 復活ボンボンシリーズPR公式アカウントによる2015年6月25日16:37のツイート、2016年12月26日閲覧。
- ^ 2017年現在、シリーズ物ではないテレビ愛知制作の単一タイトルのテレビアニメとしては、本作品が最も話数が多い。
- ^ “ファンド組合を設立 人気コミックのコンテンツ制作で 県内でも出資呼び掛け”. 琉球新報 (琉球新報社). (1999年9月4日)
- ^ 古澤 徹 (2006年9月24日). “松浦さんのこと”. 声優 古澤徹公式ぶろぐだらだら日記(gooブログ). NTTレゾナント. 2013年5月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年12月26日閲覧。
- ^ パブリック&ベーシックは同作品以外にも、『へろへろくん』(NHK教育テレビ)の制作を並行して手がけていたが、こちらは2001年2月に予定通り終了している。
- ^ 古澤の事務所サンプルボイス・本人ブログより[要文献特定詳細情報]。
- ^ 「TV STATION NETWORK」『アニメディア』2001年8月号、学研、115頁。
- ^ 第53話のみ未収録。
- ^ テレビ愛知では時差ネットであるしゅごキャラシリーズの後番組として放送された。当初は2011年4月3日で終了予定だった。
- ^ “『サイボーグクロちゃん』初の電子書籍化決定!!&ボンボンTVにてアニメ全話無料配信決定!”. PR TIMES. (2016年12月16日) 2021年10月2日閲覧。
- ^ 福田瑠千代 (2016年12月19日). “ぐるぐるヤーッぐるぐるニャーッ アニメ「サイボーグクロちゃん」がYouTubeで全話配信!”. ねとらぼ (ITmedia) 2016年12月26日閲覧。
- ^ “あの「コミックボンボン」がWeb雑誌として復活! アニメ『サイボーグクロちゃん』『くつだる。』全話がYouTube公式チャンネル【キッズボンボン】にて、夏休み期間限定で無料配信中!!”. CNET Japan. (2017年7月21日) 2021年10月2日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第1巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第2巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第3巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第4巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第5巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第6巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第7巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第8巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第9巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第10巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん 第11巻”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『新装版 サイボーグクロちゃん(1)』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『新装版 サイボーグクロちゃん(2)』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『新装版 サイボーグクロちゃん(3)』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『新装版 サイボーグクロちゃん(4)』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『新装版 サイボーグクロちゃん(5)』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『新装版 サイボーグクロちゃん(6)<完>』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『サイボーグクロちゃん番外バトル(1)』(内田 じゅんた,横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『サイボーグクロちゃん番外バトル(2)<完>』(内田 じゅんた,横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『復活! サイボーグクロちゃん ガトリングセレクション』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “『復活! サイボーグクロちゃん ガトリングセレクション リローデッド』(横内 なおき)|講談社コミックプラス”. 講談社. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん激爆大図鑑 1”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃんーデビル復活!!-公式攻略ガイド”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
- ^ “サイボーグクロちゃん2~ホワイトウッズの逆襲~公式攻略ガイド”. 国立国会図書館. 2021年9月24日閲覧。
固有名詞の分類
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テレビ愛知のアニメ |
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