コミュニティ・ストア
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過去の加盟会社
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1992年(平成4年)7月時点では、北海道から九州にかけての広い地域で国分株式会社が本部となっていたものの、
- 株式会社丸ヨ岡田(北海道国分株式会社の前身企業の一つ) - 旭川本部
- 宮本商産株式会社(1985年4月8日に社内で設立したMGC宮本グローサーズチェーン本部が運営[49]、同社運営の1号店は1985年12月18日に開店した新得町の新得さかの店[50]。後に同社の卸事業は北海道国分へ引き継がれる) - 帯広本部
- 合名会社畠兵商店 - 能代本部
- 合資会社月の友酒店 - 茨城本部
- 株式会社河安(カワヤス国分株式会社の母体となった企業) - 岐阜本部
- 株式会社井阪商店(後に三重国分株式会社へ営業を統合される) - 三重本部
- 渡弥 - 福井本部
- 香川流通株式会社 - 香川本部
といった提携卸売業者も国分グローサーズチェーンアライアンス (KGCA) に加盟し、それぞれ地区本部業務を行なっていた[51]。
1993年(平成5年)2月時点でKGCAは、
- コンビニ型店舗「コミュニティ・ストア」720店
- リカー&バラエティーと称する酒類専門店「タウンショップ」250店
という2種類の店舗を展開し、合わせて970店を有していたが、当時は各店の内外装も統一されておらず、POSネットワークも整備されていなかった[52]。
国分株式会社は1994年(平成6年)に新会社として国分グローサーズチェーン株式会社を設立し、各地区本部を順次新会社へと統合するとともに「ニューコンビニエンスシステム」を標榜し、
- チェーンオペレーションの統一
- POS、受発注、検品など新情報システムの導入
- 店主・従業員研修体制の確立
などを推し進めた[53]。
しかし、旧来の加盟店のうち新システムに移行できない店が脱落したことや、提携卸売業者のうち最多の加盟店を持っていた合資会社月の友が1995年(平成7年)に脱退し独立チェーン化したこともあり、1998年(平成10年)3月時点での加盟店数は690店[20]に減少。以後も店舗数減少に歯止めがかかっておらず、営業地域は関東・東海・関西地方にほぼ絞られた。
合流したチェーンストア
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒229 神奈川県相模原市大野台2-15-1 |
設立 | 1996年10月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 1010001043070 |
事業内容 | コンビニエンスストアのチェーン本部 |
代表者 | 千葉登士夫 |
資本金 | 1000万円 |
従業員数 | 13名 |
決算期 | 9月 |
特記事項:1997年6月末時点のデータ |
エムエムチェーンは、かつて神奈川県を中心にコンビニエンスストア「コンビニマート」を展開していたボランタリー・チェーン。神奈川県相模原市の食品卸業者、水谷商事株式会社(東京国分株式会社の前身企業の一つ)が主宰していた。加盟店には酒販店が多かった[54]。
1983年(昭和58年)「エムエムチェーン協同組合」として結成され、最盛期には108店舗を擁していた[55]が、加盟店の廃業や大手チェーンへの鞍替えなどで店舗数は減少に転じた。85店舗[54]となった1996年(平成8年)には、体制強化を狙って本部を改組し「エムエムチェーン株式会社」とした[注釈 2]。
35店舗となった1998年(平成10年)には、国分グローサーズチェーン株式会社との業務提携に踏み切り、同年6月より物流、POSなどのシステムを順次コミュニティ・ストアのシステムに一本化していった[57]。のちに、すべての加盟店がコミュニティ・ストアへと移籍している[58]。
脱退したチェーンストア
注釈
出典
- ^ 企業情報 - 会社概要 国分グループ本社株式会社
- ^ a b c d e f g h i j “会社概要 - 企業情報”. コミュニティ・ストア COMMUNITY STORE. 国分グローサーズチェーン株式会社. 2021年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月22日閲覧。
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- ^ a b c d e f g “全事業の撤退に関するお知らせ”. コミュニティ・ストア. 国分グローサーズチェーン株式会社 (2021年5月14日). 2021年8月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月10日閲覧。
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- ^ “グループ一覧”. 国分グループ本社株式会社. 2021年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年8月22日閲覧。
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- ^ 会社案内 2021-2022 p.6「国分のあゆみ」、国分グループ本社株式会社
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- ^ 店舗検索 コミュニティ・ストア、2019年8月20日閲覧。
- ^ コミュニティ・ストア、無人店舗を本格展開へ 決済は交通系電子マネー限定 食品産業新聞、食品産業新聞社、2018年3月23日
- ^ 札幌市教育委員会 著、さっぽろ文庫編集室 編『札幌の商い』北海道新聞社〈さっぽろ文庫〉、1999年3月。ISBN 4894530112。OCLC 170287657。
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- ^ 「コミストキッチン新川一丁目店」新装開店! ~コミュニティ・ストアの新業態店舗始動!~(コミュニティ・ストアニュースリリース)2016年3月閲覧。
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- ^ 【閉店】コミュニティ・ストア 塚原すずきや店 2021年10月31日(日)閉店 開店閉店.com、2021年10月17日、2022年11月12日閲覧。
- ^ 【京王ストア】 生鮮コンビニ多店舗化へ、2号店を駅構内に出店 DFオンライン 2012年11月15日[リンク切れ]
- ^ 店舗一覧(京王ストア、キッチンコート、京王ストアエクスプレス) 京王ストア 公式サイト
- ^ “「トリエ京王調布」2017年9月29日(金)オープン!” (PDF). 京王電鉄 (2017年7月5日). 2017年10月10日閲覧。
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- ^ 京王ストアエクスプレス明大前店 京王ストア
- ^ “【開店】京王ストアエクスプレス明大前店”. 開店閉店.com (2017年11月29日). 2020年6月21日閲覧。
- ^ 京王ストアエクスプレス府中店 京王ストア
- ^ 2018年11月22日(木)「京王ストアエクスプレス府中店」がオープンします 京王ストア公式サイト、2018年11月16日
- ^ 【府中市】3月1日(金)より府中駅北口のK-SHOPぷらりと京王府中店が休業しています。 号外NET 東京都府中市、本氣メディア株式会社
- ^ “【開店】京王ストア K-Shop東府中店”. 開店閉店.com (2019年10月13日). 2020年6月21日閲覧。
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- ^ 『日本食糧新聞』1998年7月13日より。
- ^ 『日本食糧新聞』2002年9月30日より。
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