ゲゲゲの鬼太郎 (曲)
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「ゲゲゲの鬼太郎」 | ||||||||
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熊倉一雄 の シングル | ||||||||
初出アルバム『少年マガジン マンガ大行進』 | ||||||||
リリース | ||||||||
規格 | シングルレコード | |||||||
ジャンル | アニメソング | |||||||
レーベル | キングレコード・朝日ソノラマ | |||||||
作詞・作曲 |
水木しげる いずみたく | |||||||
チャート最高順位 | ||||||||
熊倉一雄 シングル 年表 | ||||||||
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概要
水木しげるの漫画、『ゲゲゲの鬼太郎』を原作とする同名のアニメ作品『ゲゲゲの鬼太郎』および実写映画作品『ゲゲゲの鬼太郎』のオープニングテーマ。
『ゲゲゲの鬼太郎』と題された全てのアニメおよび実写作品のオープニング曲は一貫して本曲が用いられている[注 1]。歌手やアレンジは各シリーズごとに異なっている。フルコーラスでは3番まであり、番組のオープニングで使われているのは1番と3番である[注 2]。実写映画では1番と2番を使用。
アニメ第1シリーズの主題歌レコードは30万枚以上を売り上げた[2]。
2019年3月にはアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』50周年記念の一環として、アニメ全シリーズの当歌および一部シリーズのエンディングテーマ「カランコロンの歌」および一部カバーバージョンなどを全24曲収録した「ゲゲゲの鬼太郎 歴代主題歌集」が発売されている[3]。
変遷
この歌はそもそもはアニメ用に作られたものではなく、最初のアニメ化以前、『週刊少年マガジン』で原作が連載中の1967年7月20日にキングレコードとのタイアップで発売された児童向けレコード『少年マガジン マンガ大行進』SKK(H)-354のために作られた楽曲であり、同年10月10日に『ハリスの旋風』(歌:大山のぶ代)とのカップリングでシングル化されている。
当初の曲名は当時の漫画版と同じく「墓場の鬼太郎」だったが、テレビアニメ化の際に「ゲゲゲの鬼太郎」に改題された[注 3]。
なお初代エンディングテーマ「カランコロンの歌」は当初「ゲゲゲの鬼太郎」というタイトルであったが、アニメ作品が「ゲゲゲの鬼太郎」に改題された際に改名しており、タイトル名がエンディングからオープニングに移った形となった。
主題歌
特記するもの以外は全てニ短調で歌われる。
- 漫画、アニメ第1・第2シリーズ、実写ドラマ「月曜ドラマランド版」
- アニメ第3シリーズ
- アニメ第4シリーズ
- アニメ第5シリーズ
- 編曲:堀井勝美 歌:泉谷しげる/インデックスミュージック(第1話 - 第51話)
- 編曲・歌:ザ50回転ズ/ワーナーミュージック・ジャパン(第52話 - 第100話)
- イントロのフレーズは原曲のものを引用しているが、全体的には大幅に印象が異なるロック調のアレンジになっている。アニメシリーズにおいて初めて放映中にオープニングテーマの歌手が変わった。
- 実写映画第1作
- 編曲:前嶋康明 歌:小池徹平/ユニバーサルミュージック
- 小池のシングル「my brand new way」のボーナストラックとして収録。アニメ4作目のものに近いアレンジとなっている。
- 編曲:前嶋康明 歌:小池徹平/ユニバーサルミュージック
- アニメ第6シリーズ
シングルレコード/CD
- 漫画
- 墓場の鬼太郎(ゲゲゲの鬼太郎)/ハリスの旋風(BS-723、1967年10月10日発売) - 初版レコードでは「墓場の鬼太郎」の曲名だったが、テレビアニメ化後にプレスされた版では「ゲゲゲの鬼太郎」と表記[注 5]。
- アニメ第1シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎/カランコロンの歌(ED(H)-1003、1968年9月20日発売)
- アニメ第2シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎/カランコロンの歌/ゲゲゲの鬼太郎ないない音頭(ES-1018、1971年9月20日発売)
- アニメ第3シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎/おばけがイクゾー(7JAS-47、1985年10月25日発売)
- アニメ第4シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎/カランコロンのうた(WPD6-9072、1996年2月25日発売) - シリーズ初のシングルCDでの発売。初回生産分は特製ステッカー付き。
- ゲゲゲの鬼太郎/カランコロンの歌/イヤンなっちゃう節/ぺったらぺたらこ(TRJC-1024、2013年9月18日発売) - 憂歌団が歌った主題歌・挿入歌全4曲を1枚にまとめたもの。特典DVDには、憂歌団のメンバー全員が本人役で出演した第33話「逆襲!妖怪さら小僧」が収録されている。
- アニメ第5シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎(泉谷しげる版、NECM-10064、2007年5月9日発売) - シリーズ初のマキシシングルでの発売。また、アニメシリーズでは初めてエンディングテーマとは別に発売された。
- ゲゲゲの鬼太郎(ザ50回転ズ版、WPCL-10474、2008年5月21日発売) - シングルでは初めてテレビサイズを収録。
- 実写映画第1作
- アニメ第6シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎/見えんけれども おるんだよ(COCC-17539、2018年10月23日発売)
ダウンロードシングル
- アニメ第6シリーズ
- ゲゲゲの鬼太郎(TVサイズ)(COKM-40273、2018年4月1日発売)
- ゲゲゲの鬼太郎(FULL SIZE)(COKM-42083、2018年7月24日発売)
ソノシート
- ゲゲゲの鬼太郎(朝日ソノラマ M-114、1968年1月25日発売) - 「墓場の鬼太郎」の曲名で収録。
- ゲゲゲの鬼太郎(朝日ソノラマ ウルトラブックス N-8、1968年2月26日発売) - 「墓場の鬼太郎」の曲名で収録。
- ゲゲゲの鬼太郎(朝日ソノラマ P-2、1968年5月29日発売) - 「墓場の鬼太郎」の曲名で収録。
- ゲゲゲの鬼太郎(朝日ソノラマ P-13、1968年8月20日発売) - 「テーマソング」の曲名で収録。
- ゲゲゲの鬼太郎妖怪クリスマス(朝日ソノラマ P-21、1968年11月25日発売)
その他、番組スポンサーのシスコ製菓(現・日清シスコ)が制作し『少年マガジン』1968年4号の読者プレゼントとして1000名にプレゼントされた、主題歌を収録したもの(NS271)が存在する。
注釈
- ^ 例外として『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』ではエンディング曲として使用されている。
- ^ 第5シリーズは第51話まで1番のみ、第52話から1・2・3番を週代わりで流している。
- ^ 朝日ソノラマ盤では「テーマソング」「ゲゲゲの鬼太郎テーマソング」という表記も存在する。
- ^ カラオケと同じ状態である。
- ^ 「フジ・テレビ放映マンガ映画主題歌」と銘打たれている。
- ^ 主にコロムビア・テイチクから初出リリースされた物である。
- ^ 厳密には、本作に登場した「玄武」は本名(ガメラ)を明かしておらず、あくまでも「玄武という呼称でも知られている」という描写がされている。
- ^ ガメラが出現する直前に、鬼太郎ファミリーの面々をはじめとする『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズの常連妖怪たちが同様に助っ人として駆けつけている。また、『ガメラマーチ』『ガメラの歌』『神話』と歴代のガメラシリーズの主題歌の歌詞も挿入されている。
- ^ 『国盗り物語』で「墓場で運動会どころではない」と台詞があるのみである。
出典
- ^ 『オリコンチャート・ブック:1968-1997』オリコン、1997年、105頁。ISBN 4-87131-041-8。
- ^ 長田暁二『昭和の童謡アラカルト―戦後編』ぎょうせい、1985年12月、187頁。ISBN 4324001243。
- ^ ゲゲゲの鬼太郎 歴代主題歌集|商品情報|日本コロムビアオフィシャルサイト
- ^ ハウス・ダイアル1991/TVグルーヴ (コロムビアミュージックエンタテインメント): 1991|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
- ^ Cobacabada (日本コロムビア): 2014|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
- ^ 「CMテープ、5000店に『来たろう』 スズキが配布 3番まで、話題作り狙う」『日経産業新聞』1998年2月10日付、9頁。
- ^ 別冊宝島430号『よいこの広告 テレビCMが10倍面白くなる本!』宝島社、1999年、130頁。ISBN 4-7966-9430-7。
- ^ '99年2月〜3月のスズキ軽・小型四輪車販促キャンペーン 「'99スズキにきたろうフェア」の実施について、スズキ、1999年2月4日。
- ^ 大島優子が“鬼太郎”に!猫むすめは土屋アンナ、ねずみ男は…「ZOZOTOWN」CM「ゾゾゾの鬼太郎 登場篇」 - YouTube
- ^ 峰守ひろかず, 渡辺雄介, 2021年,『妖怪大戦争ガーディアンズ外伝 平安百鬼譚』, 265-271項, メディアワークス文庫
- 1 ゲゲゲの鬼太郎 (曲)とは
- 2 ゲゲゲの鬼太郎 (曲)の概要
- 3 カバー
- 4 CMでの使用
- 5 外部リンク
- ゲゲゲの鬼太郎 (曲)のページへのリンク