ガンビア
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交通
空港
バンジュール国際空港は、全長3,600メートル、幅員45メートルの滑走路を持つ。スペースシャトルの非常時代替着陸地としてNASAの資金および技術援助のもと1989年に改修された[48]。
河川・港湾
バンジュール港はアフリカ西海岸で有数の天然港である。そこからは、3,000トン級の船舶がガンビア川を遡行して内陸のジャンジャンブレアまで航行が可能である[48]。その上流でも小型船の運航は可能で、ガンビア川は輸送の重要なルートとなっている。一方陸上輸送においては、ガンビア川にはかつて1本も橋がかかっておらず、両岸の移動はフェリーに頼っていたが、2019年1月に中流部のファラフェニにおいてファラフェニ橋が開通し、セネガル・ガンビア両国大統領が出席して開通式が挙行された[49]。
国民
人口
ガンビアの人口は急速に増加しており、1963年に31万6,000人だった[37]人口は、1986年には66万人[50]、2017年には210万人にまで増加した[39]。2021年7月の推定人口は222万人である[2]。
民族
ガンビア国民の民族グループの内訳は、マンディンカ人が34%、フラ人が22.4%、ウォロフ人が12.6%、ジョラ人が10.7%、セラフリ人が6.6%、セレール人が3.2%、マンジャク人が2.1%、バンバラ人が1%、その他のアフリカ系民族が1.6%、非ガンビア人が5.2%となっている(2013年推定[2])。居住地域としては、マンディンカ人が中西部、フラ人とセラフリ人が東部、ウォロフ人が首都バンジュールおよびその近郊、ジョラ人が南部を主な居住地としている[51]。アクと呼ばれる解放奴隷のクレオール人も少数だが存在する[52]。
アレックス・ヘイリー著のアメリカの黒人奴隷を描いた小説、およびそれをもとにしたテレビドラマ『ルーツ』に登場するクンタ・キンテは、このガンビア出身の人物をモデルとしている[44]。
言語
公用語は英語である。2014年3月に当時のジャメ大統領が英語を公用語から外すと発表したことがあるものの[21]、その後具体的な動きはないままジャメ大統領は失脚し、英語はそのまま公用語として使用されている。日常生活においては、マンディンカ語、フラニ語、ウォロフ語などの各民族語が使用されている[53]。
宗教
教育
教育制度はイギリスの制度を基にしている。2015年の推計によれば、15歳以上の国民の識字率は50.8%(男性:61.8%、女性:41.6%)である[2]。2018年の教育支出はGDPの2.4%であった[2]。
高等教育機関として、バンジュール郊外のカニフィングに1999年設立のガンビア大学がある。
保健
エイズの感染率は2%(2019年推定[2])で、2007年に当時のジャメ大統領が夢にて先祖が告げたとされるエイズ治療薬(実際にはハーブや香辛料からなる薬湯)を制作。エイズ患者に抗ウイルス薬治療を止め自身が作った「治療薬」を服用するように命令し[54][55]、医療専門家らの間では「患者たちに誤った希望を抱かせる」と非難されたことがある[56]。
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治安
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人権
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