さいたま車両センター さいたま車両センターの概要

さいたま車両センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 04:41 UTC 版)

さいたま車両センター
停車中のE233系1000番台・209系
(敷地外より撮影)
基本情報
鉄道事業者 東日本旅客鉄道
帰属組織 首都圏本部
所属略号 都サイ
配置両数
電車 820両
合計 820両
備考 2023年4月1日現在のデータ[1]
テンプレートを表示

2015年3月14日に従来の「浦和電車区」から組織変更を実施し、検修部門を「さいたま車両センター」へ、運転部門を「さいたま運転区」へ名称変更した[2]

配置車両に記される略号

浦和電車区時代の所属略号
さいたま車両センター改称後の所属略号

都サイ」…首都圏本部を意味する「都」とさいたまを意味する「サイ」から構成される。

  • 浦和電車区時代は「宮ウラ」(大宮支社を意味する「宮」と、浦和の電報略号「ウラ」から構成される)。

歴史

  • 1960年昭和35年) - 着工[3]
  • 1962年(昭和37年)4月16日 - 浦和電車区開設[2]。当時は東京鉄道管理局の管轄で、略号と車両所属表記は「東ウラ」。
  • 1965年(昭和40年) - 同年に行われた国労ストでは拠点の1つとなった[4]
  • 1969年(昭和44年) - 東京北鉄道管理局発足により同管理局の管轄となる。同時に略号と車両所属表記を「北ウラ」に改称。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本に移管され、東京圏運行本部(→東京地域本社)の直轄となる。同時に略号と車両所属表記を再び「東ウラ」に改称。
  • 1998年平成10年)10月1日 - 東京支社発足により同支社の管轄となる。
  • 2001年(平成13年)4月1日 - 大宮支社の発足により同支社の管轄となる[2]。同時に略号と車両所属表記を「宮ウラ」に改称。
  • 2002年(平成14年)1月25日 - ISO9001認証取得。
  • 2007年(平成19年)3月9日 - ISO9001認証取得。認証登録範囲は「京浜東北線及び根岸線に関連する運転サービスの提供」(検修、運転部門)。
  • 2015年(平成27年)3月14日 - 運転部門をさいたま運転区に分離し[2]、さいたま車両センターに改組、同時に略号と車両所属表記を「宮サイ」に改称[5]
  • 2022年(令和4年)10月1日 - 東京支社を首都圏本部へ改称し、長野支社の車両センターと共に首都圏本部の現業機関となる。略号は「都サイ」となる。

構内

さいたま車両センター構内配線図
 大宮宇都宮高崎方面
4 3 2 1


湘南新宿ライン
宇都宮線
京浜東北線
南浦和駅
6 西船橋駅方面
5 府中本町駅方面
武蔵野線
さいたま市
川口市  ↓

 上野東京新宿方面

本センターの敷地は東西方向に約65 m、南北方向に1,600 mと細長いもので、蕨駅北方から南浦和駅の手前約650 mまで及んでおり、一駅間がほぼ車両センターとなっている[3]。広さは東京ドームの約2倍となる9万 m2と広大なものである[3]

本センターの最大留置可能数は280両である[3]。センター内には入出区線3線、洗浄線3線、電留線15線(0番線と9番 - 14番線は10両編成2本の縦列留置が可能)、交番検査線3線、車輪転削線1線、臨時修繕線2線がある[3]


  1. ^ a b 交友社鉄道ファン』2023年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
  2. ^ a b c d e ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2023夏 交通新聞社、2023年、p.68-69。ISBN 9784330024233
  3. ^ a b c d e 交友社「鉄道ファン」1997年8月号「103系から209系へ開設35周年を迎える浦和電車区」記事。
  4. ^ 国労東京地本委員長逮捕 読売新聞 1965年4月30日 夕刊9頁
  5. ^ 交通新聞社「JR電車編成表2015夏」69頁記事。
  6. ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2017夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2017年、p.356。ISBN 9784330787176
  7. ^ 交友社鉄道ファン』2019年7月号 「JR旅客会社の車両配置表」
  8. ^ JR発足後も大阪環状線大和路線などでも使用していたが、1995年4月より現行のものに変更。
  9. ^ 『鉄道ファン』 2006年7月号 交友社 POST P169


「さいたま車両センター」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「さいたま車両センター」の関連用語

さいたま車両センターのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



さいたま車両センターのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのさいたま車両センター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS