こさど丸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/20 02:26 UTC 版)
こさど丸 | |
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基本情報 | |
船種 | フェリー |
船籍 | 日本(1983-2011) インドネシア(2011-) |
所有者 | 佐渡汽船(1983-2008) 船舶整備公団 新屋敷商事(2008-2011) Pt. Dharma Lautan Utama(2011-) |
運用者 | 佐渡汽船(1983-2008) 鹿児島商船(2008-2011) Pt. Dharma Lautan Utama(2011-) |
建造所 | 神田造船所川尻工場(第276番船)[1] |
航行区域 | 沿海[1] |
船級 | JG(第二種船)[1] |
IMO番号 | 8220060 |
改名 | こさど丸(1983-2008) 屋久島丸(2008-2011) KIRANA IX(2011-) |
経歴 | |
起工 | 1982年12月5日[1] |
進水 | 1983年3月30日[1] |
竣工 | 1983年7月7日[1] |
就航 | 1983年7月 |
運航終了 | 2011年1月31日 |
現況 | インドネシアで就航中 |
要目 | |
総トン数 | 4,007 トン[1] |
載貨重量 | 1,309.95 トン[1] |
全長 | 119.00 m[1] |
垂線間長 | 110.00 m[1] |
型幅 | 20.40 m[1] |
深さ | 7.20 m[1] |
満載喫水 | 5.188 m[1] |
機関方式 | ディーゼル |
主機関 | 新潟-SEMT ピルスティク 9PC2-6L 2基[1] |
推進器 | 可変ピッチ4翼ハイスキュープロペラ 2軸2舵[1] |
最大出力 | 6,750 PS(連続)[1] |
定格出力 | 5,738 PS(常用)[1] |
最大速力 | 22.569ノット[1] |
航海速力 | 19.8ノット[1] |
航続距離 | 1600海里[1] |
旅客定員 | 1,500名[1] |
乗組員 | 50名[1] |
車両搭載数 | 大型トラック28台、乗用車40台または乗用車164台[1] |
概要
神田造船所川尻工場で建造され、1983年7月に新潟 - 両津航路に就航した。共有建造制度を利用して建造された船舶整備公団との共有船である[1]。
1993年4月、おけさ丸 (3代)の就航により、小木 - 直江津航路に転配された。本船の転配により従来、小木 - 直江津航路に就航していたこがね丸 (2代)は引退、海外売船された。
2008年3月31日、老朽化により引退。本船の引退により小木 - 直江津航路の就航船はこがね丸 (3代)のみとなり、1日1.5往復の変則運航となった。
その後、いわさきコーポレーション傘下の新屋敷商事へ6億円で売却された。2008年6月10日に引き渡された後、ランプドアの新設などの改造を行い、屋久島丸として2008年12月22日に鹿児島商船の運航で鹿児島 - 屋久島航路に就航した。本船の就航により従来、鹿児島 - 種子島 - 屋久島航路に就航していたはいびすかすは種子島折り返しとなった。しかしながら、利用低迷などにより2011年1月31日で本船は運休、屋久島航路は再び「はいびすかす」により運航される形となった。
2011年3月、インドネシアのPt. Dharma Lautan Utamaへ売却され、KIRANA IXとなった。その後、ジャワ島のスラバヤとボルネオ島のマカッサルを結ぶ航路で運航されている。
就航航路
- 佐渡汽船
- 鹿児島商船
- Pt. Dharma Lautan Utama
設計
船首船橋型の自動車渡船兼旅客船で、船型は全通船楼型である。日本初となる乗用車用可動甲板を車両甲板の両舷に装備しており、先に就航したおとめ丸 (2代)と比較して、全長が20m、総トン数が500トン増加して4,000総トン級となり、その後の佐渡汽船のカーフェリーの大型化の契機となった。
屋久島丸への改造の際に、船尾側のランプは船尾中央から右舷に移設された。
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