ちゅうろん【中論】
中論
中論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/30 01:15 UTC 版)
『中論』は、勝義諦(真諦)と世俗諦(俗諦)という2種の真理があるとする二諦説を述べる。前者は直接認識された非相対的な世界であり、後者は言語によって概念的に認識された相対的な世界である。言葉では表現できない釈迦の「さとり」は真諦であり、言葉で表現された釈迦の言葉を集めた経典などは俗諦であるとされる。さらに、龍樹は「無自性空」から「中」もしくは「中道」もほぼ同義語として扱い、釈迦の中道への回帰を説いている。
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