身体表現性障害とは? わかりやすく解説

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しんたいひょうげんせい‐しょうがい〔シンタイヘウゲンセイシヤウガイ〕【身体表現性障害】


身体表現性障害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/13 12:57 UTC 版)

身体表現性障害(しんたいひょうげんせいしょうがい、: somatic symptom disorder; 旧称: somatoform disorders)という分類について述べる。身体表現性障害の分類には、身体疾患を示唆する身体症状を示すが、それが一般身体疾患、物質の直接的な作用、または他の精神障害によって完全には説明されないことを共通とした特徴とする個々の障害が含まれる[1][2]


  1. ^ Somatoform Disorders - American Family Physician
  2. ^ American Psychiatric Association (2000), Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, Fourth Edition, Text Revision (DSM-IV-TR), ISBN 978-0890420256 .(翻訳書は アメリカ精神医学会『DSM-IV-TR 精神疾患の診断・統計マニュアル(新訂版)』高橋三郎・大野裕・染矢俊幸訳、医学書院、2004年。ISBN 978-4260118897 
  3. ^ a b 日本線維筋痛症学会「4章 鑑別診断 5.線維筋痛症と精神疾患の鑑別」『線維筋痛症診療ガイドライン〈2011〉』日本医事新報社、2011年。ISBN 978-4-7849-5423-0https://minds.jcqhc.or.jp/n/med/4/med0117/G0000378/0057  以下に同様:日本線維筋痛症学会『線維筋痛症診療ガイドライン〈2013〉』(pdf)日本医事新報社、2013年、75-76頁。ISBN 978-4-7849-5424-7http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/FMS/CPGs2013_FM.pdf 
  4. ^ a b 宮岡等、宮地英雄、大石智「精神科診療とFSS」『日本臨床』第67巻第9号、2009年9月、1726-1730頁、NAID 40016709113 
  5. ^ a b c d e f g h i j 入谷修司「精神科とのクロストーク 身体表現性障害 精神科の立場から」『神経治療学』第33巻第3号、2016年、409-412頁、doi:10.15082/jsnt.33.3_409NAID 130005279037 
  6. ^ a b c d e f g 福永幹彦「機能性身体症候群:木を見るか、森を観るか(2012年第53回日本心身医学会総会ならびに学術講演会)」『心身医学』第53巻第12号、2013年、1104-1111頁、doi:10.15064/jjpm.53.12_1104NAID 110009685655 
  7. ^ admin. “Breast Implant Illness | Symptoms, Tests, Explant, Detox” (英語). Breast Implant Illness. 2020年9月19日閲覧。
  8. ^ a b 資料10 桃井委員提出資料(心身の反応)第10回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会”. 厚生労働省 (2014年7月4日). 2018年4月15日閲覧。
  9. ^ 体内異物に関連する症状の一覧”. 体内異物と免疫反応. 2020年9月19日閲覧。
  10. ^ a b c アレン・フランセス 2014, pp. 216–219.
  11. ^ a b 『DSM-IV-TR』 §|鑑別不能型身体表現性障害
  12. ^ a b c 『DSM-IV-TR』 §身体表現性障害
  13. ^ 体内異物に関連する症状の一覧”. 体内異物と免疫反応. 2020年9月19日閲覧。
  14. ^ admin. “Breast Implant Illness | Symptoms, Tests, Explant, Detox” (英語). Breast Implant Illness. 2020年9月19日閲覧。
  15. ^ a b 『DSM-IV-TR』 §疼痛性障害
  16. ^ a b c d 『DSM-IV-TR』 §転換性障害
  17. ^ a b c Frances, A. (2013). “The new somatic symptom disorder in DSM-5 risks mislabeling many people as mentally ill”. BMJ 346 (mar18 3): f1580–f1580. doi:10.1136/bmj.f1580. PMID 23511949. 
  18. ^ a b アレン・フランセス 2014, pp. 220–221.
  19. ^ アレン・フランセス 2014, pp. 223–224.
  20. ^ a b アレン・フランセス 2014, pp. 10–11.
  21. ^ a b アレン・フランセス 2014, pp. 14–16.
  22. ^ 子宮頸がん予防ワクチンに関する意見交換会 議事録”. 厚生労働省 (2014年2月26日). 2018年4月15日閲覧。
  23. ^ 髙畑克徳、髙嶋博「自己免疫性脳症を見きわめるための新しい神経診察の提案—身体表現性障害との鑑別—」『神経治療学』第33巻第1号、2016年、9-18頁、doi:10.15082/jsnt.33.1_9NAID 130005152240 
  24. ^ 髙嶋博「Letter to the Editor:Reply」『神経治療学』第34巻第4号、2017年、472-473頁、doi:10.15082/jsnt.34.4_472NAID 130006386674 
  25. ^ 荒田仁、高嶋博「ヒトパピローマウイルスワクチン接種後の神経障害:自己免疫性脳症の範疇から」『神経内科』第85巻第5号、2016年11月、547-554頁。 
  26. ^ 木山博資「『慢性ストレスが脳を変える』 慢性ストレスによる中枢神経を起点とした恒常性維持機構の破綻」『日本薬理学雑誌』第142巻第5号、2013年、210-214頁、doi:10.1254/fpj.142.210NAID 130003382523 
  27. ^ a b c d 「〈特集〉精神科治療における処方ガイドブック」『精神科治療学』第30巻増刊号、2015年。 
  28. ^ a b c d 山下格『誤診のおこるとき―精神科診断の宿命と使命』(新装版)みすず書房;、2015年、24-36頁。ISBN 978-4-622-07930-9 
  29. ^ BREAST IMPLANT ILLNESS SYMPTOMS” (英語). Healing Breast Implant Illness. 2020年9月19日閲覧。
  30. ^ 体内異物に関連する症状の一覧”. 体内異物と免疫反応. 2020年9月19日閲覧。
  31. ^ a b イーサン・ウォッターズ、阿部宏美(翻訳)『クレイジー・ライク・アメリカ:心の病はいかに輸出されたか』紀伊國屋書店、2013年、238-248頁。ISBN 978-4314011037 


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