点群

デジタル大辞泉

てんぐん【点群】

読み方：てんぐん

コンピューターで扱う、点の集まりで表されるデータ。三次元空間における点の座標および色の情報から構成される。三次元スキャナーなどで、物体や地形を計測したデータを表現する際に用いられる。点群データ。ポイントクラウド。

透過電子顕微鏡基本用語集

点群（結晶点群）

【英】：crystallographic point group

結晶の対称性において、ある点を固定して、そのまわりに存在する対称要素の全ての組み合わせを結晶点群という。対称要素には回転(1，2，3，4，6)、回反(4-)、鏡映(m)、反転(i)があり、8個の対称要素のすべての組み合わせのうちで独立なものは32種類である。

関連する用語

• 回転軸
• 回反軸
• 鏡映面
• 反転中心
• 空間群（結晶空間群）
• 収束電子回折
• CBED

ウィキペディア

点群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/08/24 01:21 UTC 版)

数学における点群（てんぐん、英: point group）とはある図形の形を保ったまま行う移動操作のうち、少なくとも1つの不動点を持つものを元とする群のこと。

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点群

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/07/17 21:29 UTC 版)

「分子対称性」の記事における「点群」の解説

点群は数学的な「群」を形成する一連の対称操作である。点群では少なくとも一つの「点」が群の全ての操作の下で固定されている。結晶点群は三次元における並進対称（英語版）と互換性がある点群である。合わせて32の結晶点群があり、そのうち30は化学に関連している。これらの分類はシェーンフリース記号に基づいている。