属僚
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/06 14:22 UTC 版)
奉行の下僚は目付支配の者と若年寄支配の者とがいた。庭作り・刈込・山作りなどの心得がある者が抜擢され、他から役替で来た場合には拝領屋敷は無いが願い出れば長屋を拝領することができたと記録されている。 浜吟味役(はまぎんみやく)は、浜御殿の管理・運営に関わる諸々の業務を監察した。目付支配で譜代席の徒目付格。100俵高で役扶持として7人扶持が支給された。 浜御庭世話役(はまごてんせわやく)は、浜御殿の実務を世話する職。定員3名。若年寄支配で、御目見以下の抱席。持高勤で、手当金を2両支給された。『天保年間諸役大概順』では浜御殿番世話役、『吏徴』では浜御庭世話役と記載されている。 浜御殿番(はまごてんばん)は、浜御殿管理の実務を担当した。若年寄支配で、御目見以下の抱席。持高勤で、手当金を1両1分支給された。定員は26名。浜御殿番26名の中から、3名の浜御殿筆頭役(はまごてんひっとうやく)が選ばれた。筆頭役は若年寄支配で御目見以下の抱席、持高勤で手当金は2両だった。 浜御殿掃除之者(はまごてんそうじのもの)は、浜御殿の掃除を任務とした者。詳細は掃除之者を参照。 浜御殿物書役(はまごてんものかきやく)は、浜御殿に関する諸記録を作成し、それを管理する役職。浜御殿掃除之者19名のうちの1名で、若年寄支配。御目見以下の抱席。持高勤だったが、持高の他に1人扶持と勤金3分が支給された。仮抱入の者は3両2人扶持が給された。
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