アリルクロリド
塩化アリル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/21 22:28 UTC 版)
塩化アリル | |
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3-Chloroprop-1-ene
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 107-05-1 ![]() |
PubChem | 7850 |
ChemSpider | 13836674 ![]() |
UNII | V2RFT0R50S ![]() |
EC番号 | 209-675-8 |
国連/北米番号 | 1100 |
KEGG | C19316 |
ChEBI | |
ChEMBL | CHEMBL451126 ![]() |
RTECS番号 | UC7350000 |
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特性 | |
化学式 | C3H5Cl |
モル質量 | 76.52 g mol−1 |
外観 | 無色、褐色、黄色、または紫色の液体[1] |
匂い | 刺激臭、不快臭[1] |
密度 | 0.94 g/mL |
融点 | -135 °C, 138 K, -211 °F |
沸点 | 45 °C, 318 K, 113 °F |
水への溶解度 | 0.36 g/100 ml (20 °C) |
溶解度 | ジエチルエーテル、アセトン、ベンゼン、クロロホルムに溶ける |
蒸気圧 | 295 mmHg[1] |
屈折率 (nD) | 1.4055 |
粘度 | 0.3130 mPa·s[2] |
危険性 | |
GHSピクトグラム | ![]() ![]() ![]() ![]() |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H225, H302, H312, H315, H319, H332, H335, H341, H351, H373, H400 |
Pフレーズ | P201, P202, P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P261, P264, P270, P271, P273 |
NFPA 704 | |
引火点 | −32 °C (−26 °F; 241 K) |
発火点 | 390 °C (734 °F; 663 K) |
爆発限界 | 2.9–11.2% |
許容曝露限界 | TWA 1 ppm (3 mg/m3)[1] |
半数致死濃度 LC50 | 11000 mg/m3 (ラット, 2時間) 11500 mg/m3 (マウス, 2時間) 5800 mg/m3 (モルモット, 2時間) 22500 mg/m3 (ウサギ, 2時間) 10500 mg/m3 (猫, 2時間)[3] |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化アリル(えんかアリル、Allyl chloride)は、有機ハロゲン化合物である。無色の液体で、水には不溶だが、有機溶媒には溶ける。一般に製薬、農薬のアルキル化剤として使われている。また、合成樹脂の架橋剤原料としても使用され、一部の熱硬化性樹脂を構成している。毒性があり、燃えやすい物質である。
有機合成
塩化アリルは一般に有機合成化学のビルディングブロックとして用いられる。例えばシアン化すればシアン化アリル (
塩化アリルと同じ種類の言葉
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