塩化アセチル
塩化アセチル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/05 09:19 UTC 版)
塩化アセチル[1] | |
---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
|
![]() |
|
Ethanoyl chloride
|
|
別称
Acyl chloride
|
|
識別情報 | |
CAS登録番号 | 75-36-5 ![]() |
PubChem | 6367 |
ChemSpider | 6127 ![]() |
UNII | QD15RNO45K ![]() |
EC番号 | 200-865-6 |
国連/北米番号 | 1717 |
ChEBI | |
RTECS番号 | AO6390000 |
バイルシュタイン | 605303 |
Gmelin参照 | 1611 |
|
|
|
|
特性 | |
化学式 | CH 3COCl |
モル質量 | 78.49 g/mol |
外観 | 無色の液体 |
密度 | 1.104 g/ml, 液体 |
融点 | -112℃ |
沸点 | 52℃ |
水への溶解度 | 水と反応する |
磁化率 | -38.9·10−6 cm3/mol |
構造 | |
双極子モーメント | 2.45 D |
危険性 | |
GHSピクトグラム | ![]() ![]() ![]() |
GHSシグナルワード | 危険(DANGER) |
Hフレーズ | H225, H302, H314, H335, H412 |
Pフレーズ | P210, P233, P240, P241, P242, P243, P260, P261, P264, P270, P271, P273, P280, P301+312 |
NFPA 704 | |
引火点 | 4 °C (39 °F; 277 K) |
発火点 | 390 °C (734 °F; 663 K) |
爆発限界 | 7.3–19% |
関連する物質 | |
関連するカルボン酸塩化物 | 塩化プロピオニル 塩化ブチリル |
関連物質 | 酢酸 無水酢酸 臭化アセチル |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
塩化アセチル(えんかアセチル、acetyl chloride)とは、有機化合物の一種で、酢酸から誘導されるカルボン酸塩化物である。常温常圧では無色の引火性、可燃性の液体である。水と容易に反応して加水分解を受け、酢酸と塩化水素に変わる。そのため塩化アセチルは湿った空気中では白煙を生じ、通常は自然界には存在しない。不快な刺激臭を持ち、目や皮膚を刺激する。ベンゼン、エーテル、クロロホルム、石油エーテルに容易に溶ける。
塩化アセチルは、市販され容易に入手できる試薬であるが、酢酸と塩化チオニルあるいは三塩化リンとの反応で合成することができる。
- 塩化アセチルのページへのリンク