臭化アセチル

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アセチルブロミド

分子式：	C2H3BrO
その他の名称：	Acetyl bromide、Acetic acid bromide、臭化アセチル、1-Bromoacetaldehyde、1-Bromoethanal、1-Bromoethanone
体系名：	1-ブロモアセトアルデヒド、1-ブロモエタナール、アセチルブロミド、酢酸ブロミド、1-ブロモエタノン

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臭化アセチル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/10/20 17:50 UTC 版)

臭化アセチル

Structural formula of acetyl bromide Ball-and-stick model of acetyl bromide
物質名
優先IUPAC名 Acetyl bromide
識別情報
CAS登録番号	506-96-7
3D model (JSmol)	Interactive image Interactive image
ChemSpider	10050
ECHA InfoCard	100.007.329
EC番号	208-061-7
PubChem CID	10482
RTECS number	AO5955000
UNII	O18V5XYO0G
国連/北米番号	1716
CompTox Dashboard (EPA)	DTXSID5060140
InChI InChI=1S/C2H3BrO/c1-2(3)4/h1H3  Key: FXXACINHVKSMDR-UHFFFAOYSA-N  InChI=1/C2H3BrO/c1-2(3)4/h1H3 Key: FXXACINHVKSMDR-UHFFFAOYAZ
SMILES CC(=O)Br BrC(=O)C
性質
化学式	C2H3BrO
モル質量	122.95 g/mol
外観	発煙性のある、透明な液体
匂い	刺激臭
密度	1.663 g/mL
融点	−96 °C (−141 °F; 177 K)
沸点	75-77 ℃
水への溶解度	（激しく反応）
危険性
GHS表示:
絵表示
重要な用語	Danger
危険性報告	H314
予防報告	P260, P264, P280, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P321, P363, P405, P501
引火点	110 °C (230 °F; 383 K)
安全データシート (SDS)	ILO MSDS
関連する物質
関連物質	塩化アセチル ヨウ化アセチル
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。 N verify (what is  N ?)

臭化アセチル（しゅうかアセチル、英: Acetyl bromide）は化学式C₂H₃BrOで表されるカルボン酸ハロゲン化物。有機合成化学や染料の製造に使われる。

性質

発煙性と刺激臭のある無色の液体で、空気との接触により黄色に変色する。可燃性であり、火災や加熱により臭化水素や臭化カルボニルを含む腐食性の有毒ガスを生じる。水、メタノール、エタノールと激しく反応し、臭化水素を生じる。 水の存在下で、金属に対する腐食性を有する。吸湿性があり、空気中の水分により分解する。日本の消防法では危険物第4類、第三石油類に分類される

安全性

眼・皮膚・気道に腐食性があり、蒸気を吸入すると肺水腫を起こす場合がある。水生生物に対する毒性がある。

合成

酢酸と三臭化リンから合成できると考えられている。

${\ce {3CH3COOH\ + PBr3 -> 3CH3COBr\ + H3PO3}}$

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