国際競技
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:02 UTC 版)
ヨーロッパや北米などでは盛んに火縄銃も含むマズルローダー射撃競技(前装銃射撃競技)がおこなわれている(日本からも世界選手権と環太平洋選手権大会に選手を派遣している)。日本国内では日本ライフル射撃協会傘下に日本前装銃射撃連盟があり、射撃競技が行なわれている。ただし銃刀法や火薬類取締法などに基づく各種規制があるため、競技人口は極めて少ない。しかし日本製の火縄銃は高精度に製造されており、制約の多い環境下ながら日本の選手は国際大会で上位入賞することも多く、欧米の多くの選手も火縄銃種目では日本製または日本型レプリカの火縄銃を使って参加している。アジア地域で国際前装銃連盟に加盟しているのは日本のみである。 日本でおこなわれる競技は以下の通りである。「種子島銃立射」と「種子島銃膝射」では、国際ルールと同じく射距離50メートルで「日本公式種子島標的(黒点径40cm)」を使用する。「中筒(侍筒)」では、同標的で十匁玉筒(10匁の重さの弾を使用する銃)を自由姿勢にて射撃する。「ベッテリー」は「フリーピストル標的」を使用する50メートル競技で、前装銃であれば銃種を問わない(火縄銃でなくても使用でき、千葉県ライフル射場で開催される競技会に限って行われる)。他、同標的で25メートル、短筒を片手撃ちで競う「短筒」が存在する。
※この「国際競技」の解説は、「火縄銃」の解説の一部です。
「国際競技」を含む「火縄銃」の記事については、「火縄銃」の概要を参照ください。
- 国際競技のページへのリンク