共時態と通時態
(共時態 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/12 06:47 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動共時態(きょうじたい、英語: synchrony)と通時態(つうじたい、英語: diachrony)は、言語分析における2つの異なる補完的な視点である。
共時的アプローチは、その歴史を考慮せずに、ある瞬間の言語を考慮する。共時言語学は、特定の時点、通常は現在の言語を記述することを目的としている。対照的に、通時的アプローチは、歴史を通して言語の発達と変化を考慮する。通時言語学(歴史言語学)は通常、通時的な研究である[1]。
概念は、1896年から1911年までジュネーブの一般言語学教授である、スイスの言語学者フェルディナンド・ソシュールによって理論化され、彼の死後1916年に出版された一般言語学講義で初出した。
参考
- 影浦峡「言語における共時性と通時性(<特集>学術情報分野)」『学術情報センター紀要』第10号、1998年3月、pp.23 - 27
脚注
- ^ Giacalone Ramat, Anna; Mauri, Caterina; Molinelli, Piera, eds (2013). Synchrony and Diachrony: A dynamic interface. Philadelphia, Pennsylvania: John Benjamins North America. pp. 17, 18. ISBN 978-9027272072 2017年4月3日閲覧。
|
「共時態」の例文・使い方・用例・文例
- 共時態のページへのリンク