toxocara catiとは? わかりやすく解説

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猫回虫

(toxocara cati から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/22 01:42 UTC 版)

猫回虫 Toxocara cati
T. catiの成虫
分類
: 動物界 Animalia
: 線形動物門 Nematoda
: 双腺綱 Secernentea
亜綱 : 旋尾線虫亜綱 Spiruria
: 回虫目 Ascaridida
上科 : 回虫上科 Ascaridoidea
: 回虫科 Ascarididae
亜科 : トキソカラ亜科 Toxocarinae
: Toxocara
: 猫回虫 T. cati
学名
Toxocara cati
(Schrank, 1788) Brumpt, 1927[1]
和名
猫回虫

猫回虫 (ねこかいちゅう、Toxocara cati) とは、世界中に分布するネコおよびネコ科動物を宿主とするもっとも一般的な回虫。成虫は宿主の消化管に寄生する。成猫では通常は無症状であるが、幼猫への大量感染では致死的となり得る。

まれにヒトに感染し、肺[2]や肝臓などの内臓幼虫移行症を発症する事がある[3]。ヒトへの感染原因として、鳥レバー[2]や牛レバーの生食による可能性が指摘されている[2][4]

脚注

  1. ^ 日本寄生虫学会用語委員会 「暫定新寄生虫和名表」 2008年5月22日
  2. ^ a b c 山本徳栄、「食品媒介によるトキソカラ症」 『日本食品微生物学会雑誌』 2014年 31巻 1号 p.1-12, doi:10.5803/jsfm.31.1
  3. ^ 八幡勝也, 奥野府夫, 平野芳昭 ほか、「肝内に多発性微小結節を認めた猫回虫内臓幼虫移行症の1例」 『肝臓』 1989年 30巻 10号 p.1537-1542,doi:10.2957/kanzo.30.1537
  4. ^ 中辻裕司, 重本昌三, 神代尚芳 ほか、「血清学的に内臓幼虫移行症が疑われた兄弟例」 『日本内科学会雑誌』 1989年 78巻 1号 p.35-40,doi:10.2169/naika.78.35

関連項目

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