PF-89
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/25 05:25 UTC 版)
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| PF-89 | |
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| 種類 | 対戦車ロケット擲弾発射器 |
| 製造国 | |
| 設計・製造 | 中国北方工業公司 |
| 仕様 | |
| 種別 | 使い捨て式対戦車ロケット擲弾発射器 |
| 口径 | 80 mm[1] |
| 使用弾薬 | 成形炸薬弾[1] |
| 装弾数 | 1発(使い捨て)[1] |
| 全長 | 900 mm[1] |
| 重量 | 1.86 kg(発射器) 1.84 kg(ロケット弾) 3.7 kg(全重量)[1] |
| 発射速度 | 5-7 発/分 |
| 銃口初速 | 147 m/秒 |
| 有効射程 | 300 m[1] |
| 歴史 | |
| 製造期間 | 1998年-現在 |
| 配備期間 | 1998年-現在 |
| 配備先 | 中国人民解放軍 |
PF-89(中国語: 89式火箭筒)は、1990年代に中国が69式ロケットランチャー(RPG-7)の後継として開発した新世代の対戦車ロケット擲弾発射器である。
設計
PF-89は、プラスチック製の発射器の内部に1発の弾薬が密封状態で装填されており、使用後はロケット弾の再装填は行わず、発射器は廃棄する使い捨ての対戦車兵器である[1]。
発射筒上部にキャリングハンドル、下部に安全装置を兼ねた折り畳み式グリップ、左側面に折り畳み式の光学照準器がある[1]。
光学照準器は夜光機能やレーザー測距機能を持たない原始的なものであるため、夜間戦闘においては不利である。その代わり、必要最低限度の訓練で使いこなすことが可能となっている。しかし、発射時には右肩に担いで発射するようにのみ設計されており、左肩に構えた場合には光学照準器が使えないという弱点がある。
使い捨て化の結果、PF-89の重量は69式ロケットランチャーの半分近くにまで軽量化されたため、歩兵分隊の小銃手に配布することが可能となっており、中国人民解放軍の歩兵分隊の火力を大幅に向上させることが期待されている。
脚注
出典
参考文献
- 床井雅美『現代サポート・ウェポン図鑑』徳間書店、2008年8月15日。ISBN 978-4-19-892836-0。
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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