モーダル解析
振動形態を知るための実験解析。構造物の固有振動特性を知るため、ある箇所を加振して複数の箇所でその応答をみる。そのようにして得られた伝達関数を数式に置き換え、固有振動特性を知ることができる。これらの一連の解析をモーダル解析という。
モード解析
機械構造物の振動応答を求める手法。複数の固有モードが互いに独立であるとして扱える系において、力学モデルをもとに計算解析で得たモードごとに応答解析を行い、それらを加算して全体の応答波形を求めること。対象の構造物について、まず力学モデルをつくり、力の釣り合いやエネルギー原理によって数学モデルに変換し、理論解析や数値解析でこれを解いて得られる固有振動数と固有モードに対して、加振力による応答を求めて合成し、全体の応答を求めるもの。実験的な手法と区別して理論モード解析と呼ばれる。加振実験によって得た周波数応答をもとに、曲線適合なる手法で共振周波数、減衰比、振動モードを求めることができ、実験モード解析と呼ばれる。
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