クロッカス【crocus】
読み方:くろっかす
アヤメ科の多年草。早春、コップ状の黄・紫・白色などの花を開き、のち線形の葉が伸びる。ヨーロッパ・北アフリカ・西アジアの原産。寒さに強く、観賞用に栽培され、多くの品種がある。花サフラン。クローカス。《季 春》「日が射してもう—咲く時分/素十」
クローカス【crocus】
読み方:くろーかす
クロッカス
●クロッカス属は地中海沿岸や小アジア地方が原産で、およそ80種があります。ふつうに「クロッカス」と呼ばれるのは、「ダッチクロッカス(C. neapolitanus)」とその近縁種です。花色は紫色や青色、黄色に白色などと多彩です。
●アヤメ科クロッカス属の多年草で、学名は Crocus sp.(属の総称)。英名は Crocus。
クロッカス: | クロクス・コロルコウイー クロクス・フラウス クロクス・ミニムス クロッカス サフラン |
グラジオラス: | グラジオラス グラジオラス・カルネウス |
クロッカス
(crocus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/03 08:09 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動クロッカス | ||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
分類(APG III) | ||||||||||||||||||
| ||||||||||||||||||
学名 | ||||||||||||||||||
Crocus L. (1753) [1] | ||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||
Crocus sativus L.[1](サフラン) | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
クロッカス (Crocus) は、アヤメ科クロッカス属の総称、または、クロッカス属の内で花を楽しむ園芸植物の流通名。
特徴
耐寒性秋植え球根植物。原産地はヨーロッパ南部や地中海沿岸から小アジアである。晩秋に咲き、花を薬用やスパイスとして用いるサフランに対し、クロッカスは早春に咲き、観賞用のみに栽培されるため、春サフラン、花サフランなどと呼ばれる。球根は直径4cmくらいの球茎で、根生葉は革質のさやに覆われているが、細長く、花の終わった後によく伸びる。花はほとんど地上すれすれの所に咲き、黄色・白・薄紫・紅紫色・白に藤色の絞りなどがある。植物学上は、クリサントゥスCrocus chrysanthusを原種とする黄色種と、ヴェルヌスC. vernusを原種とする白・紫系の品種とは別種だが、園芸では同一種として扱われ、花壇・鉢植え・水栽培に利用されている。
栽培
球根の植え時は10月から11月で、花壇に植えるときは15cm間隔に植え付け、8 - 10cmくらい覆土する。鉢植えは、6寸鉢に6 - 7球が適当で、球根が2cmくらい土をかぶるように植える。寒さに強く、日当たりと水はけの良い所なら、植えっぱなしでもよく生育するほど丈夫である。花後葉が伸びて醜くなるが、そのままにしておき、葉が半分くらい黄ばんできたら掘り上げて分球し、乾いた風通しの良い所で貯蔵する。開花した花に水がかかると溶けるように縮んで萎れてしまうため、水やりの際はくれぐれも注意が必要である。
野生種
ギャラリー
脚注
- ^ a b "'Crocus L.". Tropicos. Missouri Botanical Garden. 40016737. 2012年8月4日閲覧。
関連項目
- crocusのページへのリンク