ワークデザイン法
アメリカのジェラルド・ナドラー博士によって1959年に発表された、IE(Industrial Engineering)技法・問題解決技法の一つである。
さまざまな問題解決を図る際に効果的に改善・改革を行うための方法論であり、機能展開と理想システムをキーワードとする。
問題解決技法の代表的な手法であるQCやIEによる問題解決技法が、分析的アプローチによる問題解決技法であるのに対して、ワークデザイン法は、本来果たしたかった目的は何だったのか、という目的を再定義するところから始め、再定義した目的を果たす新たな仕組み(システム)を構築することによって、問題の解決を図っていく演繹的発想法である。
また、システムの案を考える際に、現状の枠組み・制約をはずして自由に発想し、現状の枠組み・制約を外したところからスタートして、現実的なシステムへと集約してく発想を行うので、現状を大きく変革する、革新的なシステムを設計しやすくする。これが、ワークデザイン技法が、企業のリエンジニアリング等に大いに役に立つ、といわれる理由となっている。
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