Wembley Central stationとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Wembley Central stationの意味・解説 

ウェンブリー・セントラル駅

(Wembley Central station から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/09 14:01 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ウェンブリー・セントラル駅
Wembley Central station
2009年10月のウェンブリー・セントラル駅の入口。現在の建物とは異なる。
ウェンブリー・セントラル駅
グレーター・ロンドンの地図上でのウェンブリー・セントラル駅の位置
所在地

ウェンブリー

北緯51度33分9秒 西経0度17分48秒 / 北緯51.55250度 西経0.29667度 / 51.55250; -0.29667
行政区 ブレント
運営 ロンドン地下鉄[1]
所有者 ネットワーク・レール
駅構造 地上駅
駅コード WMB
ホーム数 6(うち供用中は4)
バリアフリー 対応 [2]
ゾーン 4
地下鉄年間乗降員数
2007 3.168百万人[3]
2008 3.500百万人[3]
2009 4.228百万人[3]
NR年間乗降員数
2006–07 0.751 百万人[4]
2007–08 1.007 百万人[4]
2008–09 1.125 百万人[4]
2009–10 1.619 百万人[4]
2010–11 2.213 百万人[4]
歴史
1842年 (1842) 開業(サドベリー (Sudbury) 駅として)
1842年 サドベリー (Sudbury) 駅として開業
1882年5月1日 サドベリー・アンド・ウェンブリー (Sudbury & Wembley) 駅と改称
1910年11月1日 ウェンブリー・フォア・サドベリー (Wembley for Sudbury) 駅と改称
1917年4月16日 ベイカールー線乗り入れ
1948年 ショッピング・アーケード内に地上の駅舎が完成
1948年7月5日 ウェンブリー・セントラル駅と改称
1982年9月24日 ベイカールー線乗り入れ中止
1984年6月4日 ベイカールー線乗り入れ再開
2008年6月 再開発のため駅舎を撤去
その他
外部リンク
WGS84 北緯51度33分09秒 西経0度17分48秒 / 北緯51.552633度 西経0.29663度 / 51.552633; -0.29663座標: 北緯51度33分09秒 西経0度17分48秒 / 北緯51.552633度 西経0.29663度 / 51.552633; -0.29663
テンプレートを表示

ウェンブリー・セントラル駅(ウェンブリー・セントラルえき、英語: Wembley Central station)は、ロンドンブレント区にある、ウェスト・コースト本線ワットフォード直流線英語版地下鉄ベーカールー線)のである。ロンドン北西部ウェンブリーのハイ・ロード (High Road) に位置している。

ロンドン地下鉄ベイカールー線、ロンドン・オーバーグラウンド、ロンドン・ノースウェスタン・レールウェイ(ウェスト・ミッドランズ・トレインズ)、サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ)の列車が乗り入れている。西側の1・2番線がワットフォード直流線(ベーカールー線とロンドン・オーバーグラウンド)に、残りの3 - 6番線がウェスト・コースト本線(ロンドン・ノースウェスタン・レールウェイとサザン)に割り当てられているが、3・4番線は急行線ホームのため通常ほとんど使われない。近隣のウェンブリー・スタジアムで大規模なイベントが行われる際には、ロンドン・ノースウェスタン・レールウェイの列車のうち、通常当駅を通過する列車が臨時停車する。

歴史

  • 1837年7月20日ロンドン・アンド・バーミンガム鉄道英語版が開通。
  • 1842年、サドベリー (Sudbury) 駅として開設。
  • 1882年5月1日、サドベリー・アンド・ウェンブリー (Sudbury & Wembley) 駅と改称。
  • 1910年11月1日ロンドン・アンド・ノース・ウェスタン鉄道英語版新線(ワットフォード直流線の前身)の開業に合わせて、ウェンブリー・フォア・サドベリー (Wembley for Sudbury) 駅と改称。
  • 1917年4月16日、ロンドン・アンド・ノース・ウェスタン鉄道新線を利用したベーカールー線の乗り入れ開始。
  • 1936年、ショッピング・アーケードとともに地上の駅舎が改築が着手される。
  • 1948年、オリンピック開催の準備としてウェンブリー・スタジアムの改修が進められる。
  • 1948年7月5日、ウェンブリー・セントラル駅と改称。
  • 1960年代、駅プラットフォームの上を塞いで駅前広場 (Station Square) が設けられ、ほぼ現在のレイアウトが形作られる。
  • 1982年9月24日、ベーカールー線乗り入れ中止。
  • 1984年6月4日、ベーカールー線乗り入れ再開。
  • 2007年11月、駅の管理がシルバーリンクからロンドン地下鉄へ移管される。
  • 2008年6月、再開発のため、1936年から1948年にかけて建設された駅舎の解体が着手される。
  • 2009年2月、サザンが運行するイースト・クロイドン行きの列車の停車本数が増え、月曜日から土曜日の日中は毎時1本となった。

運行

ウェンブリー・スタジアムオリンピック・ウェイ英語版、ウェンブリー・セントラル駅(図の左下)、ウェンブリー・パーク駅英語版、ロンドン北部環状道路(A406 North Circular Road、図の右下)の位置関係を示す地図。

ウェンブリー・セントラル駅は、(近年まで1940年代のショッピング・アーケードを挟んで)駅舎前の道であるハイ・ロードが駅付近で高い位置に上がっているため、また、プラットフォームが駅前広場となっている人工地盤の下に塞がれているため、あたかも地下鉄駅であるように見えるが、実際には周辺の土地と同じかそれよりも高い位置にあり、1960年代におけるウェスト・コースト本線の電化の時期に現在の姿に改築されている。この区間はウェスト・コースト本線の急行線、緩行線とワットフォード直流線の三複線となっており、この駅はユーストン駅からみて最初の全ての線路にホームを持つ駅である。

ウェスト・コースト本線のプラットフォームである3番から6番線を列車が高速で通過すると風洞のような効果で、プラットフォーム上の乗客に危険な風が起こる。このため、これらのプラットフォームは停車する列車が接近したときにだけ開かれるようになっている。当駅で降車した乗客はいったんプラットフォームの端に誘導された後、スタッフの指示に従って駅から出ることになる。プラットフォームへの扉が開くのは、列車の到着予定時刻の5分前からである。

2006年には、安全に配慮した設備の近代化が行なわれた[5]

ウェンブリー・スタジアムで大きなスポーツ・イベントや政治集会、コンサートなどがある際には、通常は通過している列車がこの駅に臨時停車することがある。しかし、アヴァンティ・ウェスト・コースト英語版の列車については駅のホーム長を超え、停車すると客の乗降に時間がかかってしまうため、同社の列車は当駅への臨時停車はせず、代わりにワットフォード・ジャンクション駅ミルトン・キーンズ・セントラル駅英語版 に臨時停車してロンドン・ノースウェスタン・レールウェイの列車との乗り換えを可能にしている。なお、こういった日には鉄道警察の警察官が、この駅や、ワットフォード・ジャンクション駅ユーストン駅の間を運行する列車内に配置される。

改修工事

2006年には、駅のロンドン側の端(南端)に、C Spencer Ltd によって乗客用の跨線橋が設けられ、ウェンブリー・スタジアムでイベントがある日に臨時通路として使用されるようになった。通常のアクセスは駅の「カントリー」側の端(北端)にある。つまり、この跨線橋は通常は閉鎖されていて、スタジアムが使用される日にだけ使用されるものである[6]

また、最近1番線と2番線のプラットフォームの床が改修され、彫刻が施されたスチールのクラッディングパネルが設置された。駅職員が使用する施設も新しくなり、公衆トイレも設置された。

2011年から2012年にかけて、オリンピックに向けた準備として、駅舎の入口から1番線と2番線のプラットフォームまで、2基のエレベーターと1基の車いす用階段昇降機が新設され、初めて段差のない移動ルートが確保された。トイレもバリアフリーなものに改修された。また、プラットフォーム2本の8両編成対応への延長も行なわれた。改修計画には全体で250万ポンドが投じられた[7]

再開発

2008年6月、この駅周辺を管轄する地元自治体であるブレント・ロンドン特別区は、ウェンブリー・セントラル・スクエア英語版計画の一環として、再開発のために駅舎を解体することを計画し、建設会社 St. Modwen によって、新たな集合住宅商店オープン・スペースが設けられることになった。

バス

ロンドンバスの路線では、18798392182204223224297H17、深夜運行のN18が、駅前を通っている。

ギャラリー

隣の駅

ロンドン交通局
ロンドン地下鉄ベーカールー線
ストーンブリッジ・パーク駅 - ウェンブリー・セントラル駅 - ノース・ウェンブリー駅英語版
ロンドン・オーバーグラウンドワットフォード直流線英語版
ストーンブリッジ・パーク駅 - ウェンブリー・セントラル駅 - ノース・ウェンブリー駅
ナショナル・レール
ロンドン・ノースウェスタン・レールウェイ(ウェスト・ミッドランズ・トレインズ
ユーストン駅 - ウェンブリー・セントラル駅 - ハーロウ&ウィールドストーン駅
サザン(ゴヴィア・テムズリンク・レールウェイ
シェパーズ・ブッシュ駅 (ウェスト・ロンドン線)英語版 - ウェンブリー・セントラル駅 - ハーロウ&ウィールドストーン駅

出典・脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ Step free Tube Guide (PDF)”. Transport for London. 2015年6月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月9日閲覧。
  2. ^ a b c Multi-year station entry-and-exit figures (XLS)”. London Underground station passenger usage data. ロンドン交通局 (2014年). 2015年3月31日閲覧。
  3. ^ a b c d e Station usage estimates”. Rail statistics. Office of Rail Regulation. 2015年3月31日閲覧。 注記:統計手法は年により異なる場合がある。
  4. ^ wembleyway newsletter”. London Borough of Brent. p. 3 (2005年11月). 2011年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年2月5日閲覧。
  5. ^ Wembley Central Station Plan”. Network Rail. 2013年2月5日閲覧。
  6. ^ Wembley Central station to be step-free in time for the Olympics” (2011年9月1日). 2013年2月5日閲覧。

外部リンク


「Wembley Central station」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Wembley Central station」の関連用語

Wembley Central stationのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Wembley Central stationのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウェンブリー・セントラル駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS