W154レコルトワーゲン(1939年)
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「モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ」の記事における「W154レコルトワーゲン(1939年)」の解説
1939年はW154を使って、排気量がより小さい国際D級(2,001 - 3,000cc)の記録更新に挑んだ。この年はスタンディングスタートの記録も更新すべく、2種類のボディを用意した。 スタンディングスタート仕様の車両は流線形のボディに車輪のみを覆った形態とし、フライングスタート仕様は前年のW125レコルトワーゲンとほぼ同様のボディが架装された。グランプリレースで使用される通常のW154のCd値は0.54だが、速度記録用のボディ変更により、スタンディングスタート仕様は0.406、フライングスタート仕様は0.184にまで低減された。 この車両による走行は新設されたデッサウ~ビターフェルト間のアウトバーンで行われ、1939年2月9日に両仕様を使ってフライングスタート(km・マイル)、スタンディングスタート(km・マイル)のどちらのクラス記録も更新した。 その5日後の2月14日にも走行が行われ、結果的にこれがメルセデスチームが最高速度記録に挑んだ最後の走行となった。
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