V型8気筒OHV(排気量=3,528cc、最高出力=137仏馬力/5,000rpm、最大トルク=26.6kgm/2,900rpm、欧州仕様)
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MGB GT V8に搭載されたエンジン。「BMC Bタイプ」の4気筒と比べて排気量は倍近くまで増やされたが、オールアルミ合金製の構造により、エンジン重量は「BMC Bタイプ」の4気筒と比べて、むしろ40ポンド(約18kg)も軽く仕上がった。その結果、MGBの美点である軽快なハンドリング性能をスポイルすることなくパワー増大が可能となり、MGCでの汚名を返上できた。 このエンジンは元々GMにより設計され、1961年にビュイック・スペシャルに搭載されて市販されたもので、軽量・コンパクトという美点を備えていたが、アメリカ市場ではアルミ合金製ゆえのメンテナンス問題を抱えて短期間で製造中止された。後にローバーに設計・ツールが譲渡され、ローバー・V8エンジン」として、ローバー・P5・P6やレンジローバー、モーガン・プラス8等に搭載されたエンジン。MGB GT V8に搭載された後は、3.9L版も用意される等して、永きに渡り様々な車種に搭載されていった銘機である。このエンジンを搭載したMGB GT V8は、MGCと並んで現代では稀少車の部類に入る。
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